S.C.P. Japanがセーフスポーツデーに合わせて、スポーツ現場の子どもの安心・安全を守るための「コーチからの約束」をまとめたリーフレットを作成。
リーフレットの作成にあたり子ども会議を開催。各スポーツ団体においても、子どもとおとなが話し合い合い内容を決めることで、独自の(コーチからの)約束を掲載した、オリジナルリーフレットを作成できます。
8月8日はSafeSportDay(セーフスポーツデー)です。スポーツ現場で子どもの権利を守るために、スポーツ関連団体が中心となりグローバルに様々なアクションが展開されています。
⼀般社団法⼈S.C.P. Japan(以下「S.C.P. Japan」と表記)では、スポーツに参加をする子どもたちの安心・安全を守るための取り組み「子どものセーフガーディング(※1)」を、これまで様々な形で進めてきました。
この度、S.C.P. Japanはセーフガーディングの取り組みの一環として、スポーツ現場で子どもの権利を守るために「みんなで守ろう!子どもの権利 〜一人ひとりが安心してスポーツに参加できるようコーチからの約束〜」と題したリーフレットを、認定NPO法人 CAPセンター・JAPAN様にご協力いただき作成しました。
(※1)子どものセーフガーディングとは:
関係者による虐待や搾取など、子どもの権利に反する行為や危険を防止し、安心・安全な活動と運営を目指す組織的取り組みです。疑念が生じた場合の対応と再発防止も含む包括的なものです。(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンHPより https://www.savechildren.or.jp/about_sc/quality1.html)
<コーチからの約束(S.C.P. Japan バージョン)>
制作:一般社団法人 S.C.P. Japan
協力:認定NPO法人 CAPセンター・JAPAN
また、リーフレットを作成するにあたり、オンラインで「子ども会議」を開催しました。子どもたち自身が、どのような権利を持っているのかを理解し、どんなことをコーチにされたくないのか、されたくないことを防ぐためにどんな約束をコーチがする必要があるのかを話し合いました。子どものことは子どもが決める権利があり、その力を子どもたちはもっています。子どもたち一人ひとりがもつ力が最大限生かせる場を作ることが、安全で安心なスポーツ現場につながるとS.C.P. Japanは考えています。
※写真:子ども会議の様子
S.C.P. Japanでは、このリーフレットを活用して、活動に参加をするすべての子どもたちに「子どもの権利」と子どもの権利を守るための「コーチからの約束」について伝えていきます。そして、この約束がきちんと守られているかを子どもたちと常に見直し、子どもたちの力を借りながら、安心・安全な活動環境をつくっていきます。
<S.C.P. Japanでの主な活用方法>
・定期的な活動では、年度はじめなどに子どもと保護者にリーフレットを配布し、内容の説明と、セーフガーディング担当者についてお知らせします。その後、いつも見えるところにリーフレットを掲示し、定期的に「コーチからの約束」を子どもたちと一緒に振り返ります。
・単発のイベントでは、申し込み段階から、参加者の皆さまに安心・安全なイベントであることが伝わるように、告知チラシの裏面などにこちらのリーフレットを掲載します。イベント当日は受付にてリーフレットを配布し、説明をし、内容をお伝えします。
・活動に参加をしてくれている子どもたちと話し合い、必要に応じて約束の内容を変えていきます。
スポーツの活動で子どもと関わる皆さまへ
こちらのリーフレットは、具体的な「約束」についての記載部分が空欄になっている、オープンバージョンも作成しています。スポーツの活動をされている他の団体・組織の皆さまが、子どもたちとの対話を通してセーフガーディングのリーフレットを作成できるようになっています。このリーフレットを使用することで、コーチ(おとな)が子どもたちの安心・安全を守るためにすべきことや、コーチ・スタッフの行動規範を子どもたちと一緒に約束し、子どもたちや保護者にわかりやすい形で伝えることができます。また、その過程や約束を可視化することで、子どもたちが自分自身の権利を理解することができます。ぜひ多くのスポーツ関係者の方々にご活用いただけますと幸いです。
オープンバージョンのリーフレットは以下からダウンロードしてご使用ください。
このリーフレットを使用する際は次の約束を守っていただき、ぜひ子どもにとって、安心・安全なスポーツの環境を一緒につくっていっていただけると嬉しいです。
<リーフレットをご活用いただく際のお願い>
・活動に参加をする子どもとおとなとが話し合い、皆さんの「約束」を定めてください。
・リーフレットを配布・周知することは、子どものセーフガーディングの取り組みのほんの一部であり、これによって子どもにとってのあらゆる危害をすべて防げるわけではありません。この他にも組織でやるべきセーフガーディングの取り組み(ポリシーや行動規範の作成・運用、相談窓口の設置、スタッフ向け研修など)を可能な限り実施できるよう努力していってください。
<コーチからの約束(オープンバージョン/ダウンロード用)>
制作:一般社団法人S.C.P. Japan
協力:認定NPO法人 CAPセンター・JAPAN
※ダウンロード用QRコード(URL:https://scpjapan.com/blog/archives/3248)
S.C.P. Japanのこれまでのセーフガーディングの取り組み
■S.C.P. Japanのセーフガーディングポリシー:
https://scpjapan.com/aboutus/safegurdingpolicy
■S.C.P. Japanがセーフガーディング研修を実施させていただいた団体⼀覧:
・ジェフユナイテッド市原・千葉アカデミー様
・ファジアーノ岡⼭アカデミー様
・株式会社明⽇葉様
・桃⼭学院教育⼤学様
・ガンバ⼤阪アカデミー様
⼀般社団法⼈ S.C.P. Japan
S.C.P. Japanは「⼀⼈ひとりが⾃分らしく歩んでいける未来をつくる」をビジョンに掲げ、スポーツを通じて共⽣社会の実現を⽬指し、2020年に設⽴。①運動プログラム、②研修・啓発活動、③交流プログラムを柱に、あらゆる能⼒、⼥性、LGBTQ+、国際協⼒、セーフガーディングの5つのテーマに注⼒して、多様な団体と連携しながらプロジェクトを実施しています。
■公式ホームページ:https://scpjapn.com
■⼀般社団法⼈ S.C.P. Japanのプレスリリース⼀覧:
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像