小売企業の紙チラシ企画制作のプロセスを最適化!シームレスにOMO展開を実現!チラシ企画支援システム「eB-DBPちらし」を開発、リリース

チラシ企画のQCD改善とDX推進・CX向上に向けた取り組みに向けて

eBASE株式会社

eBASE(イーベース)株式会社(本社:大阪市北区 代表取締役社長 岩田 貴夫/以下、eBASE社)は、従来の小売企業における販促メディアである紙チラシ発行の企画制作プロセスを最適化すると同時に、次世代のOMO(Online Merges with Offline)展開を加速化するチラシ企画支援システム「eB-DBPちらし」を開発、リリースしました。これまで、小売企業が発行する紙チラシは、エリアの特性を考慮した店舗集客や販促に効果的であり、インターネットを利用しない消費者にも訴求可能なアナログメディアでした。しかしながら、新聞発行部数の減少に伴い折込チラシは減少傾向になっています。また、特定地域のみを対象としたチラシ配布や印刷・配布コストの課題、その効果測定が困難な点だけではなく、さらに近年は環境負担も課題となっています。
eB-DBPちらし」は、特売商談から紙チラシ制作工程のデジタル化(Digitization)と現状課題の解決(Digitalization)、そして、メディア自体のデジタル変革(DX: Digital Transformation)推進をシームレスに支援します。

※DBP(DataBase Publishing:データベースパブリッシング): データベースに保存された情報を自動で取り出し、ウェブサイトやメール、印刷物など様々な形式で配信・公開する手法です。

尚、この「eB-DBPちらし」は2024年11月25(月)~12月24日(火) [17:00まで] オンラインで開催する、毎年恒例の「eBASEカンファレンス 2024」にてご紹介します。

https://www.ebase.co.jp/conference.html

「eB-DBPちらし」の開発・リリース背景、目的

紙チラシ企画は、チラシ構成設計やコマ割り、商品選定、割付と多くのステップを要し、複数の部門や外部協力者との調整業務を必要とするため、効率性やコストの面で多くの課題が存在します。
 また、紙チラシ企画は商品や訴求ポイントを効果的に伝えるための極めて重要な役割を担い、その完成度は紙チラシの効果に直結し、消費者の購買意欲や店舗への集客力、最終的な売れ行きに影響します。
この紙チラシの設計図といえる企画情報管理について、現在、多くの企業は、Excelを使用した情報管理、情報共有行っており、様々な課題が発生しています。
これらの課題解決を目的に、「eB-DBPちらし」を開発、リリースしました。

チラシ発刊業務の流れと「eB-DBPちらし」の対象業務

紙チラシ発刊業務は、大まかに「企画」、「制作」、「印刷」の各工程で構成されます。また、デジタル化の進展に伴い、紙チラシ発刊フローを基に、PDFチラシや電子ブック、Webチラシ等のデジタル用に最適化されたコンテンツ制作を並行して進めています。
eB-DBPちらし」は主に「企画」工程と、一部「制作」工程を対象とし、チラシ企画プロセスの最適化とOMO展開のさらなる加速化を支援します。

チラシ企画工程の主な業務の流れ

「チラシ企画工程」の主なスコープとなる業務の流れは、年間発刊計画に基づき、日々、複数のチラシ企画が輻湊して進行します。また、特売企画はエリアによって地域性があり、掲載内容の細かい調整や差し替えが多数発生します。そのため、複雑な版管理が必要となります。

また、チラシ企画業務は、チラシ構成の検討から、レイアウト案作成、商品選定、割付・レイアウト指示作成等のステップを要し、これらのプロセスは、時間がかかるだけでなく、複数の部門や外部の協力者が連携、調整を進めながら進行するため、効率性やコストの面で多くの課題が存在します。

