生成AIツール「潜在ニーズの探索」をGPT Storeで提供開始!新規事業開発を加速させる生成AIツールズ第3弾

えそら合同会社

新規事業開発コンサルティングを手掛ける、えそら合同会社(本社:東京都渋谷区、代表社員:喜多竜二)は、新規事業のアイデア創出を支援するツール群の第3弾として、OpenAI社が提供するGPT Storeに、行動観察型のGPTs「潜在ニーズの探索」の提供を開始しました。

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URL https://chatgpt.com/g/g-fIGpuq3s8-qian-zai-nisunotan-suo


  • 開発背景

新規事業開発初期における潜在ニーズの発見は、新規市場の創出や、競合に先駆けての既存市場における独自の価値提案につながりますが、いざ潜在ニーズの発見にチャレンジしようしても、多くの方がどのように探せばよいのかという方法論につまずきます。


なぜなら、潜在ニーズは”生活者が気づいていない”という性質があるため、潜在ニーズについて、生活者に聞くという市場調査の定番手法が使えないところに難しさがあるからです。さらに、アイデア検証の難易度が高かったり、市場を開拓するコストがかっかたりと、そもそも有力な「潜在ニーズ」が必ず見つかる保証もないため、どこまで時間をかけるのか見極めるのも非常に難しいという側面があります。


従来は、この潜在ニーズの探索を行う際に、リサーチベースの方法として「行動観察」と「インタビュー」がよく使われていましたが、いずれも非常に時間がかかるものでした。


もしこの部分に生成AIを活用できれば、スピードも格段に上げることができそうですが、潜在ニーズを探索するためには、⼈の⼼理や無意識と向き合う必要があるため、少なくとも現時点の生成AIは万能ではなく、勘よく潜在ニーズを出してくれません。


その背景として次の3つが挙げられます。

  1. そもそも生成AIに潜在ニーズを直接的に聞くべきではない

    AIが学習したのは誰かが書いたテキストであって、学習データそのものは潜在的と言えない

  2. 人間心理の補助なしで読み取らせるべきではない

    生成AIはテキストの背後にある人間の言葉にしづらい複雑な感情や、暗黙知としての社会的文脈の理解が苦手である

  3. 無意識の領域の探索とAIは相性が悪い

    潜在ニーズの探索は、生成AIが学習していない、知らない世界なので、それをやらせるのは構造的に無理がある

そこで今回、生成AIの苦手分野や限界をカバーした、「潜在ニーズ」の探索に使えるGPTsの開発を行いました。


今回は、前述した生成AIが勘よく潜在ニーズを出してくれない背景の裏返しに当たる、下記のポイントを押さえたプロンプトを稼働させることで、「潜在ニーズの探索」が有効に機能するようにカスタマイズしています。


<生成AIを活用した潜在ニーズの探索を行うポイント>

  1. その事象から遠く離れた未来を予測したり、無から有を創造的に発想させない

  2. 苦手とされている心理的な同期や感情の分析を、“よしなに”やってもらわない

  3. 十分な量を出してもらった後の洞察や意思決定は従来どおり人が行う


  •  行動観察型「潜在ニーズの探索」について

人の行動が習慣化される前は、その人が持っていた様々なニーズをもとに葛藤、判断が行われているはずです。しかし、ひとたび習慣化が完了してしまうと、それらは本人の中で意識されなくなります。つまり、”人の習慣”の中には、本人が以前は意識していたが、今は意識しなくなった潜在ニーズが隠れていることが多いといえます。


今回開発したGPTs「潜在ニーズの探索」は、これを引き出すために、習慣化された行動の背後にある心理を探る「行動観察型」を採用しました。


⾏動観察型では、ある事実を多⾓的に解釈することで潜在ニーズを⾒つけます。

⼈の習慣的な⾏動やパターンに着⽬するところに特徴があり、例えば、インタビュー発話の分析等も「事実の解釈」を行うため、この型に分類されます。


  • 行動観察型 GPTs「潜在ニーズの探索」の特徴

GPTs「潜在ニーズの探索」では、この後に行う「アイデア発想フェーズ」を見据えた、潜在ニーズの大量生産が可能となりました。


「潜在レベル」を設定し3つのレベルに分けることで、潜在的であるかどうかの度合いを可視化できるだけでなく、潜在ニーズの可能性を秘めた、発想レベルの突拍子のないニーズまで何度でも提案させることができます。


