ESG配慮のグリーンビル※1ファンド4号を組成
~省エネ化普及を目指した商業施設における当社初の取り組み~
サムライ・キャピタル株式会社(東京都港区、代表取締役社長 青山 健、以下、「当社」)は、兵庫県神戸市内の既存ビル(商業施設)について、アセットマネージャーとして、SPC(合同会社グリーンビルPJ4)を通じ省エネ化工事を行い、BELS☆☆☆以上の認証を取得することを目的としたファンドの4号ファンド(以下、「本ファンド」)を組成しました。3号ファンドまでは都内のオフィスビルを対象としておりましたが、本4号ファンドにおいては、関西圏の商業ビルを対象とする新しい試みとなります。なお、1号ファンドにおきましては、全3物件のうち2物件でZEB Ready、1物件でBELS☆☆☆☆を取得しており、2号ファンドにおきましては、全5物件のうち1物件でZEB Ready、2物件でBELS☆☆☆☆、3号ファンドにおきましては、取得した物件でZEB Readyを取得する予定です。
本ファンドには、昭和リース株式会社(東京都中央区、代表取締役社長 泰山 信介)がアレンジメント業務に関わり、株式会社中国銀行(岡山県岡山市、取締役頭取 加藤 貞則)がシニアローン、株式会社関西みらい銀行(大阪府大阪市、代表取締役社長 西山 和宏)がメザニンローン、以下記載の7社が匿名組合出資を提供します。省エネ化工事にあたっては、株式会社プランテック(東京都千代田区、代表取締役社長執行役員 小山 直行、以下「プランテック」)が設計を行う予定です。
<本ファンド匿名組合出資者>
九州電力株式会社(福岡県福岡市、代表取締役社長執行役員 西山 勝)
MUFGファイナンス&リーシング株式会社(東京都中央区、代表取締役 藤末 浩昭)
サーラ不動産株式会社(愛知県豊橋市、代表取締役社長 赤間 真吾)
西部ガス都市開発株式会社(福岡県福岡市、代表取締役社長 松田 和久)
肥銀リース株式会社(熊本県熊本市、代表取締役社長 江藤 英一)
エクシオグループ株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長 梶村 啓吾)
昭和リース株式会社(東京都中央区、代表取締役社長 泰山 信介)
<グリーンビルPJ4スキームイメージ>

当社では、ESGを投資戦略の基本施策として掲げ、これまで数々の案件に取り組んでまいりましたが、本ファンドは、2023年の1号ファンド、2024年の2号ファンドに続き、2025年は2月に組成した3号ファンドに続き2本目となる既存ビルを対象とした環境配慮型の4号ファンドになり、本取り組みをますます加速させていく予定です2025年は一部ESG投資に逆風となる動きも見られましたが、地球環境を守り次世代につないでいくことが我々の責務と考え、当社では引き続きESGを投資戦略の根幹としていく予定です。本取引を通じ、オフィスビルだけでなく、商業用不動産全般において、従来の建築業界で一般的とされてきたスクラップアンドビルドではなく、既存建築物にテナントが入居した状態のままで省エネ化工事を行うことにより、バリューアップを図る活動を関西圏にも拡大できたことは大きな一歩と考えております。
※1 グリーンビル:エネルギーや水・空調設備などにより環境への負荷を削減した建築物のことであり、本ファンドにおいてはBELS☆☆☆以上の認証を取得したビルを指します。
※2 BELS(ベルス):Building-Housing Energy-efficiency Labeling System(建築物省エネルギー性能表示制度)の略称。詳細は以下URLをご覧ください。
参照:https://www.ceec.jp/column/bels-about/
以上
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