チラシ企画工程における現状課題

1.分散化されたExcel情報管理と非効率な情報共有

  • 複数部門から提出される掲載商品情報を都度、人手で集約しており、掲載商品の調整や変更内容の把握が大きな負担となっています。

  • 各業務で異なる場所に保存されたExcelファイルが多数存在し、情報の不一致や重複、情報の先祖返りも発生しています。

  • 変更がある度に各部門や協力会社へ最新情報を共有する必要がありますが、連絡が滞り、変更内容を完全に伝達できない状況が発生することもあります。

2.輻湊する更新作業と混乱極めるバージョン管理

  • コマ割りや割付指示書の更新が度重なり、最新情報の維持が困難です。

  • 掲載商品が変更される度に大変な労力を要して変更内容の把握、整合性をとるための作業が発生しています。

  • いつの間にか商品原稿とコマ割りや割付指示書との不一致が生じ、混乱を引き起こすケースも多発しています。

  • 店舗・エリア毎の差し替え版作成が並行して行われ、人為的ミスが発生しやすく整合性の維持が困難になります。

3.煩雑な商品情報管理と不整合リスクの高い掲載情報管理

  • 商品情報をExcelで管理する場合、転記ミスが発生しやすく、確認作業に時間を要します。

  • 変更指示後、チラシ掲載情報の修正を行い、同時に商品マスタに変更を加える等の二度手間が発生してしまっています。

  • 画像や商品スペック情報を含む大量の商品情報を扱う場合、Excelの処理速度は低下し、作業効率が損なわれます。さらに、Excelは社内システムとの連携性が弱いこともあり、結果、人手による作業が中心となっているのが実情です。

「eB-DBPちらし」による課題解決

これらの課題解決を提供するソリューションが「eB-DBPちらし」です。チラシ企画工程の品質・コスト・納期(QCD)改善と企業のデジタル変革(DX)推進、顧客満足度(CX)向上に向けた取り組みを支援します。

1.チラシ企画情報の一元管理と効率的な情報共有

チラシ企画に関連する全ての情報をデータベース上で一元管理。各部門や協力会社がオンライン上で、リアルタイムに最新情報の閲覧や更新を可能にし、進捗の見える化を実現します。これにより、従来のExcelを用いた煩雑な作業を削減し、人的な情報集約や共有にかかる時間を短縮、業務効率と生産性の向上を図ります。

2.データベース化による安定的なバージョン管理

チラシ企画情報のデータベース化により、各種情報の整合性が保たれ、誤りや混乱が減少します。また、更新履歴の管理や担当者毎のアクセス制御により、誤った更新や変更を防止することも可能になります。これにより、更新作業の効率化や不一致による混乱の防止、全体的な作業負担の軽減を図ります。

3.商品情報管理の手間と掲載情報の不整合・不備リスクを低減

各部門や取引先から提供される商品情報を「eBASE」上で統合管理することで、新製品の追加や既存製品の情報更新の手間を大幅に削減します。これにより、チラシ掲載情報の不整合や不備リスクを低減し、管理業務全体の負担を軽減することで、高品質なチラシ制作を効率的に行うことが可能となります。

「eB-DBPちらし」の主なチラシ支援機能

1.「チラシ企画管理・進行管理」機能

チラシ企画における全情報のデータベース化や進行管理が可能です。また、タスク管理システム(eB-WBSオプション)との連携により、より詳細な予実管理も可能となります。

2.「掲載情報登録・商品選定」機能

よりどり商品、まとめ売り商品、商品分類一括割引など、柔軟な情報登録に対応しています。商品マスタシステム(eB-MDM)連携により、商品登録作業の負荷を軽減し、スムーズな運用を実現します。

3.「画像割付支援」機能

デジタル素材管理(eB-DAM)との連携により、最新商品画像が自動的挿入され、作業効率・品質が上がります。不足画像の登録依頼も支援し、チラシ作成をサポートします。

4.「店舗・エリア差替え版作成」機能

店舗やエリア毎の異なるバージョンを手軽に作成し、地域ニーズに合わせた対応が可能です。ベース版との差分比較機能により、効果的な点検や修正が行え、品質向上を実現します。

