「障がい者という言葉をこの国からなくす」ミッション実現へ！4億円調達、ロールアップ戦略で全国支援体制を構築

株式会社シーアイ・パートナーズ

2025年12月18日 10時00分

株式会社シーアイ・パートナーズ（本社：大阪市、代表取締役CEO：家住教志）は、この度、障がい児向けの通所支援事業（児童発達支援／放課後等デイサービス）及び、就労支援事業のさらなる事業エリア拡大と地方都市への重要拠点獲得を目的として、HIRAC FUNDをリードインベスターに迎え、企業9社および個人投資家を引受先とする総額4億円の第三者割当増資（シリーズBラウンド）による資金調達を実施したことをお知らせいたします。

左から、HIRAC FUND Director　檜山悠太朗様、当社代表　家住教志

■ 本資金調達の目的と背景

当社は「障がい者という言葉をこの国からなくす」というミッションを掲げ、「Everyone is a star.」（誰もが輝く存在だ）というメッセージと共に、一人ひとりの未来を輝かせるトータルライフパートナーとして活動しています。私たちは、従来の業界や制度の狭間にあった課題に対し、真正面から取り組んでまいりました。その実現のため、新たな視点に基づいた施設設計と革新的な事業モデルを構築し、障がいのある方々が地域社会の中で共に成長し、社会的自立につながる多様な成長の場を広げています。

この度、調達した資金は、このモデルを全国へ展開していくための重要な基盤となります。特に、地方都市における重要拠点の獲得を加速させるとともに、当社のミッションと想いを共有し、共に事業を推進・達成するための仲間づくりを目的としています。

今後、一定期間におけるロールアップを効果的に進めるための戦略的資金として活用し、支援が必要な方々へ質の高いサービスを届ける体制を全国で迅速に確立してまいります。

＜資金調達概要＞

■調達金額：4億円

■調達方法：第三者割当増資

■引受先（順不同）

HIRAC FUND2号投資事業有限責任組合　
加賀電子株式会社
紀陽成長支援2号投資事業有限責任組合
京信イノベーションC3号投資事業有限責任組合
KCAPベンチャー1号投資事業有限責任組合
ごうぎんご縁結び1号投資事業有限責任組合
佐銀ベンチャーキャピタル投資事業有限責任組合第六号
THESEED3号投資事業有限責任組合
株式会社ユカリア
中野美加氏（株式会社ライフ・アンド・シード　代表取締役）

■資金使途：ロールアップによる拠点獲得（事業承継資金）

■投資家のみなさまからのコメント（順不同）

マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社　HIRAC FUND Director　檜山　悠太朗様

運営の適正化が難しい福祉領域において、M&Aを通じた本部機能の集約と現場の最適化を両立させる貴社独自のモデルには、売上拡大可能性と堅実な利益創出の蓋然性があると確信し、この度出資をさせていただきました。

関西のみならず関東・東北への進出を見据える今後は、全国の地銀LPや事業会社ネットワークを活用した事業展開のサポートに加え、中長期で事業が持続可能な資本政策のデザインなど、ファイナンス面での貢献をさせていただければと考えております。

コーポレートサイト：https://www.hirac.co.jp/

加賀電子株式会社　取締役上席執行役員経営企画室長　糀谷　仁志様　

この度は、出資機会にめぐまれ、ご支援させていただくに至りました事を嬉しく感じております。

障がい者を取り巻く社会環境の中で、シーアイ・パートナーズ様は、福祉制度の改訂に適切に対応できるチームを有しており、需要に則ったサービス提供をされている事と認識しております。全国の需要者に対して必要な支援が提供される様に、ロールアップ戦略により事業範囲の拡大がすすむ事が社会課題の解決につながるものと期待しております。

加賀電子グループは、シーアイ・パートナーズ様の成長に貢献し、社会課題の解決に取り組んで参ります。

コーポレートサイト：https://www.taxan.co.jp/

紀陽キャピタルマネジメント株式会社　代表取締役　西川　隆示様

紀陽銀行グループには障がい者の雇用機会創出に取り組む「特例子会社」があり、グループ全体で障がい者が長期に活躍できる仕組づくりや地域社会との共生を目指しています。シーアイ・パートナーズ様は「障がい者という言葉をこの国からなくす」というミッションを明確に掲げ、障がい者が個性を活かし自立する社会を目指し取り組んでいます。児童発達支援から就労移行支援までの「トータルサポート体制」を構築するなど、真摯に向き合う姿勢・企業文化に共感し、投資させていただきました。福祉業界の質を高め、業界の変革を牽引する企業として、事業拡大余地は大きく成長性は高いと考えています。今後は紀陽銀行グループとしてもあらゆる支援をさせていただく所存です。

コーポレートサイト：https://www.kiyo-capital.co.jp/

株式会社京信ソーシャルキャピタル　投資部　中出　翔様

この度は、株式会社シーアイ・パートナーズ様への投資機会をいただけた事、大変嬉しく思います。家住社長が目指す「すべての人が輝ける社会」の実現に向けて、グループ各社が一丸となって事業に取り組む姿に強く感銘を受け、また、利用者の発達段階に応じたサービスモデルは、ミッションの実現に向けて有効な経営方針であると考え、投資をさせていただきました。

