太鼓芸能集団 鼓童 冬の新作 本拠地[佐渡ヶ島]を一周歩くことから始まった作品作り!
280km、合計63時間を太鼓と共に踏み鳴らした先には何が見える?11月の佐渡公演を皮切りに全国ツアーを開催する。
━━━━━踏み鳴らす、大地の鼓動━━━━━
「太鼓芸能集団 鼓童」が今冬にお届けする新作舞台は、韓国太鼓(チャンゴ)演奏家のチェ・ジェチョル(崔在哲)氏をゲストに迎えた共演作。チェ氏の提唱する「歩みの中から生まれてくるリズム」をともに探求し、創り上げるプロジェクト型の作品です。
「身体性、音楽性、精神性」この三本の柱を足元から見つめ、新しくも奥深い、そして鼓童らしさを兼ね備えた最新作をお楽しみください。
Kodo 2024 New Production “Mountains” Promotion Video
見どころ1 四季折々、佐渡の景色を感じたその先に生まれる「音」
一年をかけて「太鼓ウォーク」* をしながら佐渡ヶ島を一周。
今年世界遺産に認定された「佐渡金山」はもちろんのこと、四季折々の中で様々な風景や大自然を浴びながら、創作を続けた特別な作品。
歩いたのはおよそ280km、合計63時間!
見どころ2 コロナ禍で生まれた「新しい」郷土芸能を取り入れる、鼓童スピリッツと共に
郷土芸能は必ずしも昔からあるものとは限らない。
今回は大阪府交野市の「サエキ囃子」を舞台に取り入れている。この芸能はコロナ禍の2021年に生まれた五穀豊穣と無病息災を願った郷土芸能で、
その火付け役には鼓童メンバーを目指す「鼓童研修所」でかつて共に夢を追っていた佐伯篤宣氏、そしてフレーズや振り付けは今回特別出演をするチェ・ジェチョル氏が携わっている。
見どころ3 本編12曲、たっぷりと「新しくも、懐かしい」太鼓音楽
鼓童の人気演目「三宅」、「大太鼓」から今作の為の<新曲>まで、今の鼓童が詰め込まれた楽曲の数々。そこに佐渡の土地を歩き、身体性、音楽性、精神性を兼ね備えた太鼓の響きが加わる。新曲でさえも、身体に馴染む感覚・懐かしさが作品の隅々に詰まっている。
<2024年冬の新作舞台>
鼓童十二月特別公演2024 「山踏み」(やまぶみ)
詳細:https://www.kodo.or.jp/yamabumi2024
●演出:住吉佑太
●出演(予定):鼓童(中込健太、小松崎正吾、住吉佑太、地代純、鶴見龍馬、北林玲央、木村佑太、平田裕貴、定成啓、中谷憧、新山萌、野仲純平)+チェ・ジェチョル(崔在哲)
2024年
11.23(土・祝) 14:00 新潟県佐渡市 アミューズメント佐渡 大ホール
11.30(土) 14:00 新潟県長岡市 長岡市立劇場 大ホール
12.01(日) 15:00 新潟県新潟市 新潟県民会館 大ホール
12.03(火)18:30 茨城県つくば市 つくば市立ノバホール 大ホール
12.04(水)13:00 茨城県つくば市 つくば市立ノバホール 大ホール
12.06(金) 19:00 愛知県刈谷市 刈谷総合文化センター アイリス 大ホール
12.08(日) 15:00 大阪府堺市 フェニーチェ堺 大ホール
12.11(水) 18:30 静岡県三島市 三島市民文化会館 ゆうゆうホール 大ホール
12.14(土) 〜15(日) 13:00 京都府京都市 京都芸術劇場 春秋座
12.19(木) 〜22(日) 14:00 東京都文京区 文京シビックホール 大ホール
<演出:住吉佑太コメント>
チェ・ジェチョルさんの提唱する「歩みの中から、生まれてくるリズム」、これを一緒に探求したいと思いました。世界中の民族音楽は、常に「動作」と共にあります。重心の上下運動や緩急、筋肉の緊張と緩和の連続が、必然的に音楽や踊りに反映されています。太鼓はとても、身体的なアプローチが強い楽器です。身体性、音楽性、精神性。
