【アンケート報告】85%の患者が医療機関のプライバシー対策がクリニック選択に影響すると回答
〜院内プライバシーについて患者がどのように捉えているかアンケート調査を実施〜
カルー株式会社(本社:目黒区、代表取締役:具志 林太郎)は、病院口コミ検索サイト「Caloo」のユーザーに対して、医療機関の院内プライバシーに関するアンケートを実施いたしました。
集まった345名の回答をもとにアンケート結果を報告します。
アンケート概要
集計期間:2024年1月26日~2024年3月3日
対象者:病院口コミ検索サイト「Caloo」のユーザー
方法:インターネット回答
有効回答数:345名
アンケートサマリー
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85%の患者が医療機関選択の際にプライバシー対策が影響すると回答
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約70%の患者が「番号」での呼び出しを希望
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特にプライバシー対策を実施してほしい標榜科目
院内プライバシーが患者の医療機関選択に及ぼす影響
院内プライバシーが保たれているかどうかがクリニックを選択する際に影響するかどうかの質問では、85%の患者が影響すると回答しました(大いに影響するが25.5%、影響するが38.6%、少し影響するが20.9%)。
院内でプライバシー確保のために取り組むと同時に自院のホームページ、院内掲示、情報サイトへの掲載などで積極的に取り組みを伝えることは患者から選ばれる医療機関になるための必須条件となりそうです。
院内での呼び出し方法
院内プライバシーの一つの待合室での名前での呼び出しですが、約48%の患者が名前で呼んで欲しくないと回答するものの、約52%の患者は名前で呼ばれても大丈夫と回答しほぼ拮抗しました。
ところが、名前か番号のどちらで呼び出されたいか?という質問に関しては、「約70%の患者が番号で呼び出されたい」と回答しました。番号で呼び出すシステムがあればそちらの方が好まれるという結果となりました。
特にプライバシーに気をつけてほしい標榜科目
院内プライバシーに配慮して欲しい診療科目を複数選択で質問したところ心療内科、精神科が67.5%、67%と多くの患者がメンタル系の病気にはプライバシーが気になるという結果となりました。その他、レディースクリニック、産婦人科、泌尿器科、美容クリニックなど女性が多いクリニックがプライバシーを気にされていました。
反対に小児科、眼科、耳鼻科、歯科などはプライバシーをそこまで気にしていないという結果になりました。
その他のご意見
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ウェブ問診があると通院理由を院内で知られないのでうれしい
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電子カルテを広げたまま別の患者を呼ぶのはやめて欲しい
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他の患者の前で身長や体重を聞かれることがあり不快
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皮膚科の窓口で「水虫の薬ですね」と病名を言われて恥ずかしかった。
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診察室が複数あっても診察室同士が裏で繋がっていて隣の診察内容が聞こえてしまうことがある。
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職員同士の雑談の声が気になる
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中待合室は意外と患者と医師の声が聞こえてくる
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受付で「今日はどうされましたか?」と聞かれると待合室で受診理由や病状を説明しないといけないので避けたい。
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できれば金額もいくらか言わないで欲しい
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通っている乳腺外科クリニックでは、受付で発行される番号が院内のディスプレイに表示される形で安心できます。
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名前が変わっているから呼ばれたくないです。
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総合病院の放射線科、院内処方局や会計課では、番号によるコントロールがとてもよくできているとおもう。しっかりできているので、同様のシステムを導入してほしい。
アンケートまとめ
このアンケートから、院内でのプライバシー保護を患者様が医療機関選択の一つの要素として含まれていることが分かりました。
また、名前での呼び出しよりも番号での呼び出しが好まれているということからシステム面などで対策を施すのが良いと思われます。
特に「精神科・心療内科」「産婦人科」「泌尿器科」「美容クリニック・レディースクリニック」ではプライバシーへの配慮が求められています。
▼ カルー株式会社が提供するWEB予約システム「アポクル」について ▼
WEB予約システム「アポクル」では、今回のアンケートを踏まえて順番表示機能を開発し、リリースいたしました。
・順番待ち予約
・時間帯予約 のどちらでも番号を発行し、院内でディスプレイで表示することが可能です。
カルー株式会社
月間500万人が利用する病院検索口コミサイト『Caloo(カルー)』を運営しています。その他にも『アポクル予約』『アポクル問診』『ドクターズインタビュー』などのサービスを展開しています。動物病院向けにも同サービスを提供しております。
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