介護DXに新潮流!これからの介護DXは、ひとりじゃない。小規模法人が“みんなで進めるやさしいDX” ― 競争から「協働」へ。「協働化プロジェクト」始動!

株式会社ソラジョウ

 介護現場がITを導入・活用しやすい仕組みを提供する株式会社ソラジョウ(本社:広島県府中町、代表取締役:北村聡、以下ソラジョウ)は、グループ会社の株式会社ノースハンドと連携し、複数の介護法人が協力してDX化を推進する「共同化プロジェクト」を本格始動いたしました。

 単独では導入が難しい介護現場のDXを、複数法人で“協働”して取り組む、これまでにない全く新しいモデルです。

■「協働化プロジェクト」誕生の背景――苦い経験と現場から見えた“本当の課題”

 弊社グループ会社である介護施設(株式会社LILE THE STYLE、以下LILE THE STYLE)では、かつて紙ベースの管理や属人的な運用が原因で、業務の非効率に悩んでいました。便利なシステムを導入しても定着せず、ITに不慣れな職員からの反発で現場は混乱。職員の大量退職という苦い経験もありました。

 この経験から私たちは、ITツールだけを導入する「対処療法」ではなく、企業理念や経営戦略、人事・採用戦略を明確にし、組織づくりから始める「根本治療」こそがDXの本質であると痛感しました。そこで重要となったのが、「人中心のDX」です。つまり、強い組織の上に人材育成とITツール活用を導入することで、ITの定着と課題解決が進むことを実感したのです。

さらに、他の多くの介護施設と関わる中で見えてきたのは、次のような課題です。

 ・フロントオフィスは介護記録システム等でIT化が進む一方、バックオフィス業務は紙と表計算ソフ

  トのままで煩雑

 ・IT化以前に、採用戦略や人事評価の仕組みが不明確で人材の定着や育成が進まない

 ・DX研修の機会がなく、現場が“ITは無理”と感じてしまう風土

そこで私たちは、これまでのノウハウやITツール、そしてDX研修を、“みんなで使える”形に整理し、複数法人で協力して取り組む「協働化プロジェクト」という新たな仕組みをスタートさせました。

■“本当の介護DX”を目指す「協働化プロジェクト」とは?

 近年の急激な人口減少社会への対応として、介護施設・事業所の協働化・大規模化の必要性が叫ばれています。国としても、1法人1拠点といった小規模経営をしている介護施設・事業所が安定的に必要な事業を継続し、地域におけるサービスを確保し複雑化したニーズに対応するためには、こうした経営改善の取組が不可欠であると示しています。(出典:厚生労働省,「介護施設・事業所の協働化・大規模化 ~協働化・大規模化による介護経営の改善に関する政策パッケージ~」,2025-6-17参照)

 私たちはそういった社会課題に挑み、複数法人でノウハウ・ツール・人材育成を共有することで、現場に根ざした持続可能な介護DXの実現を目指しています。この『協働化プロジェクト』の特長は以下の通りです。

 1. 情報基盤となるシステムの共同運用とコスト削減

 複数法人が情報基盤を共同運用することで、DXの導入コストを

 抑えながら情報の一元化と業務の効率化を実現。小規模法人でも

 安心して参加できるモデルです。

 2. 人材戦略とシステムを連動させた「人中心のDX」

 履歴書・業務記録・面談・評価など、人に関わる情報を一元

 管理。採用・育成・評価・配置の流れを一体化させ、一人ひ

 とりの力を最大化する「人中心のDX」を推進します。

 3. ITスキルと組織力を育てる「やさしいDX研修」

 DXの中核人材となる職員を各法人から複数名選出し、ITスキル

 と業務改善力を両軸で高める実践的な研修を実施。PC・ITに不慣

 れな方でも「できた!」を実感できる内容です。

■「協働化」を進めるための基本ルールと運用モデル

 本プロジェクトには、以下の明確なルールと共通運用モデルがあります。

 ・導入スケジュールは全法人で統一

 ・情報基盤として、クラウド型業務ツール「kintone(キントーン)®*」を活用

    *kintoneとは、プログラミングの知識がなくても、ノーコードで業務のシステム化や効率化を

    実現するアプリがつくれるサイボウズ株式会社のクラウドサービスです。データの一元管理や

    業務改善に優れた柔軟性を持っています。

 ・kintoneアプリの個別カスタマイズは行わず、標準化されたアプリ・仕組みで運用

 ・補助金・助成金を活用する場合、申請は各法人で対応

 この明確なルールと共通運用モデルにより、事業所ごとの属人化や非効率を排除するとともに、コストを抑えながら業務と情報の標準化を実現します。本プロジェクトのコミュニティーも生まれるため、取組状況やノウハウの共有の機会を持つこともできます。DXが「孤独なチャレンジ」ではなく、「仲間を増やし“みんなで進める”楽しいチャレンジ」となることも期待できます。

■「協働化プロジェクト」に向けたセミナー・「介護DX見学会」も開催

 先日、本プロジェクトのキックオフとして、弊社を含むNHカンパニーのメンバー3名が講師を務める介護労働安定センター主催のセミナーを以下の通り開催しました。セミナーでは、法人の垣根を超え、日々の業務や情報共有についての現状課題を出し合ったり、kintoneアプリを作成する体験をしたりしていただきました。

題目:ICT化で実現!介護現場の情報管理と生産性向上

    〜情報の一元管理と情報基盤の共同運用によるコスト削減のススメ〜

プログラム内容(抜粋):

・環境変化に対応するDXの必要性

・課題解決と価値創出に向けて(経営情報の統合、人材育成など)

・kintoneを活用した好事例紹介

・今後の展開(業務提携によるシステム統合、処遇改善加算への対応)

セミナー詳細https://kaigonocompass.jp/news/887/

株式会社NHホールディングス 北村 聡

株式会社NorthHand 木原 隆太

株式会社ソラジョウ  満岡 れい子

 セミナーでは、初めてkintoneを使用された方も多くその利便性の高さに感心されるとともに、全国初・広島発の「協働化プロジェクト」に大きな有意性と関心を寄せていただいていました。また7・8月には、LILE THE STYLEのDXのリアルな現場を見学できる「介護DX見学会」も開催します。75歳の事務スタッフをはじめ、現場スタッフ全員が日常的にICTを使いこなす介護の現場をぜひご覧ください。

 見学会を含む、「協働化プロジェクト」に関するお問い合わせは、ソラジョウまでお気軽にどうぞ。

■株式会社ソラジョウについて

代表者  : 代表取締役 北村 聡

所在地  : 〒735-0014

広島県安芸郡府中町柳ヶ丘16−7

設立   : 2020年9月17日

事業内容 : 介護システム販売・コンサルティング、

 DX人材育成プログラム販売

Email : sorajoh@nh-group.biz

TEL : 082-285-3411

URL : https://nh-companies.jp/ (管理会社HP)

■本件に関するお問い合わせ先

企業名  :株式会社ソラジョウ

担当者名 :カスタマーサクセス部 空井 妙

TEL :082-285-3411(本社)

     080-8986-7522(携帯)

Email : sorai@nh-group.biz

URL : https://kaigonocompass.jp/ (かいごのコンパス)

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会社概要

株式会社ソラジョウ

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URL
https://kaigonocompass.jp/
業種
情報通信
本社所在地
広島県安芸郡府中町柳ヶ丘 16-7
電話番号
082-285-3411
代表者名
北村 聡
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
1973年05月