「地域で子どもを見守る力を広げたい」― 継続サポーター100人目からのメッセージ！次はあなたが101人目になりませんか？

認定NPO法人こども∞感ぱにーでは、2024年10月に継続サポーターが100人を突破しました。

認定NPO法人こども∞感ぱにー（こどぱにー）

2024年12月13日 09時00分

認定NPO法人こども∞感ぱにー（宮城県石巻市　代表理事:田中雅子　以下「こどぱにー」）は、東日本大震災をきっかけに、こどもたちがありのままで過ごせ・当たり前にそこにありつづける居場所を13年間続けています。今後もそんな居場所をつづけていくために2025年までに500名のサポーター募集にも挑戦しています。

この度、継続サポーターが100人を突破しました！

100人目の継続サポーターとなったのは、社会教育士として活躍される吉田さん。

彼女のインタビューから、こどぱにーが行ってきた役割や地域とのつながりの重要性を感じることができました。

また、こどぱにーの代表理事である田中からのお礼の挨拶もございます。

『100人目インタビュー』　ー吉田さんが語る「こどぱにー」　

こどぱにーの活動を初めて知ったのは、2021年の教育教育主事の講習でした。

社会教育の視点から不登校の子どもにアプローチできることはないか探るために、不登校児童生徒に向けた支援の現状を知りたくて調べていく中で、こどぱにーの存在を知りました。

こどぱにーのフリースクールを実際に訪れ、インタビュー活動もさせていただきました。

そこでのスタッフや子どもたちの姿が印象に残っています。

2022年に女川町の教育委員会に赴任しましたが、こどぱにーの活動を継続的に見守り続けていて、なにか継続的にサポートできることはないかと思っていました。

こどぱにーが開催している『学校外の居場所』は、本当に大切だと思います。

エネルギーがなくなってしまって不登校に陥ってしまった子どもが、フリースクールでエネルギーを充電して一歩を踏み出す。

一人一人のペースを大切にしながら、寄り添って待ち続けることは、学校にはとても難しいことだと思います。

家庭の状況など、いろんなことが絡んでいるとなおさらです。

学校だけが学びの場ではない。

教員、家庭だけなく、地域がつながって子どもたちを見守っていける場所は素敵だなと思います。

寄付を始めたのは、"こどもたちのために"学校以外の居場所づくりに力を注いでいるこどぱにーの活動にちょっとでも協力できたらと思ったからです。

NPOのような団体は、思いがあって活動したいのに資金集めにとても苦労していることは知っていました。

こどぱにーには、これからも子どもたちに寄り添って、社会に出た後の子どもたちにとっても心の拠り所であり続けてもらうこと、そして、これまでのノウハウなどを広げて、助けを必要としている子どもたちの居場所づくりができる、第二、第三のこどぱにーを増やしていってほしいと思っています。

そして、たくさんの子どもたちが笑顔で学生時代を過ごし、たくましく現実を乗り越えていける、そんな未来を見たいと願っています。

インタビュイー：吉田友香さん（社会教育士）

2021年の教育教育主事の講習でこどぱにーと初めて出会う。

それからこどぱにーの活動に共感し、社会教育士の立場からずっと見守ってくれています。

▼お礼の挨拶　ー代表理事　田中雅子

2024年10月に、こどぱにーの継続サポーター数が100人になりました。
これもひとえに、こどぱにーの活動に共感し、石巻の子どもを支えてくださるみなさまのおかげです。心より感謝申し上げます。

こどぱにーが活動を始めて11年半が経ちます。
当初から地域の方をはじめ、様々な方に活動を支えていただきながら、ともに子どもが笑顔になれる場をつくってきました。
2023年度末までの10年間に開催した子どもの居場所（プレーパーク、フリースクール）は、合わせて約4,000回。
私たちはそこで延50,000人以上の子どもと出会い、遊び、対話し、時には悩みを聴き、長い時間を一緒に過ごしてきました。

震災から10年間は、国や民間の助成金が活動を支えてくれましたが、これからは持続可能な組織であるために、自主事業収益や活動に共感してくださるみなさんからの寄附が活動を支える大きな存在となります。

そこでたてた目標が『継続サポーター500人』です。
500人の方が登録してくださると、プレーパークとフリースクールの開催に係る費用の多くに充てることができます。
それによって組織基盤が安定し、より子どもたちに寄り添った活動を行うことができます。

これからもこどぱにーのビジョン「子どもの笑顔が地域のなかで育まれるまちに」を達成できるように邁進していきますので、これまでと変わらずにこどぱにーを見守り、ときには応援し、ともにつくりあげていただけると嬉しいです。

次の目標は継続サポーター150人！
どうか、これからもよろしくお願いいたします。

認定NPO法人こども∞感ぱにー

代表　田中雅子

1968年東京生まれ。保育士。PADIダイブマスター
東京の母子生活支援施設、児童養護施設で約8年間勤務。石巻と出会う前まで、寄宿制のフリースクールで子どもたちと自給自足しながら生活をともにする。
東日本大震災のあと2011年3月20日に石巻に入り、子ども支援を中心に活動。その活動が認められ、CCJA（草の根で活動する女性リーダーに贈られる賞）のファイナリストに選出。