LINK-J、東京都の多様な主体によるスタートアップ支援展開事業「TOKYO SUTEAM」の協定事業者に採択
~ライフサイエンス系スタートアップのUK・欧州進出を支援しエコシステム構築促進~
■採択の背景・目的
東京都は、令和4年11月に策定したスタートアップ戦略「Global Innovation with STARTUP」内の目標「10x10x10(5年で、東京発ユニコーン数10倍、東京の起業数10倍、東京都の協働実践数10倍)」達成のため、多様な主体によるスタートアップ支援展開事業「TOKYO SUTEAM」を開始し、東京都と協働してスタートアップを支援する事業者を「協定事業者」として募集いたしました。本事業は、東京都と協定事業者の連携による新たなスタートアップ支援の展開と、協定事業者同士のネットワーク化をもって、東京のスタートアップ・エコシステムを強化、スタートアップの創出と成長を図ることを目的としています。
LINK-Jはこれまで、交流・連携を目的とした各種イベント・プログラムをはじめとする様々なサービスの提供を通して、ライフサイエンス領域のスタートアップを支援し、エコシステム構築を促進してまいりました。2023年1月には、東京都が実施する創薬・医療系スタートアップ育成支援事業「Blockbuster TOKYO」のエコシステム形成支援者(プロモーター)にも採択されています。
LINK-Jは、優れた科学力や投資環境、スタートアップ支援の充実度から、UKをスタートアップによる海外進出のエントリーポイントとして魅力的な市場と捉えています。「TOKYO SUTEAM」においては、LINK-JのもつUK・欧州コミュニティを活用し、UKでの事業開発サポートや欧州への渡航サポートなどを通してスタートアップのUK・欧州への進出を支援し、東京-UK間の有機的なつながりを強化するとともに、自己進出・自己拡大するエコシステムの構築を目指します。ライフサイエンス系スタートアップのUK進出を支援することが、東京都の目指すスタートアップ・エコシステム強化の一助となると考えます。
※TOKYO SUTEAMサイト https://tokyosuteam.metro.tokyo.lg.jp/
■本事業での取り組み
本事業では、日本国内のライフサイエンス系スタートアップの海外進出マインドと、特にUKを中心とした欧州市場を海外進出のエントリーポイント/足掛かりとして活用する機運を醸成し、ロールモデルとなる成功例の創出を図ります。本事業への参加スタートアップの募集開始は、2024年初頭を予定しています。
本事業での3つの取り組み |
① メンタリング/事業開発支援:スタートアップに、メンタリングやレクチャーを日本とUKで実施 ② 展示会参加支援:最大8社のスタートアップに、BIO EUROPEおよびSusHi Tech Tokyoへの出展機会を提供 ③ プロモーション支援:本プログラムのWEBサイト等デジタル上のプロモーション支援や現地でのネットワーク構築支援、政府機関等との共催イベントの開催を通じ、日英の連携を広く周知 |
① メンタリング/事業開発支援
【Advancedコース(最大3社)】
・日本での複数週間のメンタリングセッション(メンタリング、フィードバックセッション、フォローアップ)と、UK現地でのメンタリング実施
・対面商談の機会を提供
【Basicコース(最大5社)】
・UKメンターによる2回のレクチャー
・LINK-Jメンターによる2回のピッチアドバイス
② 展示会参加支援
【BIO EUROPE】
・展示ブーススペースの提供
・1社につき1名の渡航費(航空券+宿泊)補助
【SusHi Tech Tokyo】
・展示ブーススペースの提供
・パネルディスカッション、ショーケース、ネットワーキングなどの隣接イベントの実施
③ プロモーション支援
・本プログラムのウェブサイトやニュースレターなどのデジタル・プロモーション・チャネルを設け、参加スタートアップのプロモーションを支援
・BIO EU開催期間中に、参加スタートアップの紹介やビジネス関係者とのネットワーキングを促進する「Japan Night」イベントを開催
・人材マッチングイベントによる現地人材との交流機会を提供
・政府機関等(英国大使館、東京都)との共催イベントを通じて、本イニシアチブを紹介
・プログラム終了後のコミュニティ強化のためのポストイベントを開催
■一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)について
LINK-Jは、三井不動産株式会社と産学の有志が中心となって設立した一般社団法人です。医薬関連企業が集積する東京・日本橋エリアを本拠点に、産官学連携によるライフサイエンス領域でのオープンイノベーションを促進し、新産業創造を支援することを目的としています。医学をはじめ、理学や工学、ICTや人工知能といった新たなテクロノジーなど、あらゆる科学の複合領域であるライフサイエンス領域において、分野を超えた内外の人的交流・技術交流を促進していきます。https://www.link-j.org/
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