【イベントレポート】商店街を障がい者アートの舞台に。『みんなのフェス』開催レポート公開!自閉症の画家 太田宏介氏のライブペインティングも。
「アート×福祉×まちづくり」をテーマに島原の商店街を舞台とするインクルーシブなアートイベントを開催いたしました。
2024年11月1日~7日に島原市の商店街で開催された『みんなのフェス』(主催:みんなのフェス実行委員会)。ゲストに自閉症の画家 太田宏介氏を招いてのライブペインティング及びギャラリー展示、宏介氏の兄、太田信介氏によるトークイベント。障がいのある方々のアート体験ワークショップ、ステージイベントやマルシェ等が行われた様子をレポートさせていただきます。
障がい者アートイベント みんなのフェスの目的
言葉では伝えきれない、心の奥深くにある思いや感情を、アートで表現する。「みんなのフェス」は障がい者の方々がアートを通じて社会と新たな接点や交流を作り、新たな社会を創造する「ソーシャルアート」の取り組みの1つです。
島原の商店街という街の中心で開催することで、社会参加や障がい者にの理解促進啓発につながる効果も期待できます。
みんなのフェス イベント概要
1.自閉症の画家 太田宏介氏のライブペインティング及びギャラリー展示
2024年10月からTBS系列で全国放送されている「ライオンの隠れ家」のドラマの劇中には味のある絵画作品が登場します。今回のみんなのフェスでは、ドラマの絵画協力をしている知的障害を伴う重度の自閉症の画家、太田宏介氏を招いてライブペインティングを行いました。さらに、太田宏介氏のアート作品をサンプラザ万町にて11月3日から11月7日までギャラリー展示いたしました。
2.太田信介氏トークイベント
みんなのフェスでは、太田信介氏による講演「きょうだいの絆~障がいのある弟と共に歩む~」「~絵を描いて収入を得るためには~」が行われました。
一般企業での勤務経験を経て、弟・宏介氏の絵に魅了された太田信介氏。一念発起し、障がい者アートビジネスの起業の話を語っていただきました。創業時の苦労、事業が軌道に乗るまでの道のりを、兄弟の絆を、時に笑いを交えながら語られた講演は、会場全体に感動と元気を与えました。
3.デザイナー気分のワークショップ
障がいのある方向けに「デザイナー気分のワークショップ」を開催いたしました。バックやパーカー、トレーナー、帽子などの様々なファッションアイテムを選び、好きな絵の具やスプレー、テンプレート等を活用して世界に1つのオリジナル作品を製作。(材料費及び参加費は無料。)
4.障がい者アート作品の展示及びみんなのフェスGOODデザイン賞
完成したアート作品は11月3日~11月7日の期間、島原のアーケード内のサンプラザ万町にてギャラリー展示を行いました。ギャラリーの来場者からお気に入りの作品の投票を行ってもらい、みんなのフェスGOODデザイン賞を10作品決定いたしました。
5.ステージイベント
11月3日には福祉事業所関係者と地域の音楽団体と共にサンプラザ万町の屋外ステージにてステージイベントを開催いたしました。障がいのある人もない人も共に音楽を楽しみました。
6.マルシェ
サンプラザ万町周辺の商店街内にて雑貨やフードの販売ブースも出展いたしました。
みんなのフェス実行委員会及び後援について
主催:
みんなのフェス実行委員会
共催:
福)島原市手をつなぐ育成会
福)ほかにわ共和国
福)山陰会
福)悠久会
福)コスモス会
株)リハビリテーションケアACTしまばら
後援:
島原市
島原市教育委員会
備考:
このアートイベントは「ピースながさき」全国障害者芸術祭in長崎応援事業・長崎県障害者芸術文化活動普及支援事業として開催いたしました。
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