一人ひとりの“やりたい!”を大切にするタスク・フォースが約1,200名の保護者を対象に「子どもの発達に関する意識調査」を実施

「違い」は“その子らしさ” 子どもの凸凹に前向きに寄り添う教育

株式会社タスク・フォース

保育施設の運営やベビーシッター事業を行う株式会社タスク・フォース(代表取締役社長:早瀬京鋳、本社:大阪府大阪市)は、当社サービスをご利用頂いている保護者の皆様を対象に「子どもの発達に関する意識調査」を実施し、1,203名の保護者の皆様に協力いただきました。

調査実施の背景・意図

3歳〜5歳は、子どもの個性と発達が大きく伸びる“ゴールデンタイム”とも言われており、子どもにとって非常に多感な時期の1つです。この時期に、得意なことや伸ばしてあげたい個性が見つかる一方、SNSなどの情報があふれる中で「他の子と違うかも」「何を信じたらいいかわからない」と感じる保護者も少なくありません。タスク・フォースでは、保育現場で日々子どもと向き合う中で、保護者が感じるこうした“気づき”や“迷い”に寄り添い、子ども一人ひとりの「らしさ」を伸ばす教育を広げていきたいと考えています。

 その一環として今回、3〜6歳の未就学児を持つ保護者を対象に「子どもの発達に関する意識調査」を実施しました。調査の実施にあたり、弊社の外部有識者である藍野大学 高畑脩平先生、大阪総合保育大学 阿川勇太先生、モンテッソーリ教師・保育士りっきーさんに監修と調査結果へのコメントを頂きました。

<調査サマリー>

「気になる」と思ったらすぐに周りに相談
5人に1人の保護者が「他の子と違うかも」と感じた経験があると回答。そのうち、約7割が誰かに「相談した」経験あり。

“迷いながらも行動したい”という意欲
75%以上が「情報が多すぎて何を信じればいいかわからない」と感じながらも、7割超が「正しい情報を知りたい」「学びたい」と前向きに回答。

第三者への相談の後には“受け止めて支援を積極的に利用したい“ 前向きな姿勢
専門機関・支援者に相談経験のある方は「安心した」「行動の指針が見えた」と回答が多数。また、8割以上が「発達チェックや支援を積極的に利用したい」と回答。

<調査概要>

● 調査方法 :インターネットアンケート

● 実施時期 :2025年9月22日~10月6日

● 回答者 :ポポラーに通うお子様(0歳~6歳)の保護者1,203名

● 調査主体 :株式会社タスク・フォース

5人に1人の保護者は「他の子と違うかも」と感じながらも、子どもの“好き・得意”を発見「“できる”も“できない”も、その子らしさ」—親の気づきが育ちを支える第一歩に

「お子さんの好きなこと・得意なことについて教えてください」という設問では、「表現活動(絵・工作など)」「運動」「ごっこ遊び」など“好き・得意”を明確に答えられる保護者が多数を占めました。また、「なぜそれが好きだと感じるか」では、“自分からよく選ぶ” “集中して取り組む” “笑顔で楽しんでいる”といったポジティブな意見が多く寄せられました。保護者が日常の中で、子どもの“凸=得意や興味の芽”をしっかり観察しようとしている姿勢がうかがえます。看護学を専門とされている阿川先生は「子どもの『好き』や『得意』は、その子が自分らしく成長していくための大切な鍵」であるとし、「好きなことや得意なことに十分取り組める環境と体験の積み重ねは、子どもの自己肯定感と意欲を育てることにつながる。」と話します。

一方、「お子さまについて育てる上で『なんとなく他の子と違って育てにくい』と思ったことはありますか?」という問いではなんとなく違う・育てにくさを感じた経験があると回答した保護者は5人に1人という結果になりました。一見少ないように見えますが、5人に1人の保護者が「違和感」や「育てにくさ」を感じているという結果は、子どもの発達にまつわる悩みが誰にとっても起こりうる“身近なテーマ”であることを示しているのではないでしょうか。作業療法士として医療現場での支援を行う高畑先生は「保護者が『他の子と違うかも』と感じる違和感は、決して否定的なものではありません。日々の小さな変化に気づけるからこそ生まれる“理解の入り口”であり、そこから子どもの行動や感情の背景を理解していくことが大切。」と話します。

