Cloudera、NVIDIAと協業して生成AI機能を拡張
NVIDIA NIM と Cloudera Data Platform を統合し、25 エクサバイトの企業データの可能性を解き放つ
ハイブリッド・データ・クラウドの実現を目指す Cloudera 株式会社(所在地:東京都中央区、社長執行役員:大澤 毅、https://www.cloudera.com/)は、Clouderaが NVIDIA の主要テクノロジーへの対応を拡大したことを発表しました。Cloudera Powered by NVIDIA(https://www.cloudera.com/why-cloudera/enterprise-ai.html) は、Cloudera Data Platform 内の AI/ML ワークフロー向けサービス「Cloudera Machine Learning」に、ソフトウェアプラットフォーム「NVIDIA AI Enterprise(https://www.nvidia.com/en-us/data-center/products/ai-enterprise/)」の一部である、エンタープライズグレードのマイクロサービス「NVIDIA NIM(https://nvidianews.nvidia.com/news/generative-ai-microservices-for-developers)」を統合し、高速で安全かつ簡素化されたエンドツーエンドの生成AIワークフローを本番環境で提供します。
大規模言語モデル(LLM)に最適化された包括的なフルスタックプラットフォームと組み合わされたエンタープライズ規模のデータは、組織の生成 AI アプリケーションをパイロットから本番へと進める上で重要な役割を果たします。NVIDIA NIM と NeMo Retriever マイクロサービスにより、開発者は AI モデルを、テキスト、画像、棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフなどの視覚化を含むビジネスデータにリンクさせ、高精度で文脈に関連した応答を生成することができます。これらのマイクロサービスを使用する開発者は、エンタープライズグレードの LLM を構築、カスタマイズ、デプロイするために最適化されたランタイムを提供する NVIDIA AI Enterprise を通じてアプリケーションをデプロイすることができます。NVIDIA のマイクロサービスを活用することで、Cloudera Machine Learning は、高性能な AI ワークフロー、AI プラットフォームソフトウェア、高速コンピューティングを、データの所在にかかわらず、Cloudera 管理下でエンタープライズ規模のデータの価値を解き放つことを可能にします。
Cloudera は、NVIDIA のマイクロサービスとの複数の統合を開始します。Cloudera Machine Learning は、NVIDIA のマイクロサービスに搭載されるモデルとアプリケーションの提供を統合し、すべてのワークロードでモデルの推論パフォーマンスを向上させます。この AI モデルサービング機能により、ユーザーは、パブリッククラウドとプライベートクラウドの両方から、デプロイされたモデルに対して、耐障害性、低レイテンシーサービング、自動スケーリングを実現することができます。さらに Cloudera Machine Learning は、企業データへのカスタム LLM の接続を簡素化するために、統合された NVIDIA NeMo Retriever マイクロサービスを提供します。この機能により、ユーザーは本番使用のための検索拡張世代(RAG)ベースのアプリケーションを構築できるようになります。
Cloudera は以前から NVIDIA と協力し、Cloudera Data Platform に Apache Spark 用の NVIDIA RAPIDS Accelerator (https://www.nvidia.com/en-us/deep-learning-ai/solutions/data-science/apache-spark-3/)を統合することで、GPU に最適化されたデータ処理を活用してきました。Cloudera Data Platform は、NVIDIA のマイクロサービスの追加と NVIDIA AI Enterprise との統合により、独自の合理化されたエンドツーエンドのハイブリッド AI パイプラインを提供することになります。
今後、業界を問わず、組織は変革的な生成 AI を支える LLM を、より迅速かつ直感的に構築、カスタマイズ、導入できるようになると Cloudera は考えています。これには、開発時間を短縮するコーディング・コパイロット、顧客とのやり取りやサービスを自動化するチャットボット、文書を迅速に処理するテキスト要約アプリ、合理化された文脈検索などのアプリケーションが含まれます。これらのイノベーションは、企業全体のデータと高度な AI プロセスをより簡単かつ迅速にすることで、収益創出とコスト最適化を実現し、Time-to-Business の価値を最大化します。
Cloudera で AI/ML 製品担当副社長を務めるプリヤンク・パテル(Priyank Patel)は次のように述べています。「Cloudera は、NVIDIA NIM と CUDA-X マイクロサービスを統合して Cloudera Machine Learning を強化します。この統合によって、強力な生成 AI 機能とパフォーマンスをユーザーに提供するだけでなく、今日のデータ環境をナビゲートするために重要な要素である不正確さ、幻覚、予測エラーを軽減しながら、組織がより正確でタイムリーな意思決定を行えるよう支援していきます。」
NVIDIA でエンタープライズ製品担当バイスプレジデントを務めるジャスティン・ボイタノ(Justin Boitano)氏は次のように述べています。「企業は、膨大な量のデータを活用し、生成 AI によるカスタム・コパイロットや生産性向上ツールの構築を切望しています。NVIDIA NIM の Cloudera Data Platform への統合は、ビジネス変革を推進する LLM をより簡単かつ柔軟に展開する方法を開発者に提供します。」
Cloudera は、カリフォルニア州サンノゼの San Jose McEnery Convention Center で 2024 年 3 月 18 日から 21 日まで開催される AI 時代の開発者向けカンファレンス「NVIDIA GTC(https://www.nvidia.com/gtc/)」にて、新しい AI 機能を紹介します。本カンファレンスには、次世代の AI とアクセラレーテッド・コンピューティングを形作る組織やイノベーターが参加します。
Cloudera について
Cloudera は、データの力によって、今日不可能なことを明日可能にできると考えています。あらゆる場所のデータから信頼性の高いエンタープライズ AI を生み出すよう促すことで、コストやリスクの削減、生産性の向上、ビジネスパフォーマンス達成の加速へと導きます。Cloudera のオープンデータレイクハウスは、データ管理の安全性とクラウドネイティブデータ分析のポータビリティを実現し、パブリッククラウドかプライベートクラウドかを問わず、あらゆるクラウド上のデータタイプ全ての管理と分析を支援します。ハイパースケーラーにも比肩する大量のデータを管理する Cloudera は、ほぼ全ての業種のリーディングカンパニーからデータパートナーとして選ばれています。Cloudera は、データの価値と未来についての指針を世界に示してきました。今後も、オープンソースコミュニティによるたゆみないイノベーションを原動力とする活発なエコシステムの牽引に力を注いでまいります。詳しくは http://jp.cloudera.com をご覧ください。
Cloudera および関連するマークは、Cloudera, Inc. の商標または登録商標です。その他すべての会社名および製品名は、それぞれの所有者の商標です。
本プレスリリースに記載されている、機能および統合に関する記述を含む(ただし必ずしもこれらに限定されない)特定の記述は、将来の見通しに関するものであり、リスクおよび不確実性の影響を受けるため、結果が予想と大幅に異なる可能性があります。実際の結果を大きく乖離させる可能性のある重要な要因には、世界的な経済情勢、サプライチェーンにおける第三者への依存、技術開発や競争の影響、新製品・新技術の開発または既存製品・技術の強化、当社製品または提携先製品の市場での受け入れ、設計、製造、ソフトウェアの欠陥、消費者の嗜好や需要の変化、業界標準やインターフェースの変更、システムに統合された際の当社製品または技術の予期せぬ性能低下などがあります。 Cloudera は、法律で義務付けられている場合を除き、将来の出来事や状況を反映するためにこれらの将来の見通しに関する記述を更新する義務を一切負いません。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
- 種類
- 経営情報
- ビジネスカテゴリ
- システム・Webサイト・アプリ開発