5.「データベース型電子チラシ生成」機能

紙のチラシ用の編集データを使って、電子版のチラシ「e食住ちらし」を自動生成できます。
紙チラシの制作・校正を支援し、電子チラシ(CXチラシ)として販促利用が可能です。

「eB-DBPちらし」を支える重要ソリューション

1.特売商品の製品情報、商談情報管理「eB-MDM(SA)」

小売向けMDM(Master Data Management System)「MDM eBASE」の特売商品「eB-MDM/SA」は、チラシ掲載商品を含め、特売商品の商品情報、商談情報、価格・ロット等の商談結果を一元管理します。それらの情報をチラシ企画情報管理システム「eB-DBPちらし」と小売の基幹システムとの連携運用を実現します。

2.デジタル素材管理「eB-DAM」

制作部門が利用するあらゆるデジタル素材の登録、管理、運用を支援するソリューションです。
商品画像、ブランドロゴ、売り場画像、アイコン画像等一元管理、タグ付けやフォーマット変換も支援します。「eB-DBPちらし」と連携し、最新商品画像の自動挿入などチラシ画像入稿運用のQCD向上を実現します。

3.紙チラシのOMO展開、CXを実現「e食住ちらし

「eB-DBPちらし」と連携し、紙チラシと同一情報を消費者にData Base Publishingチラシ「e食住ちらし(CXチラシ)」でシームレスに開示することが可能です。また、紙チラシに印刷したQRコードとリンクすることで、容易に「OMO:Online Merges with Offline」を実現します。新聞発刊数激減時期の準備、更に、ターゲッティブマーケティング、等の新たなプロモーションメディアを創造します。
※「e食住ちらし」は「料理レシピ」連動等の新しい購買体験を提供できるだけでなく、自治体の条例で推奨されている100g単位当たりの価格表示「ユニットプライス」にも対応しています。

紙・電子チラシサービスとCXチラシ「e食住ちらし」のメディア特性の比較

e食住ちらし」では従来の紙のチラシをPDF化した電子チラシと比較して、商品データベース型のスマートフォンアプリとしての画面レイアウトやUIを有するため、見やすさ、情報量、コスト、発刊自由度、DX展開、閲覧ログなど様々な優位性があります。

「eB-DBPちらし/e食住ちらし/e食住なび」によるOMO展開イメージ

「eB-DBPちらし / e食住ちらし / e食住なび」は、現在各社が取り組むオンライン・オフラインを統合したマーケティング(OMO)をさらに加速化し、複数チャネルのオウンドメディアを統合管理、最適化し、シームレスな連携によるCX向上を支援します。
「eB-DBPちらし / e食住ちらし / e食住なび」は、紙チラシの強みを活かしながら、「電子チラシ(デジタルチラシ)連携」、「商品検索サイト型Webサイト連携」、及び「CXソリューション連携(料理レシピ連動等)」の各機能を強化しており、紙媒体とデジタルのシームレスな統合、柔軟なマーケティング戦略の推進を支援たします。

OMOに向けたチラシDX (CXチラシ)と「e食住シリーズ」への展開

デジタル時代においても、小売特売チラシは依然として多くの顧客にとって重要な情報源です。しかし、その制作業務には時間とコストがかかるため、効率化が求められています。
「eB-DBPちらし」は、従来のエクセルによる煩雑な企画・制作業務を大幅に効率化し、商品情報管理の手間と不整合・不備リスクを低減することで、生産性の向上と高品質なチラシの企画制作を効率的に行うことが可能です。
 さらに、紙媒体とデジタルメディアのシームレスな統合により、多様なマーケティングチャネル展開が容易となり、ターゲット層に対する一貫した情報提供や顧客体験向上を支援します。

「eB-DBPちらし」の画面イメージ例

①「チラシ企画管理・進行管理」画面例

②「掲載情報登録・商品選定」画面例

③差替版の差分チェック画面例

利用価格

・オンプレミス版:ソフトウェア・ライセンス価格

eB-DBPちらし

140万円

eBASEserver

100万円

eBASEweb client(R/W)