鼓童がこれまでも大切にしてきたこの三本柱を、今一度足元から見つめ直し、新しくも根深い作品をお届けできればと思っています。
住吉佑太(太鼓芸能集団 鼓童)
2013年より鼓童の舞台メンバー。舞台では主に太鼓、笛を担当。また、舞台の要となる数々の楽曲を生み出す鼓童のサウンドメーカー。
2018年「巡 -MEGURU-」、鼓童浅草公演『歩』(2021年)を演出。2022年「ミチカケ」では音楽監督を担当。
また音源製作にも積極的に取り組み、デジタルアルバム「Alatane」、「兆」、「Tomorrow」、「鼓童撰集Ⅰ」の製作に携わるほか、中込健太との前衛的即興打楽器ユニット「ケンタタクユウタタク」では、ライブ配信のほか、デジタルアルバム3作とカセットテープ「NAYUTA」「零音」を発表。
鼓童発の実験音楽レーベル「0on(ぜろおん)」を主催。太鼓音楽のみならず実験音楽やサウンドアートにも興味を持ち、新たな音楽表現の形を模索しつづける、鼓童の舞台のこれからを創りだすキーパーソンの一人である。
2021年、香川県文化芸術新人賞を受賞。
<チェ・ジェチョル(崔在哲)氏 コメント>
一歩一打。土地を歩いて太鼓を叩いていると、ふと「境界線」が無くなる時があります。自分と他者、自分の脚と地面、自分が担ぐ太鼓から鳴る音と辺りにコダマして跳ね返ってくる音。自然豊かな佐渡の道端で、自分の音や存在に集中する程、自分の向こう側でなのか、それとも未だ出会えなかった自分の奥底からなのか、何か新しい目覚めのような発見が生まれる時があります。リズムの蕾のようなものでしょうか。叩き歩きの旅路で鼓童のメンバー達に是非、その感覚を体験して貰いたかった。
佐渡ヶ島一周太鼓ウォークを経た今、メンバーそれぞれの発見が芽吹き『山踏み』の舞台でどんな花を咲かせるのか、私は楽しみでなりません。
チェ・ジェチョル /韓国太鼓(チャンゴ)演奏家
1979年、大阪に生まれ、東京育ちの在日コリアン3世。ソルチャング(韓国太鼓の独奏)を軸にして民俗音楽、伝統音楽、現代音楽の垣根を越えて様々な音楽シーンで活動を行う。韓国太鼓の演奏の他、楽曲製作(作詞、作曲)、TVCM音楽製作(資生堂化粧品 2008春夏)、舞踏(田中泯)とのコラボレーション等も行う。2009年より日本と韓国の文化に触れる旅『Chango Walk』を始める。「歩く生活、歩くリズム」を求めて、東海道五十三次(2009)、京都~博多(2010)、東京~韓国 星州(2015)、富士山詣(2016)、三陸沿岸(2018)、佐渡島一周(2021)の道のりを叩き歩いた。山、川、海、アスファルト、道端で感じるリズム、踊り、歌を表現のテーマとする。
*太鼓ウォークとは
『山踏み』では「歩みの中から生まれてくるリズム」を探求することに重きをおき、そのクリエイションの一環として、鼓童メンバーは楽器を演奏しながら、佐渡ヶ島を一周する「太鼓ウォーク」を今年2024年の1月より行っています。一周は約280km、合計63時間を一年かけて、四季折々の景色や匂いを感じながら巡り、ついに11月にゴール予定!太鼓ウォークを経て生まれる作品『山踏み』に乞うご期待!
株式会社北前船
太鼓芸能集団 鼓童:
太鼓を中心とした伝統的な音楽芸能に無限の可能性を見いだし、現代への再創造を試みる集団。1981年、ベルリン芸術祭でデビュー。以来世界50以上の国と地域で7,000回を超える公演を行う。劇場公演の他、世界の主要な国際芸術祭等へ多数参加し、近年では、初音ミク、MIYAVIらとの共演、オンラインゲーム「原神」の音楽に参加するなど活動の幅を広げている。2023年、令和5年度文化庁長官表彰。
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