【挑戦】店内物流の無人化

株式会社ＦＵＪＩ

2022年12月20日 15時00分

株式会社ＦＵＪＩは、カゴ車を店舗内の目的地点まで自動で搬送するソリューションを開発。株式会社カインズの一部店舗にて、実現可能性と機能性確認を目的とした実証実験を2022年7月から行っている。

営業終了後の店内にてカゴ車を搬送するロボットの様子

　小売業界では、物流センターなどから商品を店舗に配送している。これら配送の自動化として、トラックの自動運転など様々な先進的な取り組みが社会実装され始めている。

　一方、店舗内では商品を各棚へ陳列するまでに、多くの人の手が介在している。店舗スタッフには顧客体験（CX）の最大化に注力して欲しいため、カゴ車を陳列棚近くまで運ぶ作業は、自動化されるべきとFUJIは考えた。
　本ソリューションでは納入されたカゴ車にタグを貼り付けておくだけで、ロボットが自動でカゴ車を認識し、店舗内の任意の目的地点へ搬送する。閉店後の真っ暗な店内で自動搬送することで、営業終了後の店舗に生産性を付与する。

「NRF2023：RETAIL’S BIG SHOW」への出展
　世界最大規模のリテールカンファレンス「NRF Retail’s Big Show」にて、開発中の本ソリューションの一部が採択された。世界最薄クラスの低床を特徴としたモデルを出展する。