リモートワークで業務効率はどうなった?働く環境を調査!

株式会社K-FIRST

あなたはリモートワーク(テレワーク)を経験したことがありますか。コロナ禍の影響で一気に浸透したリモートワークは、働き方の多様性と「家で働く」ことのメリット・デメリットについて体感する機会となったのではないでしょうか。今回は、リモートワークの実施状況と問題点、その解決策についてアンケート調査しました。全国にお住まいの方を対象にアンケートを行い、中でもRe:ZONEがスモールオフィスを集中的に展開している大阪府にお勤めの方の意見にフォーカスしました。あなたの実体験や意見と比較しながらご覧いただければ幸いです。

勤務先でリモートワークを実施している(していた)?
今回のアンケートでは、はじめに、回答者がリモートワークを実施している・またはしていたかについて尋ねました。

今回は大阪府にお勤めの方のアンケート結果に注目し、全国データと比較していきましょう。

今回のアンケートでは大阪府にお勤めの方でリモートワークを実施している(していた)と答えた方は66.1%という結果になりました。

全国の回答者での割合は68.1%であったため、大阪府と全国でのリモートワーク実施率はほとんど差がないという結果でした。

様々な業種があり、実際に勤務先に行かないと進まない業務も多々ある中で、7割弱の方がリモートワークを経験しているということは非常に高い割合だと言えるのではないでしょうか。

では、回答者が実際にリモートワークを実施して感じていることを詳しく掘り下げていきましょう。

リモートワークでの業務効率
アンケートでは、リモートワークにおいて業務効率が変化したかについて尋ねました。

このグラフで注目したいのは、リモートワークによって業務効率が下がったという方がほぼ4分の1を占め(24.3%)、リモートワークにより効率が上がったと考える方(18.9%)より多かったという点です。

なお、全国の回答者で業務効率が下がったと答えた方は26.3%で、更に高い割合でした。

リモートワークによって思うように業務がスムーズに進まないと感じている方が多いことが分かりましたが、具体的に気になっている問題点について掘り下げていきましょう。

業務効率が下がった理由
アンケートでは次に、リモートワークによって業務効率が下がったと感じた方を対象に、その理由を尋ねました。

リモートワークにおける問題をより深く掘り下げるため、ここからは全国の回答者から上がった意見に注目してみましょう。

家では仕事に集中しづらい
最も多かったのは「公私のメリハリがつきにくい(41.7%)」でした。

家で気になった家事や用事が気になってついやってしまったり、「仕事モード」「家モード」の切り替えがうまくいかず集中しづらく、やはり他人の目がないとつい集中力が落ちてしまう、スマホやネットをつい見てしまうという意見や、家族と暮らす中でのリモートワークで子供・ペットに手を取られたり「家族の生活音等が気になる(6.9%)」という意見もありました。

3番目に多かった「業務環境が整わない(15.3%)」という意見では、まず仕事部屋・仕事スペースを確保しづらいという問題から始まり、ある程度確保できても普段の業務に相当する性能のPCを自宅で使えなかったり、例えばディスプレイサイズが小さくなる・画面を切り替えて作業しなければなくなるだけでも一気に効率が落ちると感じるという声もありました。

また「リモートだとできない仕事が不便(11.1%)」にも関係する内容ですが、必要な資料等が会社にあって揃わないという際には、情報セキュリティ対策で社内からしか閲覧できない情報があり、そのために出社しなければならないという意見もありました。

情報漏洩対策と自宅での業務は、ポリシーの面でも対策予算の面でも線引きが難しいという現実が浮き彫りになりました。

勤務先にいないことで増える作業も
2番目に多かったのは「対面だと不要な連絡が増える(19.4%)」でした。

勤務先に社員が集まっている状態なら何気ない声掛けで確認・依頼できたりすることでも、各々の自宅にいたり、出社している人もいたりと、バラバラの場所にいることで連絡だけでもメールや電話、オンライン会議等、手間がかかってしまうことがあります。

連絡内容を文字にしたり、相手の都合の合うタイミングで話す等で、普段なら一言の声掛けもリモートだと時間をとってしまいがちです。

「コミュニケーションの質の低下(2.8%)」が気になるという意見もありました。その場にいれば肌感覚でわかる雰囲気や反応が、オンライン会議やメールでは分かりづらいという声もありました。

それに、例えば声掛けなら一言添えるところでも、メールならわざわざ書き添えないという内容はよくあるでしょう。しかしそのような積み重ねがコミュニケーションの質を低下させ、すれ違いやミス、意思疎通が取れていない、チームの一体感が出ない等、すっきりしない状態を生み出してしまうこともあるようです。

業務効率を上げるために工夫したこと
リモートワークによって業務効率が低下してしまう要因は実に様々でしたが、アンケートでは次に、リモートワークで業務効率を上げるために工夫したことがあるかについて尋ねてみました。

集中できる環境整備が最重要課題
最も多かった「集中できる作業場所を作る(32.0%)」2番目に多かった「業務に便利な環境を整備する(24.3%)」ともに、仕事場として業務に集中しやすく、業務しやすい機器・デスク等の整った環境づくりをしたという方が多数見受けられました。

