単一圃場としては日本最大級となる約40ヘクタール葡萄圃場を、山梨県北杜市武川町に官民一体で造成

新圃場から１００年続くワイナリーを目指して

山梨県北杜市

2023年5月22日 12時00分

山梨県北杜市（市長：上村　英司）とワインの製造・販売を行うフジクレールワイナリー株式会社(所在地：山梨県甲州市勝沼町、代表：澤村　貫太)は、山梨県北杜市武川町に官民一体となり、日本でも単一圃場規模としては日本最大級となる醸造用葡萄圃場の造成が開始されています。このたび造成工事の皮切りとして整備が完了した試験圃場にて、葡萄苗木を植える地鎮祭が2023年5月21日（日）に関係者約60名の出席により執り行われました。この新圃場から日本を代表するような100年続くワイナリーを目指し、官民が一体となり取り組んでまいります。

写真：フジクレールワイナリー新圃場航空写真（山梨県北杜市武川町中山地区）

フジクレールワイナリー武川町新圃場概要

名称　　　　　　：フジクレールワイナリー武川町新圃場
住所　　　　　　：山梨県北杜市武川町三吹3562-3
面積　　　　　　：約40ヘクタール
試験圃場葡萄品種：甲州、マスカット・ベーリーA、シャルドネ、ピノ・ノワール、リースリング　など

地鎮祭において：北杜市長　上村英司からのメッセージ

　フジクレールワイナー様におかれては、従来から市内の明野町でも醸造用葡萄の栽培を行っていただいており、北杜市の豊かな自然環境の中で高品質な醸造用葡萄を栽培し、国際ワインコンクールなどで数多くの賞を受賞されています。
　そして、ここ武川町において、更なる規模拡大を図り、フジクレールワイナリー様にとっての大きなチャレンジが始まろうとしています。
　北杜市では、北杜の個性に溢れる世界に誇る品質の高いワインを生産する産地を目指して、循環型農業や有機農業を推進し、安心安全で北杜らしい個性を持ったワインを生産する取り組みを進めて参ります。
　また、市には数多くの芸術や伝統、文化財などの宝があり、そのような作品や歴史的な背景を重んじながらワインを楽しめる環境があるのは北杜の個性と考えています。
　今後ともフジクレールワイナリー様と協力し、「訪れてよし、味わってよし。」と評価されるようなワイン産地を目指していきたいと思います。

地鎮祭において：フジクレールワイナリー代表取締役　澤村貫太からのメッセージ

『中山地区植樹式・地鎮祭』挙行の背景

　この度、山梨県、北杜市の皆様のご尽力で武川町中山地区に「ご縁」を頂戴することができました。この地は、縄文、弥生、平安時代～近世の住居、炭窯などの遺跡群、また戦国時代には、武田武川衆が存在した文化的、歴史的にも価値があり、人と人が密接に繋がった土地柄であり、私たちは、この圃場を完成させ次世代の人々にバトンを渡す（人と人を繋ぐ）重要な責務を痛感しております。
　気候変動による、葡萄の生育環境の変化に対応すべく、この武川町中山地区は、適地（温度の寒暖差、土壌、日照時間、日照量等々、）であると確信しており、今後は、本圃場開場に向けてこの試験圃場にて適材や４パーミル・イニシアチブ、ウイルスフリーの苗木、減農薬、Iotの技術の修練、人財育成に取り組み、地球に優しく持続可能な産業と生活を山梨県北杜市から発信し、そして100年続く事業として完遂させる覚悟で挑みます。
『フジクレールワイナリーが目指すワイン造り』とは
　フジクレールとは、日本を代表する「富士山」とフランス語の「澄んだ」「明るい」を意味する「Clair」から由来する社名となります。
　富士山のように日本を代表できるワイン造りを目指し、上品な清らかで澄み切ったワインを造り続けて参ります。「ワインのある生活で日本の食卓を豊かに・・・」を目指し、お客様に愛されるワイナリーとなれますよう日々邁進していく所存です。