2023年2月18日(土)に青梅市で初開催 「子どもたちのためのプログラミング体験会」
子ども第三の居場所みらくるイベント~6名の小学生がプログラムの基礎を体験!~
特定非営利活動法人青梅こども未来(東京都青梅市、代表理事 栗原久美子)は、日本財団の助成で青梅市内に設置している「子ども第三の居場所みらくる」のイベントとして、2月18日(土)に青梅市で初めてとなる「子どもたちのためのプログラミング体験会」を開催いたしました。当日は小学1年生から6年生までの6名と見学者2名(小学生)が参加し、はじめてのプログラミング講座「猫スピン」、そしてみんなで同じテーマの入門コース「くものアスレチック」という作品をつくりました。居場所では、遊びながら楽しむこと、そして好きになることで自ら学習できることを大切にしており、新たにプログラミングを学ぶ機会も提供できるようになりました。
プログラミングの講師は、CoderDojo青梅(コーダー道場)の主宰である鹿野市郎氏。小学3年生でも楽しみながら遊べるビジュアルプログラミング「Scratch」を使いました。アプリ機能の「命令」を試し、その「命令」を並べて面倒な手動操作を自動化し、「スプライト」と呼ばれるアニメのキャラクターや地面・障害物を組み合わせてひとつのアプリケーション作品を完成させます。小学1年生や2年生でも、学校の授業40分を大幅に上回る120分間をやりきるほど集中していました。楽しければ、飽きずにずうっとできるということや、教わったことをただやるのではなく、自ら楽しむことが学びに繋がるということを改めて実感しました。教材や講師のレクチャー通りにやるお子さんもいれば、自由にやりたいことをやるお子さんもいます。教科書を読むだけではなく、自由に束縛されることなく遊ぶことから、独自性や新しい発見が生まれました。参加した子どもたちの中には、慣れないマウスの操作にイライラして「飽きたー」というお子さんもいれば、120分間終了後もずっと続けてやっているお子さんもいました。
イベントでは単にプログラミングの操作を覚えるだけでなく、冒頭のオリエンテーションでは「身近にあるプログラム」「プログラミングって、なに?」といったプログラムの基礎的な学習もしました。自宅にあるテレビやエアコン、洗濯機、IHコンロ、TV会議、電動自転車、デジタル体重計、のどれにプログラムが入っているか。そして歩行者用信号機は、歩行者が横断用のボタンを押すと、次に何が起こって、その次にどうなるのか。歩行者用信号機をプログラムで書くとどうなるのか。そのような問いを提示しながら体験会は進みました。見学していた大人からは「え。ゲームやアプリって、こうやって誰かがプログラムを作っていたのですか!? 知らなかったです」と驚いたという声もあがりました。大人にも知っててほしいプログラミングのしくみや学習することの大切さは、今後、「大人のためのプログラミング講座」でも体験する機会を提供する予定です。青梅こども未来では、これからも子どもたちの生きる力を育む取り組みを提供してまいります。
子ども第三の居場所 みらくるイベント概要
イベント名:子どもたちのためのプログラミング体験会
時間:2023年2月18日(土)14:00~16:00
場所:みらくる(コミュニティテラスみらい館プラス内)〒198-0024 東京都青梅市新町5丁目32−15 シムラビル 1階
参加者:小学1年生から6年生8名(1年1名・2年1名・3年3名・4年4名・5年2名・6年1名 )
内容:14:00~14:05 はじめの挨拶:特定非営利活動法人青梅こども未来 みらくるチーム 栗原久美子
14:05~14:25 オリエンテーション:プログラミングって、なに? 身の回りのプログラミング
講師:CoderDojo青梅 主宰 鹿野市郎
14:25~16:00 ワークショップ
- はじめてのプログラミング「猫スピン」 基礎的な操作
- 入門コース「くものアスレチック」 作品づくり
「子ども第三の居場所 みらくる」とは
「みらくる」は、子ども第三の居場所コミュニティモデルとして、2022年6月に開所しました。小学生・中学生・高校生を主な対象として、課題や障害のあるなしにかかわらず学校や家庭以外で気軽に過ごせる居場所です。子どもたちは、宿題をしたり、一緒にボードゲームをしたり、協力して掃除をしたり、それぞれに過ごし、スタッフが寄り添います。学校でも、家でも、家庭でもない…そして何をしてもよい、何もしなくてもよい場所です。子どもたちの生きる力を育み、あるがままでいい、そんな居場所を目指して、特定非営利活動法人青梅こども未来が日本財団の助成を受けて運営しています。
施設概要
名称:コミュニティテラスみらい館プラス内「みらくる」
住所:東京都青梅市新町5丁目32−15 シムラビル 1階
主な利用者:小学生~高校生(定員15名程度)、乳幼児親子(定員5組程度)
開所日時:火曜日10時~12時 乳幼児親子
火曜日・木曜日・土曜日、14時~19時 ※5週目と年末年始の休業期間除く
設備:フリー(多目的)スペース、学習スペース、相談スペース、など
利用料金:無料
スタッフ:常時3名程度(保育士・教員免許保持者・調理員・教育&子育て経験者、公認心理師など)※保護者の方やご家族の子育てに関するご相談にも応じることが可能
「子ども第三の居場所」とは 「子ども第三の居場所」は、すべての子どもたちが将来の自立に向けて生き抜く力を育むことを目的として、日本財団が中心となって2016年より全国に開設しています。「子ども第三の居場所」では、特にひとり親世帯や親の共働きによる孤立や孤食、発達の特性による学習や生活上の困難、経済的理由による機会の喪失など、各々の置かれている状況により困難に直面している子どもたちを対象に放課後の居場所を提供し、食事、学習習慣・生活習慣の定着、体験機会を提供しています。同時に、学校や地域、専門機関と連携し、「誰一人取り残されない地域子育てコミュニティ」のハブとしての機能を担っていきます。現在全国に143ヵ所設置され、全国500拠点の開設を目指しています。(2023年1月現在)
https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/child-third-place
「CoderDojo青梅」が目指す姿
「CoderDojo」は、子どもと一緒にプログラミングを楽しく学ぶ参加費無料のクラブ(道場)です。世界100ヵ国・2,000の道場、日本では212以上の道場があります。CoderDojoで学べる内容は道場ごとに様々で、「CoderDojo青梅」では午前と午後の2部制、小学生から中学生を対象とし、午前はプログラミング初心者/未経験者向けにScratchやMicro:bitなどを楽しみ、午後はラズベリーパイ&電子工作と題し本格的なプログラミング応用を学びます。教え込まれる教育ではなく、プログラミングを遊ぶことで好きになって、同じ趣味・興味を持つ仲間と一緒に楽しんで自ら学習することを目指しています。2022年の1年間で18回の道場を開催し、延べ218名(ボランティアメンター含め296名)以上が参加しました。
https://coderdojoome.github.io/
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