また、こうした経験が「ある」と回答した方のうち「すぐ相談した」と答えたのは約7割に上り、気づきを行動に移す保護者も多く見られました。この質問に付随して、「どんな場面でそう感じたか」という問いには、「対人関係・社会性」「生活習慣(食事・睡眠・排泄など)」に関する回答が約半数を占めと、日常生活のごく身近な場面で“気づき”が生まれていることが分かります。

さらに、子どもの年齢別に見ると、“違いを感じる”割合は年齢が上がるほど増加する傾向が見られました。特に4〜6歳では平均して約3割が「他の子と違って育てにくいと感じたことがある」と回答しており、集団生活や他児との比較が増える時期に“気づき”が生まれやすいことがうかがえます。一方で、園や保育士・教員などから発達に関する指摘を受けた経験は、5歳が最も高く、就学を意識し始める時期に“専門家からの指摘”が増える構造が見られました。これは、保護者自身の気づきと園側の観察の両方が、子どもの変化をとらえる契機となっていることを示しています。

ご自身もモンテッソーリ教師・保育士として活躍するりっきーさんは保護者が子どもの“違い”を受け止めていく過程について、こう話します。「声かけや第三者からの促しが前向きな気づきになる方も多い一方で、“受け止め”のタイミングやその過程は人それぞれ。一度受け止めたと思っても、就学前など節目の時期に不安が再び押し寄せることもあります。支援する側は『受け止めきれなくて苦しんでいる』という状況も含めて理解することが大切です。」その上で、「集団の場で見られる子どもの“好き”や“得意”を保護者にも共有し、一緒に見守る姿勢が伝わると、保護者はとても安心できる」と語りました。

この結果からは、「できない」「育てにくい」と感じる不安の一方で、「できること」「好きなこと」にも目を向けたいという前向きな意識が共存していることが見て取れます。特に年齢が上がるにつれて“違い”への気づきが増える一方で、園や専門職の関わりがその気づきを支援につなげる重要な役割を果たしていることが分かりました。保護者が“凹=できない部分”だけに注目するのではなく、“凸=得意な部分・興味の芽”にも目を向けて、両側を理解しようとする姿勢そのものが、子どもの発達を支える出発点だと言えます。

また、園の先生や健診時の声かけなど、信頼できる第三者からの小さな“促し”が保護者の気づきを後押しする大きな契機となっていることも調査から示されており、こうした“気づきと促し”の連携が、早期の支援や安心感につながっていくことが重要であると伺えます。

発達に関する相談経験がある親の約8割が支援に前向き、保護者の“迷いと行動”のリアル
診断を“終わり”ではなく“理解と成長のきっかけ”と捉える考えが多数

子どもの“違い”に気づき、前向きに向き合おうとする保護者が増える一方で、その“次の壁”として浮かび上がるのが、情報の多さによる戸惑いです。保育や発達に関する情報があふれる今、保護者が何を信じ、どう行動すべきかを判断することが難しくなっています。

実際に、「子育てに関する情報(SNS・ネット・周囲の声など)が多すぎて何を信じればいいかわからないと感じたことはあるか?」という質問では、「よくある」「時々ある」と回答した保護者が全体の約75%に上りました。「他の家庭の成功体験を見て焦る」「誰の言葉を信じたらいいかわからない」など、“情報過多”そのものが不安を生む構造が浮かび上がっています。

高畑先生はこの結果について「情報はたくさんあっても、その信頼性や「わが子にも当てはまるのか」といった点で、「何を信じたらいいのか分からない」と感じるのは、とても自然なこと」であると話し、「そんなとき、理想的なのは、普段から通っている園で信頼できる保育者や、その周りの人たちに気軽に相談できること」だとし、発達凸凹の知識を持った多様な専門職が保育現場に在籍することの重要性についてについて言及しています。

検査や診断を受けることについての考えについて聞く質問では、8割以上が『積極的に受けたい・必要に応じて受けたい』と回答しており、実際に「相談をした後、気持ちの変化はありましたか?」という質問では、『気持ちが楽になった』『行動の指針が見えた』という回答が目立ちました。専門職や支援者に相談することは、否定的な印象よりも、「子どもをより深く理解するためのプロセス」だと捉える姿勢がうかがえます。

さらに、「保育園で発達チェック・支援をしてもらえるなら利用したいか?」という質問では8割以上が「ぜひ利用したい・興味がある」と回答し、支援を前向きに受け入れる姿勢が分かる結果となりました。阿川先生は「発達の偏りを見つけることはゴールではなく、子どもの特性を理解するための“スタートライン”です。保護者と支援者が同じ方向を見て歩めるような、安心できる支援体制の構築が求められています。」と話し、診断を“終わり”ではなく“子どもの特性を理解し、強みを伸ばす起点”であることを強調しています。

