音楽×9分野の“両方に熱狂”する層を調査。最大は「旅行」の約1,260万人(推定)
アニソン好きはゲームとマンガにも熱狂

音楽業界特化型デジタルマーケティング代理店のGerbera Music Agency株式会社(以下、GMA)は、株式会社iDEAKITT(以下、iDEAKITT)と共同で「音楽×異分野 関心マップ調査」を実施し、結果を発表しました。調査は2026年7月、全国15〜69歳の9,941名にインターネットで行いました。音楽と各分野の両方を「とても好き」と答えた層は、9分野すべてで回答者全体の9.5〜15.7%、人口換算(参考値)で約760万〜1,260万人です。
調査の趣旨
音楽のプロモーションは、アニメやドラマのタイアップ、ブランドとのコラボなど、他の分野と組む場面が多くあります。本調査は、どのジャンルのファンがどの分野に熱狂しているかを、同じ物差しで比べるために企画しました。
同じ回答者に、よく聴く音楽ジャンル(14分類)と、音楽および9分野への好み(5段階)を尋ね、最上位の「とても好き」を「熱狂」として集計しています。
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調査名 |
音楽×異分野 関心マップ調査 |
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調査時期 |
2026年7月24日(金)〜7月26日(日) |
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調査手法 |
インターネットリサーチ(調査会社の自社アンケートツール) |
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調査対象 |
全国15〜69歳(性別・地域による割付なし)/有効回答9,941名(回収10,052件のうち回答完了者) |
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主な調査項目 |
よく聴く音楽ジャンル(14分類・複数回答)/音楽と9分野の選好度(各5段階)/年代 ほか |
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対象の9分野 |
映画/ドラマ/アニメ/マンガ/ゲーム/スポーツ観戦/ファッション/美容・コスメ/旅行 |
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企画・分析/実査・集計 |
Gerbera Music Agency株式会社/株式会社iDEAKITT |
回答者の年代構成(n=9,941)
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年代 |
構成比 |
n |
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15〜18歳 |
7.6% |
757 |
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19〜24歳 |
14.6% |
1,453 |
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25〜34歳 |
22.9% |
2,278 |
|
35〜44歳 |
25.5% |
2,532 |
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45〜54歳 |
25.3% |
2,511 |
|
55歳以上 |
4.1% |
410 |
音楽の聴取頻度(n=9,941)
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ほぼ毎日 |
35.6% |
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週2〜3日 |
16.8% |
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週1日程度 |
10.3% |
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月1〜2日 |
6.5% |
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ほとんど聴かない |
30.8% |
※「やや好き」は「熱狂」に含みません。人口換算は、全国15〜69歳人口を約8,000万人と仮置きした参考値です。
音楽×各分野の熱狂層、9分野すべてで約760万〜1,260万人(参考値)
音楽と各分野の両方を「とても好き」と答えた「コア掛け合わせ層」は、音楽×旅行が回答者全体の15.7%(約1,260万人)で最も高くなりました。音楽×映画が13.3%(約1,060万人)で続き、低い水準のスポーツ観戦(9.5%)や美容・コスメ(9.7%)でも約760万〜780万人にあたります(図1。人数は参考値)。

なお、旅行は単独でも29.5%が「とても好き」と答える最も裾野の広い分野で、重なりの大きさにもそれが表れています。
アニソン好きはゲームとマンガにも熱狂──二次元3分野はひとつの塊
よく聴く音楽ジャンルごとに、各分野を「とても好き」と答えた率と全体との差を一覧にしました(図2)。ジャンル名を挙げて音楽を聴く人は総じて熱量が高く、ほぼすべての組み合わせで全体を上回ります。どの分野も一様に高いジャンルもあるため、同じジャンルの中で突出する組み合わせに注目します。