140万円

eB-access

70万円

eB-cast

70万円

eB-workflow

70万円

eB-MDM(SA)

280万円

eB-DAM

70万円

eB-DAM(撮影依頼オプション)

70万円

・e食住ちらし利用価格

小売の年間売上高

単価/月額

~ 500億円

10万円

~3,000億円

20万円

~5,500億円

30万円

~1兆円

40万円

1兆円~

50万円

上記のシステム構成等は導入企業の規模や要件によって、個別にお見積りさせて頂きます。

詳しくは営業窓口までお問い合わせください。
*1:ライセンス費内訳/メモリ32ビット・4コア・メモリ4GB以内

 (64ビット・Nコア・メモリ無制限等によって下記価格は変動します。)
*2:年間ライセンス&サポート費 パッケージソフトウェア費の20%(初年度も必要)
*3:設置・導入・カスタマイズ費 別途お見積り

・クラウド版:SaaS提供価格

システム構成等を含めて導入企業の規模や要件によって、個別にお見積りさせて頂きます。詳しくは営業窓口までお問い合わせください。

サービス提供時期

2024年12月上旬予定。

販売目標

「eB-DBPちらし」関連のシステム、サービス販売において3年累計で3億円を目指します。

eBASE株式会社の概要

eBASE株式会社は商品情報に関わるデータベースソリューションパッケージソフトであるeBASEjreBASEstandardSmalleBASEservereBASEserver等の幅広いラインナップにより、生産者・原材料メーカー、加工メーカー、卸会社、小売会社の業態や規模にフィットしたソリューションを提供することが可能な商品情報交換データベース分野のエキスパート企業です。eBASE社の各種パッケージソフトウェアはシームレスに連携やアップグレードが可能です。商品情報に関わる様々な業務アプリケーション(「MDM eBASE」、「PDM eBASE」、「FOODS / GOODS eBASE」等)との連携を高いコストパフォーマンスで実現します。 eBASE社は様々な業界(食品、日雑、医薬、文具、家電、工具、環境、住宅、アパレル等)で培った商品 情報交換ソリューションノウハウを「全体最適」の視線で継続提供いたします。又、パッケージソフトウェアビジネスに加えて、その商品情報コンテンツビジネスとして商品データプールサービス「商材えびす(食材 / 外食 / 日雑 / 住宅 / 家電 / 文具 / 工具(小売版) / 工具(卸版) 等)」を提供しています。更にこれら商材えびすデータを活用した消費者向けアプリビジネスとして、あらゆる商品カテゴリを統合したライフスタイルアプリ「e食住なび」、「e食住カタログ」、「e食住ちらし」、「e食住ビジュアルレシート」、及び住まいの設備や家電の情報をまとめて管理できるアプリ「e住なび」、等、幅広く小売企業を経由して一般消費者ユーザーに提供しています。

会社名

eBASE株式会社

本社所在地

〒531-0072 大阪市北区豊崎5丁目4-9 商業第二ビル(10F)

TEL

06-6486-3955(代表)

FAX

06-6486-3956

代表者

代表取締役社長 岩田 貴夫

設立

2001年10月1日

従業員

164名(2024年4月現在)

事業概要

商品情報交換データベースソフト「eBASE シリーズ」の企画開発・販売・保守

資本金

1億9,034万円(2023年3月現在)

決算期

3月末日

本件に関するお問い合わせ先

eBASE株式会社
TEL:06-6486-3955 FAX: 06-6486-3956
E-mail:info@ebase.co.jp
URL:https://www.ebase.co.jp/

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会社概要

eBASE株式会社

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URL
https://www.ebase.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
大阪府大阪市北区豊崎5丁目4-9 商業第二ビル 10F
電話番号
06-6486-3955
代表者名
岩田貴夫
上場
東証プライム
資本金
1億9034万円
設立
2001年10月