  • レベル1:引用レベルのニーズ抽出

    話者が認識かつ言語化できている顕在ニーズ

  • レベル2:解釈レベルのニーズ抽出

    話者が状況としては認識しているものの、明確なニーズとしては認識していない、または上手く言語化できていないタイプの潜在ニーズ

  • レベル3:発想レベルのニーズ抽出

    こういった状況下の人はこのようなニーズを持つかもしれないという、発想レベルの潜在ニーズ  

<アウトプットイメージ>

インプット:「親が子どもに宿題を促した後の子どもの様子」についてインタビューした発話録


・潜在レベル1:引用レベルのニーズ

 話者がインタビューで語っている内容が抽出されます。

・潜在レベル2:解釈レベルのニーズ

 話者が直接インタビュー内で述べてはいないものの、ニーズとして強く伺える内容が言語化されます。

・潜在レベル3:発想レベルのニーズ

 「将来の自己管理能力」や「学習意欲や学びへの関心」など、話者の内容を元に発想した内容が抽出されます。

  • 使い方

1. 下記URLよりアクセス

https://chatgpt.com/g/g-fIGpuq3s8-qian-zai-nisunotan-suo

2. 「分析したい生活者の発言」を入力し、開始する


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リリース日:2024年6月27日

URL:https://chatgpt.com/g/g-fIGpuq3s8-qian-zai-nisunotan-suo

料金:無料


※本サ―ビスは、OpenAI社が提供するChatGPTを利用したサービスです。

OpenAI社が提供する「ChatGPT Plus(有料会員)」ではない「無料会員」の方でもご活用いただけますが、回答の精度や回数は、ご利用のプランにより異なります。あらかじめご了承ください。

OpenAI社の利用規約:https://openai.com/enterprise-privacy


  • 関連セミナー

「潜在ニーズの探索」についての詳しい活用方法や、デモンストレーションを、ご紹介している動画セミナーをご用意しています。より詳しくご覧になりたい方はこちらからお申し込みを受け付けております。ぜひご活用ください。


「AI時代の潜在ニーズの探り方」

セミナー詳細・お申し込みはこちら▼

https://esaura.jp/news/event/202402204332.html


  • えそらLLCの新規事業開発×AIへの取り組みについて

新規事業開発では、仮説検証を素早く行い、市場ニーズを見極める必要があります。正しい生成AIの活用は、新規事業開発のスピードを大幅に向上させることが期待できます。当社では、新規事業開発チームを成功に導くために「新規事業×AI」を掲げ、自ら実験を繰り返しながら、その可能性を広げていく活動、発信を行っています。その一環として、新規事業開発で活用できるGPTsを順次開発し、発表する予定です。


<今後リリース予定のGPTsについて>

新規事業開発におけるUXリサーチや事業推進でご活用いただけるツールを順次公開予定です。

・新規事業アイデアの壁打ち

・競合リサーチ

・カスタマージャーニーマップ


  • えそら合同会社について

デザインの力で新規事業の立ち上げ支援をしているデザインコンサルティング会社です。2009年の創業以来、「200を超える事業」で新しい体験をデザインしてきました。「顧客との対話」を重視した0→1 のアイデア・デザイン領域を得意としており、新規事業における最⼤の失敗リスクと⾔われている“No market need” を可視化、最⼩化する技術を保有しています。

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会社名:えそら合同会社

所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷 5-27-5 リンクスクエア新宿 16F

設立日:2009年3月

代表者:代表社員 喜多 竜二

会社サイト:https://esaura.jp/

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会社概要

えそら合同会社

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業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5 リンクスクエア新宿 16F
電話番号
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代表者名
喜多竜二
上場
未上場
資本金
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設立
2009年03月