「生きる」をもっと深く味わうための新しい学びのプロジェクト「たちばな教養学校(まだ名前のない学校)」 学頭:河野通和 2023年4月開講
――ケアに生かされた寛容な社会をめざして――
京都橘大学(京都市山科区、学長:日比野英子)は、生きる手応えをもっと実感したい人たちのために、新しい学びのプロジェクト「たちばな教養学校(まだ名前のない学校)」を2023年4月に開講します。
学頭には、河野通和氏(編集者・読書案内人・本学客員教授)をお迎えします。
このプロジェクトでは、自然や生命のなりたち、社会のあり方、私たちの生き方を問いながら、「ともに学ぶ」を通して、自他の関係を見直し、<ケア>の精神に生かされた寛容な社会をめざします。
学頭には、河野通和氏(編集者・読書案内人・本学客員教授)をお迎えします。
このプロジェクトでは、自然や生命のなりたち、社会のあり方、私たちの生き方を問いながら、「ともに学ぶ」を通して、自他の関係を見直し、<ケア>の精神に生かされた寛容な社会をめざします。
- 「たちばな教養学校(まだ名前のない学校)」プロジェクト概要
学校名称:まだ名前のない学校 *名前が決まり次第、お知らせします。
開講年月:2023年4月
開講場所:京都橘大学
定 員:対面:100名程度 *オンデマンドは定員設定なし。
受講対象:一般社会人および京都橘大学の学生
講座構成:1テーマにつき、90分×8回を予定
講 師:本学教員および外部講師を招聘する
履修形態:公開講座(有料)として開講
※ 本学学生は、受講料を無料とし、単位の認定等も可能にする予定です。
受講形態:対面およびオンデマンド配信
- 開講趣旨・目的
これまでにないIT技術の進化により、質の高い生活を送るための社会基盤が整備される一方で、生産性、合理性、目的重視を基調にした経済万能主義をもって、自分の人生や他者の人生を眺めてしまう傾向があります。「多文化協働社会」や「ダイバーシティ&インクルージョン」など、他者を認め合い、協働しながら新しい価値を創造することの重要性が指摘されるいまだからこそ、自分と異質なものを排除したり、同質化するのではなく、多様なものがお互いを支え合う共生のあり方が重要になってくると考えます。
「たちばな教養学校(まだ名前のない学校)」プロジェクトでは、多様な他者との共助・協働=<ケア>の精神に支えられた寛容な社会をめざしたいと思います。
ここでは、何かの答えを得るための学びではなく、「問うこと」そのものに意味を見出せる学びの場をめざします。日常の生活や仕事にすぐ役立つ答えではなく、自分の悩み、疑問、好奇心に基づき、人の話を聴き、本を読み、対話する営みを通して、自分と異なるものを受け入れ、折り合いをつけ、他者とともに自らの「生きる」を深めていく。学びを通じた予想外の出会いから起こる自らの変化を楽しみ、人と人とのつながりやそれぞれの人生を豊かにするきっかけとなる学校をめざします。
- 今後の予定
2023年2月以降 連続講座テーマ公開、受講生募集スタート
2023年4月 「たちばな教養学校(まだ名前のない学校)」開講
*2023年4月の開講までに、公開型のプレ企画を数回予定しています。
- 学頭・河野通和 氏 プロフィール
1978年、中央公論社(現中央公論新社)入社。おもに雑誌編集にたずさわり、「婦人公論」「中央公論」編集長を歴任。取締役雑誌編集局長兼広告統括部長を最後に、2008年、同社退社。2009年、日本ビジネスプレス特別編集顧問に就任。2010年、新潮社に入社し、季刊誌「考える人」編集長を6年9ヵ月務める。その間、週に一度配信した編集長のメールマガジンは1万8000人超の登録者に愛読され、『言葉はこうして生き残った』(ミシマ社)、『「考える人」は本を読む』(角川新書)の2冊の著書となる。2017年3月、同社を退社。
翌月、株式会社ほぼ日入社。「ほぼ日の学校(のちに學校)」学校長を務める。2021年10月末に退社。「河野文庫」を立ち上げ、編集者・読書案内人として活動する。
2022年4月より京都橘大学客員教授となり、現在にいたる。
- 学頭・河野通和 氏からのコメント
いまいる環境になじめない、先の見えない不安に襲われる、生きづらい……私たちの人生や社会は、容易に答えの見つからない厄介な事柄に溢れています。そんな岐路に立たされた時、思いがけない出会いや体験が、あなたを支えてくれるかもしれません。それこそが「生きた教養」だと思います。この講座を通して、あなたのなかの何かが変わり、視野が少し広がって、明日に向かう勇気と希望が湧いてくることを祈ります。
- 河野学頭が考える「ケア」の精神
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