また、りっきーさんはこの調査を通して「支援の充実」だけでなく、保護者自身のメンタル面へのサポートの必要性についても以下のように指摘しています。「家庭で療育を頑張りすぎると、体力・気力ともに保護者が疲れ果ててしまう。必要な時には信頼できる専門機関に任せることも大切。子どもへの支援や制度は整ってきていますが、親自身のメンタル面の支援はまだ十分とは言えません。保育園が“ちょっとした困りごとを話せる場所”となるよう、行政や地域と連動して支える仕組みが求められます。」

こうした“保護者を支える支援”のあり方は、タスク・フォースが掲げる「発達凸凹サポート」の理念“子どもと親がともに育つ社会”という考え方にも重なります。

タスク・フォースが「発達凸凹サポート」で目指すものとは?
保育現場と企業の両側面で構築するサポート体制

今回の調査では、園内で行う発達チェックや支援への関心が高いことも明らかになりました。「医療機関に行かなくても、日頃の保育の中で気軽に相談できる安心感」が、保護者にとって大きな後押しとなっているようです。よく使われる“発達支援”という言葉は、しばしば「できない」「遅れている」といった“凹の部分”への支援を指すイメージで語られがちです。しかし、タスク・フォースでは、「凹だけでなく凸にも目を向ける幼児教育」を理念に掲げています。「言葉が遅い」「集団行動が苦手」といった課題を支える一方で、「好きなこと」「得意なこと」を見つけ、その子の“できる”“やりたい”を伸ばしていくことが、私たちの考える「発達凸凹サポート」です。

タスク・フォースが目指すのは、「発達支援は特別な子のものではなく、すべての子どもへの教育である」という価値観の実現であり、一人ひとりの“やりたい!”を大切にする前向きな保育・教育の在り方を、社会全体に広げていきたいと考えています。

■対外的な取り組み:「あそこん『100均素材で作れる!発達支援おもちゃレシピ』」

家庭でも手軽に“発達支援遊び”を取り入れられるよう、身近な素材を使った発達支援おもちゃのアイデアコンテストを実施。子どもの特性に合わせた遊び方を提案し、「支援=特別なこと」ではなく「楽しくできる家庭教育」として広げていくことを目指しています。

■社内での体制づくり:LINEの相談窓口「発達凸凹すてーしょん」

現場の保育士が子どもの発達に迷ったときにすぐ相談できる**「凸(でこ)ステ」を設置。本社と有識者が連携して、現場の声に応える体制を整えています。
また、有識者による月次研修や保護者向け講演会など
、保育士・保護者・専門家が一体となって“気づきを支援につなげる”文化を育んでいます。

■会社概要

都市型保育園/保育園ポポラー

認可外保育園(企業主導型や認証保育所を含む)と認可保育園を合わせて、全国に58園展開しています。働く子育て世代のライフスタイルに合わせて、様々な保育ニーズに応えられる利便性の高い保育コースで、職場復帰やキャリアアップを目指すパパママの強い味方となっています。昨今、非認知能力といわれ注目を集める「思いやり」や「諦めず、最後までやり遂げる力」、「自分で考える力」などの、人として大切な幼少期に身に付けておきたい力の習得に繋がる保育を提供しています。

ホームぺージ:https://popolarhoiku.com

Instagram :https://www.instagram.com/rabi__popo

Youtube :https://www.youtube.com/@rabi__popo

タスク・フォースグループ

株式会社タスク・フォース及びグループ会社の株式会社タスク・フォース ミテラは、個人・法人を問わず、子育て支援と、就労支援を目的に、直営保育園の運営、ベビーシッター業務をはじめとする5つの事業を展開しています。

『「教育と体験が人をつくる」をテーマにどこにもない教育サービスをつくる』を企業理念として掲げ、緊張感と責任感を持って、子ども達の命、可能性、未来を守って参ります。

ホームページ:https://www.taskforce-pr.co.jp

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保育・幼児教育出産・育児
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会社概要

株式会社タスク・フォース

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URL
https://www.taskforce-pr.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
大阪府大阪市北区堂島1-5-30 堂島プラザビル9F
電話番号
06-4795-6030
代表者名
早瀬 京鋳
上場
未上場
資本金
9000万円
設立
1989年03月