※ 行全体が一様に高いジャンルは、特定の分野との固有の結びつきとしては読めません。各行から行平均(そのジャンルの底上げ)を引くと、差がはっきり残るのはアニソン・ゲーム音楽・ボカロとK-POP、次いで洋楽(→映画+7.4)で、残る9ジャンルは±6ポイント未満に収まります。同じ行の中で突出しているかどうかでご判断ください。
際立ったのは、アニソン・ゲーム音楽・ボカロのリスナーです。それぞれが「自分に近い分野」だけでなく、隣の分野にも同じように熱狂しています。アニソンリスナーはマンガ46.3%(全体19.4%の2.4倍)とゲーム40.8%(同16.8%の2.4倍)、ゲーム音楽リスナーはアニメ49.2%とマンガ45.9%、ボカロリスナーはアニメ51.3%・ゲーム46.9%・マンガ46.2%が「とても好き」と答えました。アニソンリスナーのアニメ(57.1%)、ゲーム音楽リスナーのゲーム(56.0%)と合わせ、アニメ・マンガ・ゲームの3分野は、この3ジャンルのリスナーの中でひとつの塊になっています。
重ならない分野もはっきりしています。アニソン・ゲーム音楽・ボカロのリスナーは、ドラマ・スポーツ観戦・ファッション・美容コスメ・旅行では全体とほぼ差がありません(アニソンリスナーはドラマ−1、旅行・スポーツ観戦+1、ファッション・美容コスメ+2ポイント)。他の多くのジャンルのリスナーが、これらの分野でも全体を10ポイント以上上回るのとは対照的です。
K-POPリスナーは、美容・コスメ(+22ポイント、35.5%)とファッション(+20ポイント)、ドラマ・旅行(各+17ポイント)で差が大きい一方、アニメ(+8ポイント)、マンガ(+9ポイント)、ゲーム・スポーツ観戦(各+7ポイント)は小さく、二次元3分野との重なりは薄いままでした。
アニソン・ゲーム音楽・ボカロのリスナーにはアニメ・マンガ・ゲームをまとめた座組みが、K-POPリスナーには美容・コスメやファッションが協業先の候補になります。逆に、二次元系の面でドラマや旅行、K-POPの面でアニメやゲームは、同じリスナー層の中では相対的に低く、優先度は下がります。
年代による熱狂の違いは分野で3タイプ、旅行は54歳まで上の年代ほど高い
音楽の好みを問わず、回答者全体で9分野の「とても好き」率を年代別に見ると、年代による違いは3タイプに分かれました(図3・表1)。ゲーム、美容・コスメ、アニメ、ファッションは、上の年代ほど低い傾向の「若年集中型」です(15〜18歳→45〜54歳でゲームは25.2%→11.0%、美容・コスメは19.6%→9.2%)。映画・ドラマ・スポーツ観戦は15〜54歳の差が約3ポイント以内と小さく、マンガ(35〜44歳が24.0%でやや高い)とともに「全年代型」です。

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分野 |
15〜18歳 |
19〜24歳 |
25〜34歳 |
35〜44歳 |
45〜54歳 |
55歳以上 |
タイプ |
|
ゲーム |
25.2 |
21.4 |
17.7 |
18.5 |
11.0 |
6.1 |
若年集中型 |
|
美容・コスメ |
19.6 |
18.8 |
16.1 |
13.6 |
9.2 |
4.6 |
若年集中型 |
|
アニメ |
23.6 |
24.6 |
22.0 |
21.9 |
15.7 |
10.2 |
若年集中型 |
|
ファッション |
21.1 |
20.4 |
17.1 |
17.3 |
14.4 |
9.0 |
若年集中型 |
|
映画 |
21.3 |
20.9 |
18.6 |
18.3 |
18.2 |
12.9 |
全年代型 |
|
ドラマ |
18.4 |
20.6 |
18.0 |
19.3 |
19.8 |
12.4 |
全年代型 |
|
マンガ |
21.3 |
18.7 |
17.8 |
24.0 |
17.7 |
10.0 |
全年代型 |
|
スポーツ観戦 |
17.8 |
17.2 |
17.3 |
17.8 |
18.8 |
15.1 |
全年代型 |
|
旅行 |
25.5 |
28.3 |
29.7 |
31.0 |
31.3 |
19.5 |
年齢上昇型 |
表1:年代別 各分野を「とても好き」と答えた率(回答者全体・%)。太字は各分野で最も高い年代。55歳以上はn=410。
旅行は15〜18歳の25.5%から45〜54歳の31.3%まで上の年代ほど高く、15〜54歳でこの形になったのは旅行だけでした。協業する分野によって、「とても好き」の率が高い年代は異なります。なお、55歳以上(410名)は9分野すべてで他の年代より低い値でした。
J-POPは35〜54歳の約半数が「よく聴く」、ボカロ・K-POPは若いほど高い
よく聴く音楽ジャンルも、年代によって重心が異なります(図4・表2)。J-POPは35〜44歳で50.1%、45〜54歳で52.6%と約半数にのぼり、15〜18歳(35.8%)を大きく上回りました。ロック(15〜18歳11.2%→45〜54歳22.4%)や洋楽(同14.7%→21.3%)も、上の年代で高くなっています。

