国産プライバシー管理ツール「Privaco」、家族向け機能を提供開始〜日常のパスワード共有からデジタル終活まで対応〜

サニーズ株式会社

2025年12月18日 08時31分

サニーズ株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役：中澤望、以下「当社」）は、当社が提供する国産プライバシー管理ツール「Privaco（プライバコ）」において、家族向け機能の提供を開始いたしました。

家族向け機能提供の背景

近年では、幅広い世代でデジタル利用が定着し、スマートフォンを中心としたアカウント管理の重要性が高まってきています。また、家庭内では、動画配信サービス、オンライン学習サービスなど、多くのログイン情報が日常的に共有されています。しかし、口頭での伝達やメッセージアプリでの送付は、情報が散在しやすく、誰が最新の情報を持っているのか分からなくなるといった課題が生じており、利用のたびに検索や確認が必要になるケースも少なくありません。このような背景から、「家族全体のデジタル情報を整理したい」というニーズが増えています。

同時に、中高年層のデジタル活用も進み、60〜70代のスマートフォン所有率は約89%に達しています（*1）。その一方で、身に覚えのない連絡を受ける機会が増えるなど、デジタル詐欺や情報漏えいへの不安の声も広がっています。また、スマートフォンやオンラインサービスが生活に密接に関わるようになったことで、「デジタル終活」への関心が急速に高まっています。国民生活センターは、スマートフォンやクラウドに残された契約情報・アカウント情報が、残された家族を困らせる可能性を指摘しており（*2）、デジタル遺産に関するトラブルは増加傾向にあります。

こうした状況において、家族それぞれが安心してデジタルサービスを利用しながら、必要な情報を無理なく共有・管理できる仕組みが求められています。Privacoの家族向け機能は、日常の利便性向上と安全な情報管理、そして将来への備えをシームレスに実現するために誕生しました。

*1：モバイル社会研究所調査より

*2：国民生活センターより

主な機能

・家族間で安全・便利にログイン情報を共有

家族全員のフォルダ、夫婦限定のフォルダなどを作り、IDやパスワードなどを共有することができます。たとえば子どもの習い事のアカウントに、夫婦どちらもログインする場合などにおいて、家族に正しいパスワードを確認する手間を省き、スムーズなログインが可能です。

・「もしもアクセス」で万一の際の引き継ぎをスムーズに

Privacoに保存したIDやパスワードなどの情報は、普段は自身のみ、または指定した家族のみが閲覧できます。運営である当社を含む、第三者は閲覧できません。一方で、たとえ自身のみが閲覧できる情報であっても、「もしもアクセス」によって、万一の際には、指定しておいた家族に情報を引き継ぐことができます。情報ごとに引き継ぎ要否を選択でき、プライバシーを確保しつつ万一に備えられる、新しいデジタル終活の形です。