弊社も地域金融機関の一員として、すべての人が輝ける社会の実現に向けて、サポートしてまいります。

コーポレートサイト：https://kscapital.jp/

ごうぎんご縁結び1号投資事業有限責任組合　無限責任組合員　

ごうぎんキャピタル株式会社　代表取締役社長　井田　修一様

山陰合同銀行グループでは20年ほど前から、知的障がい者の方の就労事業所「ごうぎんチャレンジドまつえ」を開設するなどして、障がい者の方の自立支援に積極的に取り組んでおります。今般の出資につきましては、シーアイ・パートナーズ社が掲げるミッションに強く共感したことから決定しました。また当社は山陰合同銀行のお取引先でもあり、銀行と連携して取り組みさせていただきました。当社の更なる飛躍を祈念し、今後も銀行グループ一体となって当社を応援してまいります。

コーポレートサイト：https://www.g-cp.jp/

株式会社佐銀キャピタル＆コンサルティング　代表取締役　下枝　直人 様

この度、株式会社シーアイ・パートナーズ様の株主となれたことを大変うれしく思います。国内における障がい者人口が増加の一途をたどる中で、教育や就労、医療分野における障がい当事者を取り巻く様々な課題が存在しています。同社はこの課題解決のために、独自の養育プログラムや企業連携を通じて各人の個性を引き出し、障がい者の社会的自立をシームレスに支援しています。また、放課後等デイサービス事業者のロールアップモデルを通じて、全国各地の優良施設を承継することで多様なサービスを展開し、職員にとっても働きやすい環境を整える点を高く評価し、本ラウンドでの参画に至りました。佐賀銀行グループとして、今後の更なる成長をご支援して参ります。

コーポレートサイト：https://www.sagin-capital.co.jp/

THE SEED General Partner　廣澤　太紀様

創業者である家住様の原体験に基づく熱い思いと、それを具体的に実現しうる経験豊富なチームの存在に、深い共感と確信を覚え、出資させていただきました。

現在、全国各地に素晴らしい就労支援事業が存在する一方で、その提供価値の高さが必ずしも業績と連動せず、事業継続が困難になるという構造的な課題があることも理解しております。

CIパートナーズ様が、日本全国の志ある事業者様との提携やグループインを通じて、その素晴らしい価値提供をさらに強固なものとし、社会になくてはならない存在としてますますの発展、成長されることを強く期待しています。

コーポレートサイト：https://theseed.vc/

株式会社ユカリア　執行役員　経営戦略本部　副本部長　高橋　典久様

超高齢社会の日本では、医療・介護・福祉の現場において人材不足や財政制約といった課題が深刻化しています。これらの課題を解決するためには、これらの現場を包括的に支援する、持続可能な仕組みづくりが不可欠だと考えています。

ユカリアグループは「ヘルスケアの産業化」をビジョンとして掲げ、変革を通じて医療・介護のあるべき姿の実現に取り組む中、シーアイ・パートナーズのビジョン「障がい者という言葉をこの国から無くす」に共感しました。また、児童期から成人期まで切れ目なく支援する独自モデルの再現性・成長性に期待し、医療・介護・福祉がシームレスにつながる社会を共に構築できると考えたことから、投資を決定しました。

コーポレートサイト：https://eucalia.jp/

京都キャピタルパートナーズ株式会社　ベンチャー投資部　プリンシパル　長澤　昌太様

資金調達が無事に完了されましたこと、誠におめでとうございます。また、今回の資金調達において、シーアイ・パートナーズ社とご縁をいただけましたこと、改めて感謝申し上げます。

社会変革型プラットフォームの構築を目指すシーアイ・パートナーズ社の経営方針や、グループジョイン後も創業者が業務に集中できるような経営体制は、業界における課題解決につながり、ますます存在感を発揮されると期待し、投資させていただきました。

今後はシーアイ・パートナーズ社の目指す世界観の実現に向けて、京都フィナンシャルグループのリソースを活用して支援してまいります。

コーポレートサイト：https://www.kyotokcap.co.jp/

■資金調達を経て今後の展望

1. 創業背景とこれまでの成長

当社は、障がい児の親、企業の障がい者雇用の人事、そして福祉施設経営者、それぞれの立場での経験を通じ、障がい者を取り巻く社会課題の解決を目指す福祉ベンチャーとして創業・運営してまいりました。

これまで、エンジェル投資家様をはじめ、福祉や医療の専門家、企業様など、多くの方々から手厚いご支援を賜り、10年間右肩上がりの成長を続けることができました。心より感謝申し上げます。

2. 私たちが乗り越えるべき課題

福祉業界や制度の狭間には、いまだに障がいが生み出される構造的な未解決の課題が多くあり、現状、弊社の仕組みや規模では、まだ根本的な解決に至るサービス提供ができておりません。福祉業界においても、その解決方法や仕組み自体が確立されておらず、医療、保育、教育、企業それぞれのステージにおいて手付かずの課題が多くあります。こうした課題を解決できる会社こそが、私たちシーアイ・パートナーズでありたいと考えています。