軽量高断熱耐火ルーフィングユニット「スミルーフDN®」とソーラーアンカー「DN Solar-SlimFIT™」を利用したシート防水一体型締結工法の第一号物件完成について
住友ベークライト株式会社の防水事業分野を担当する住ベシート防水株式会社より 物件完成のお知らせと展示会出展のご案内
【背景】
現在、「2050年カーボンニュートラル」という目標を掲げ、気候変動問題への対応を“成長の機会”と捉える国際的な潮流が加速しています。これを背景に建築物の『省エネ』対策として、断熱性に優れた鉄骨造の陸屋根構造部材「スミルーフDN®」の採用が増えています。
また、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)建築物基準達成のため、「スミルーフDN®」によるフラットな屋上を有効利用し『創エネ』として太陽光発電パネルを設置する需要が高まっています。
【スミルーフDN®について】
「スミルーフDN®」は、露出シート防水用塩ビ被覆鋼板を表面材に使用し、屋根構造部材としては非常に軽量(約10kg/m²)で施工人工の削減や施工工期の短縮に有効な屋根材です。さらに、高い断熱性を有するとともに屋根30分耐火構造の認定を30mm、45mm、60mmの厚さで取得、シート防水性能に優れた商品となっています。
鉄骨造のフラットな屋根材、防水材として好適な建築材料です。
【建設現場の人手不足への提案】
住ベシート防水では、建設業界で深刻になりつつある高齢化による人手不足を解決するために、施工現場での負担を減らし、施工が簡単で、かつ耐久性に優れた軽量化パネルを開発いたしました。
従来仕様のDNルーフボードの表面鋼板に、当社で20年以上の使用実績がある露出用塩ビ被覆鋼板を使用した、全く新しい防水屋根材パネルがスミルーフDN®です。優れた耐久性や軽量化はもちろんのこと、屋根業者でも一定の技能習得により、防水の施工が簡単にできるようになったことで、工期短縮と人手不足による現場での負担軽減をねらった、今まさに時代が求める新建材です。
【スミルーフDN®の施工後に設置が可能な後施工アンカー「DN Solar-SlimFIT™」について】
通常、防水工事とともに太陽光発電パネルを屋上に設置する場合には、架台基礎を設置する必要がありますが、開発した軽量ソーラーパネル設置工法は、シート防水一体型乾式軽量アンカーをスミルーフDN®の上から母屋に固定し、軽量架台を使用することで、スミルーフDN®の施工後に簡易に設置することができます。
この軽量アンカー工法は、シート防水で施工された水槽などの梯子固定に利用される水密性に優れた工法で10年の防水保証が可能です。
陸屋根向けのシート防水一体型締結工法は、住ベシート防水とソーラーフロンティアの共同開発です。
●ソーラーフロンティア株式会社 https://www.solar-frontier.com/jpn/
【 第一号物件施工について】
住友ベークライト 尼崎工場 食堂棟
兵庫県尼崎市東塚口町二丁目3番47号
建物の面積 580m²
【第一号物件施工の様子】
本製品を含めた防水関連製品は、3月12日(水)から15日(金)まで東京ビッグサイトで開催される建築建材展に出品予定です。
https://messe.nikkei.co.jp/ac/
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本件に関するお問い合わせ
住ベシート防水株式会社営業本部 建築営業部
Tel: 03-5462-8960
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