「オフグリッドな我が家」が2025年度グッドデザイン賞を受賞
〜 電力自給率96.4%達成!「電力自給×快適な暮らし」の新しいモデルを提案 〜

株式会社カメプランが自ら設計・居住する住宅「オフグリッドな我が家」(所在地:東京都東村山市)は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2025年度グッドデザイン賞」を受賞しました。
本住宅は、太陽光と蓄電池による電力自給と高断熱による快適性を両立し、都市近郊の住宅地において普及可能なモデルを実装した点が評価されました。
プロジェクト実施の背景とコンセプト
地球温暖化の進行のみならず、エネルギー価格の高騰や災害時の停電リスクが増す現在、都市住宅でも「自立的な暮らし」を実現する仕組みが求められています。
カメプランは、気候変動の進行やエネルギー危機を背景に「都市住宅でも、自然エネルギーと建築性能を組み合わせて自立した暮らしを実現できるか」という問いを掲げ、このプロジェクトをスタートしました。
「オフグリッドな我が家」の特徴

本住宅は、2023年11月に東京都東村山市の住宅地に完成した延床約24坪の木造住宅です。
高断熱・高性能な建物と太陽光・蓄電池システムを組み合わせることで、可能な限り電力会社に依存しない暮らしを実現し、年間の電力自給率96.4%を達成しています。
◆HEAT20 G3/断熱等級7(UA値0.24 W/m²K)
→ 高い断熱性能により、年間電力消費量を同規模の一般家庭より47%削減。
◆太陽光発電6.13kW+蓄電池14.9kWh
→ 2024年実績で年間電力自給率96.4%、年間電気代はわずか2.1万円。
◆独自のシミュレーションで建物とエネルギーを一体設計
→ 暮らし方や快適性をもとに、断熱・発電・蓄電・消費を総合的に最適化。
◆実証住宅としての継続運用
→ 設計者自身が居住し、実測データを蓄積・発信する“都市型オフグリッド”モデル。

グッドデザイン賞における審査員評価コメント
年々、体感されるレベルで進行する地球温暖化とエネルギー価格の高騰という背景にあって、省エネ、あるいはオフグリッドで成立する、普及可能な都市型住宅の実現は建築界の急務と言っていいだろう。
この作品は断熱・通風等の省エネの工夫と、太陽光発電パネルの設置などの創エネの工夫によって、100%近いエネルギー自給を達成している。事前シミュレーションや事後検証データの取得など、その定量的な設計態度はこういった活動を自走可能にするだろう。期待したい。
今後の展望・取り組み
本住宅の知見を地域や他の住宅地にも広げることを目指し、10年後には「電気を買わない暮らし」が当たり前になる未来を見据えています。
今後はP2P電力取引や地域マイクログリッドとの連携も視野に、住宅地全体での脱炭素・レジリエンス強化のモデル構築を進めていく予定です。
全国の地域工務店やビルダー、設計事務所、地方自治体、ソーシャルデザインに関わる多くの方々と、様々な形での協働を目指しています。
受賞記念オープンハウスの開催について
今回のグッドデザイン賞受賞を記念して、10月25日(土)・26日(日)の2日間、東京都東村山市にて「オフグリッドな我が家」特別オープンハウスを開催いたします。
実際に居住している住宅をご覧いただきながら、断熱性能やエネルギー自給の仕組み、快適性を体感していただける機会です。設計者によるミニトークも予定しています。
・日時:2025年10月25日(土)・26日(日) 10:00〜17:00
・会場:東京都東村山市(※詳細はお申込みいただいた方にご案内します)
・参加方法:事前予約制
ご予約は弊社ホームページから▶ https://www.kameplan.com
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