立教サービスラーニング-立教生20名が荒川の河川ごみ問題を体感
国交省荒川下流河川事務所、大学、企業、NPOが協働
立教大学が運営する「立教サービスラーニング(Rikkyo Service Learning: RSL)」は、「世界・社会・隣人」と実際に交わりながら、社会の現場も「教室」として捉える、新しい「学修」スタイルの科目群(全ての学部生を対象とした全学共通科目)です。
その授業の1つ「RSL-グローカルA」は学生が都市河川荒川の河川ごみの状況を、
・座学から学ぶ、
・現場を見る、
・荒川において清掃イベントを自分たちで運営する
といったアプローチを通して、社会課題河川/海洋ごみ問題やその解決策について考える実践型の授業です。
2月4日(火)から5日間のフィールドワークを開始
2月4日(火)から2月9日(日)にかけて荒川でのフィールドワークを開始します。荒川河川敷に堆積するおびただしい量のマイクロプラスチックの観察、荒川知水資料館で国土交通省荒川下流河川事務所職員から実務的なレクチャーを受けたり、荒川清掃を協働する企業からサステナビリティをテーマにした講義を受講したりします。
フィールドワーク(予定):
2/4(火)動画で社会課題を伝える((株)JUNESEP)/金融機関のサステナビリティ(SBI新生銀行)
荒川河川敷マイクロプラスチック観察(現地)
2/5(水)荒川知水資料館にて河川行政について知る(荒川下流河川事務所職員)
2/6(木)荒川清掃イベントのための安全管理とは/製造業のサステナビリティ(川上産業(株))
2/8(土)荒川清掃イベント運営/「社会課題をビジネスで解決する」((株)ピリカ)
2/9(日)活動のふりかえりや広報のための素材撮影
2/5(水)荒川知水資料館では国土交通省荒川下流河川事務所職員からの河川行政に関するレクチャー
荒川知水資料館(東京都北区)において、
2024年に「荒川放水路通水100周年」を迎えた荒川における流域防災等をテーマにレクチャーを受けたり、旧・岩淵水門、岩淵水門の見学や「北区・子どもの水辺」を見学します。
2/8(土)AMは立教生が荒川清掃活動を運営
2/8(土)予備日2/9(日)の午前中に開催される荒川清掃イベントは参加者を公募して開催します。清掃を予定しているのは荒川ロックゲート近くの荒川河川敷(東京都江戸川区)。
現在、約50名の応募があります。
<開催概要>
主催:(特非)荒川クリーンエイド・フォーラム
活動運営:立教大学 RSL-グローカルA受講生 20名
日時:2025年2月8日(土)10:30~12:00
荒天予備日 2月9日(日)10:30~12:00
場所:荒川河川敷(都営新宿線東大島駅徒歩10分)
https://maps.app.goo.gl/1qdcpSPgtZNSg3EW7
参加予定:50名程度(先着順)
助成:エフピコ環境基金
詳細は(NPO)荒川クリーンエイド・フォーラムのWebサイトを参照。
https://cleanaid.jp/information/2023/12/20942.html
河川/海洋ごみ問題の本質
河川/海洋ごみという言葉はまるで川や海がごみを出しているようですが、個数ベースで見ると、ほとんどのごみは街から発生し、川を伝って海へ流れ出ています。その発生源はどこか、そしてそれらのごみが自然環境にどのような影響を与えているのか、単純なようで複雑なごみ問題の本質に触れます。
現場・現実・現物-「答えのない問いについて考える」
社会課題は多くありますが、実際に関わることで見え方が変わります。受講生が荒川の河川ごみを目の当たりにし、何を感じ、どう行動し、如何に周囲を巻き込むかがこの授業の醍醐味です。
大学では「答えのない問いを考える」ことが学びの1つとされます。良いテーマに出会うには、社会問題を実体験し、考えることが近道です。体験を通じて専門的な学びへつなげ、人生のテーマを見つけるきっかけになればと思います。
特定非営利活動法人荒川クリーンエイド・フォーラムとは
荒川クリーンエイド・フォーラムは、荒川のごみを調べながら拾うことを通じて、自然環境の回復と荒川に集い思いを寄せる人々の交流を作り出してきました。活動は1994年から始まり、これまで30年間に延べ26万人を超える参加者が参加し、川に対する関心が広がっています。気候変動と生物多様性の危機が国際問題となる中で、荒川の自然回復は誰でも参加できる身近な環境問題として注目されています。こうした功績が認められ、2019年海ごみゼロアワードでは、最優秀賞を受賞しました。
担当教員
今村 和志(立教大学RSL兼任講師 / NPO荒川クリーンエイド・フォーラム理事)
関連
連絡先(NPO荒川クリーンエイド・フォーラム)
renraku@cleanaid.jp
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