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ジャンル |
15〜18歳 |
19〜24歳 |
25〜34歳 |
35〜44歳 |
45〜54歳 |
55歳以上 |
|
J-POP |
35.8 |
42.1 |
41.9 |
50.1 |
52.6 |
24.6 |
|
ロック |
11.2 |
12.4 |
16.2 |
19.7 |
22.4 |
12.2 |
|
国内アイドル |
17.0 |
26.2 |
22.8 |
16.5 |
13.6 |
6.1 |
|
K-POP |
16.9 |
16.5 |
14.0 |
11.2 |
8.6 |
4.9 |
|
洋楽 |
14.7 |
14.3 |
13.7 |
18.3 |
21.3 |
13.4 |
|
HIP HOP |
6.9 |
9.0 |
9.2 |
10.1 |
9.1 |
3.9 |
|
R&B・ソウル |
3.4 |
4.9 |
5.8 |
8.1 |
9.4 |
6.3 |
|
EDM |
4.8 |
4.7 |
5.4 |
7.4 |
5.2 |
3.9 |
|
アニソン |
17.7 |
20.6 |
21.5 |
20.9 |
12.9 |
6.6 |
|
ゲーム音楽 |
13.1 |
12.9 |
12.1 |
12.3 |
7.4 |
3.2 |
|
ボカロ |
16.1 |
13.6 |
8.2 |
5.6 |
3.0 |
2.7 |
|
ジャズ |
2.8 |
4.1 |
5.3 |
6.3 |
7.1 |
6.3 |
|
クラシック |
6.9 |
6.4 |
7.4 |
8.8 |
9.6 |
7.8 |
|
演歌・歌謡曲 |
2.5 |
3.3 |
4.0 |
3.5 |
5.0 |
5.9 |
表2:年代別 よく聴く音楽ジャンル(複数回答・%)。太字は各ジャンルで最も高い年代。55歳以上はn=410。
反対に、ボカロ(15〜18歳16.1%→45〜54歳3.0%、約5倍の開き)とK-POP(同16.9%→8.6%)は、若い年代ほど高くなりました。国内アイドルは19〜24歳(26.2%)、アニソンは19〜44歳(20.6〜21.5%)で高い水準にあります。ジャンルごとの年代の重心は、プロモーションの対象年代を検討する手がかりになります。
今後の展望
GMAは本調査の結果を、各種デジタル広告のターゲティングのほか、音楽を起点としたタイアップやコラボレーションの企画に活用します。14ジャンル×9分野の熱狂マップなど詳細データは、下記までお問い合わせください。
本件に関するお問い合わせ先
Gerbera Music Agency株式会社
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScpKVFQv0Qm5uKvBArO-7d3tjyFZzaopC_5jxNMquHK1rAn2g/viewform
調査の留意事項
-
インターネット調査による、自己申告の回答に基づきます。
-
性別・地域は尋ねていないため、性年代の割付は行っていません。
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人口換算は、全国15〜69歳人口を約8,000万人と仮置きした単純乗算による参考値で、ウェイト付けは行っていません。55歳以上は実人口では15〜69歳の3割弱を占めますが、回答者では4.1%にとどまります。55歳以上は分野単独の「とても好き」率がいずれも低く、換算値は実際より大きめに出ている可能性があります。
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標本誤差(95%信頼区間)の目安は、全体で±1ポイント未満、最も少ない演歌・歌謡曲リスナー(396名)で±4.9ポイントです。僅差の順位比較は参考としてお取り扱いください。
-
同一時点の調査であり、示しているのは相関で、因果関係ではありません。ジャンル別の結果は年代の違いを調整していないため、若い年代に多いジャンル(K-POP・ボカロ等)では、若い年代で高い分野との重なりが大きく出ている可能性があります。「◯◯リスナー」は複数回答で当該ジャンルを選んだ人を指し、1人が複数のジャンルに含まれます。
会社概要
Gerbera Music Agency株式会社
所在地:〒102-0083 東京都千代田区麹町6丁目2-6 PMO麹町207
代表者:代表取締役 金野 和磨
事業内容:音楽業界特化型デジタルマーケティング代理事業、ブランドソリューション事業
URL:https://gerbera-music.agency
株式会社iDEAKITT
所在地:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町14-5 渋谷サニーヒル 209号室
代表者:代表取締役 藤田 遼平
事業内容:マーケティングリサーチ/自社アンケートツールの開発・運営、調査設計・分析支援、セグメントコンパス調査等のフレームワーク提供
データの引用・転載について
本リリースのデータを引用・転載される場合は、以下のクレジットの明記をお願いいたします。
出典:Gerbera Music Agency株式会社/株式会社iDEAKITT「音楽×異分野 関心マップ調査」(2026年7月実施・全国15〜69歳 n=9,941)
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