ある程度静かな「仕事モード」になれる場所を設け、仕事をしても疲れないデスクやチェア、作業効率が上がるPCやディスプレイの配置等に工夫をした方が多いようです。

リモートワークにおいても「仕事スイッチをONに切り替えられる環境」がいかに大切なのかがよくわかる結果となりました。しかし、限られた自宅スペースで場所が取りづらかったり、リモートワークをする生活がどこまで続くかわからない中で、自腹でそれだけの環境を整えられる予算が取れないといった悩みを持つ方もやはりいるようです。

リモートワークに合った業務方法の模索
リモートワークに応じた業務の段取りを工夫するという意見も見られました。

「スケジューリングを工夫する(18.4%)」の中には、タイムスケジュールを細かく定めて休憩時間を固定にする、業務の種類ごとに時間帯を決める、子供が帰ってくる時間帯を避けて時間を前倒して業務をする等の意見がありました。

「作業効率アップを目指す(11.7%)」では、単位時間あたりの処理量を記録して目標を作ったり、先の予定まで考えて出社日・在宅勤務日の作業内容に分けて計画を立てる等がありました。

「コミュニケーションの効率化をはかる(11.7%)」は、チャットツールの導入や定例WEB会議の時間を設けて情報共有をしたり、連絡を効率化するフォーマットを作ったりといった工夫が見られ、部署や会社単位での工夫が多くみられました。

ここで挙げた3つの工夫は、やはりリモートワークでの業務の段取り・スケジュール・コミュニケーションは通常の出社ベースの時とは大きく異なり、試行錯誤を伴うものでした。

レンタルオフィスが利用できたら自宅よりレンタルオフィスを利用したい?
リモートワークにおいて業務効率が下がる様々な問題を解決できる手段として「集中できる作業場所を作る」「業務に便利な環境を整備する」という意見が多数派でしたが、レンタルオフィスをリモートワークの場所として活用する方法も非常に有効な手段です。

そこでアンケートでは、リモートワークをする際にレンタルオフィスの利用が可能な場合に利用してみたいと思うか尋ねてみました。

ここでは再度、大阪府にお勤めの方の結果に注目してみましょう。

アンケートでは6割弱(57.1%)の方が、リモートワークの際にレンタルオフィスが利用可能な場合に利用してみたいと答えました。

全国の回答者の割合では40.1%がレンタルオフィスを使用してみたいと答え、大阪でのリモートワークにおけるレンタルオフィスのニーズは高い傾向にあるといえそうです。

これまでに上がったリモートワークの課題と照らし合わせて考えると、次の5つがレンタルオフィスをリモートワークに活用する大きなメリットだといえます。

【レンタルオフィスをリモートワークに活用する5つのメリット】
  • 仕事モードに切り替えられる静かな環境が利用できる
  • 業務がスムーズに行える機器・オフィス家具等が十分なスペースをとって利用できる
 特に、企業がサテライトオフィスとして社員に提供する場合
  • 少人数で密を防ぎながら、チームメンバー等と顔を合わせたり会議をしたりしてコミュニケーションを取り共同作業ができる
  • 快適なリモートワーク環境を構築するために社員が自費を使う必要がなくなり、個人PCを使って業務を行うことも避けられる
  • レンタルオフィスを自社の拠点の一つとして扱うことで、社内専用の資料・仕事道具を置いたり社内サーバのファイル等のアクセス許可ができ業務がスムーズにできる
レンタルオフィスは便利な立地でリーズナブルに利用でき、インターネット回線や空調・オフィス家具利用等、快適に業務が行える環境を素早く簡単に整えることができます。

また、変化するビジネスに合わせて引越しや拠点追加・退去も自社所有物件より行いやすいといえます。

レンタルオフィスをリモートワークに活用すれば、感染症対策や多様な働き方のスタイル等、リモートワークならではのメリットも活かしながら、出勤モードだからこそできる業務効率化も目指せるといえるでしょう。


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調査結果を受けてのまとめ
今回はアンケート結果をもとに、リモートワークの実施率と問題点、解決策となるレンタルオフィスの活用についてお話しました。

リモートワークの実施経験者のうち約4人に1人が業務効率の低下を感じ、またリモートワークをする際にレンタルオフィスが利用できる場合に使ってみたいと考える方は6割弱(57.1%)でした。

レンタルオフィスを活用すれば、リモートワークの利点を活かしながらも「仕事モード」の整った業務環境で効率的に作業することができます。

企業が社員に対してレンタルオフィスの作業環境を提供すれば、業務効率化に加えて情報セキュリティ等の管理面にもメリットが多々あります。

リモートワークをより実りあるものとするために、あなたも是非レンタルオフィスを活用してみませんか。



【調査概要】
調査対象:レンタルオフィスユーザー調査
回答数:50サンプル
回答期間:2023年1月19日から1月23日までの5日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ









■会社概要
社名  :株式会社 K-FIRST (ケーファースト)
所在地 : 〒541-0043
大阪市中央区高麗橋2-3-15-1F
(北浜事業所)
代表者 :代表取締役 田中 健司
資本⾦ :2,000万円 
設⽴  :平成26年1⽉6⽇
事業内容:ビル管理業
RE:ZONE事業
運営サービス「Re:ZONE」(https://rezone.co.jp/

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商業施設・オフィスビル
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URL
https://kfirst.jp/
業種
不動産業
本社所在地
大阪府堺市堺区北瓦町 2-2-2-4F
電話番号
06-7507-2786
代表者名
田中 健司
上場
未上場
資本金
2000万円
設立
2014年01月