救急現場の想いを、ふるさとから全国へ。“他に善かれかし”を返礼品に込めて。
被災地の声から動いた元救急救命士。 防災を変えるための挑戦が、ふるさとから始まる。

近年の能登半島地震をはじめ、国内の大規模災害では、住民が避難所に入れず、ビニールハウスや車内で生活を続けざるを得ないという社会課題が顕在化しています。そこで深刻化するのが「トイレの衛生問題」と生活のストレスです。しかしながら、簡易トイレ市場には、十分な防臭性能や衛生性を満たす製品が少なく、被災者が安心して使える品質が求められています。
こうした現場の“見えない困難”を解決するため、救急救命士として活動してきた弊社代表は、公務員を退職し、よりそい防災株式会社を設立。人の幸せを願い、誰かのために行動する利他の心構え「他に善かれかし」を理念に掲げ、国産杉の木粉を使った凝固剤と多層防臭袋によるW防臭構造を特徴とする『ヨカレカシ非常用トイレ』を開発しました。
本製品は、Makuake非常用トイレ部門ギネス記録の達成、おもてなしセレクション2025金賞、プレスリリースアワードBest101など、複数の第三者評価を獲得し、社会的信頼性も確立しています。このたび、久留米市ふるさと納税返礼品として正式採用され、地域発の防災ブランドとして全国へ広く届けられる体制が整いました。
“救急では救えなかった生活の苦しさ”に向き合い、被災地に本当に役立つ製品を届けたい。よりそい防災は、社会課題の解決に寄り添う防災ブランドとして、引き続き事業を推進してまいります。
【消防士の肩書きを手放し、新しい挑戦へ】
消防本部を退職させていただき、防災に新風を起こしたい。
公務員としての枠を超え、別の形で救急・防災に関わってみたい。
弊社代表取締役である田中謙二は、そうした思いを形にすべく、20年間勤めた消防本部を退職しました。
救急救命士や潜水士として地域に貢献できたのは、
久留米市と消防本部の皆さまが私を育ててくださったおかげです。
訓練の機会や経験を積む場を与え、
何より“地域の命を守る責任”を託してくださいました。
退職と同時に、久留米市職員でも、救急救命士でもなくなりましたが、
消防で過ごした20年間は、私の誇りです。

【救急では救えなかった“生活の苦しさ”を、道具で救うと決めた日。】
救急救命士だった頃を振り返ると、
一人暮らしのご高齢の方のお宅へ向かった際、現場で対応されていたホームヘルパーさんや介護士さんの姿は、いつも本当に大変そうでした。
また、難病を抱えるご家族がいらっしゃるお宅への出動では、
「大変」という言葉では追いつかないほど厳しい生活の現実が、そこにありました。
そのことを思い返すたびに胸に浮かんだのは、
「救急救命士ではなくなった私に、一体何ができるのだろう。」
という問いでした。
思案する日々が続く中、元日の朝に発生した能登半島地震。
厳しい寒さの中、避難所さえ利用できず、
ビニールハウスで夜を過ごす人々の姿がニュースに映し出されました。
その光景を目にした瞬間、胸が締めつけられ──
言葉を失いました。

消防は、火災や救急・救助が必要な現場へ向かいます。
しかし、あのときビニールハウスで避難生活を送っていた方々には、
ケガも病気もありませんでした。
そのため、救助隊も救急隊も出動することができません。
「体の具合が悪いわけではない。だけど、この極寒のなか、
ビニールハウスで生活を続けるのは、“辛い”では済まされないはず。」
その現実に向き合ったとき、
困難な生活を送っている人たちに対し、
“もっとできることがあるのではないか”という
静かな、強い思いが込み上げてきました。
そして、気づいたのです──
私が届けるべきものは、被災者を助ける道具だ。
これこそが、今の私にできることだ。

【救える備えを、つくりたかった。】
私は防災用品の会社を立ち上げ、
被災者を助けるための“最初の道具”として、
非常用トイレをつくることに決めました。
その根底には、救急現場で人の命に向き合い続けてきた経験から、
“本当に役に立つ備え”を、思いやりの形として届けたいという強い想いがありました。
これがすべての設計の出発点でした。
だからこそ、国産杉の木粉を使用した凝固剤と、
においを閉じ込める多層防臭袋によるW防臭構造を採用しました。
「他に善かれかし」の心構えを大切にしながら、非常時でも衛生的に、そして安心して使えることに徹底的にこだわりました。
「他に善かれかし」とは、
“人の幸せを願い、誰かのために行動する心”のこと。
この理念をもとに生まれたブランドが、
私たちの防災ブランド「ヨカレカシ」です。
「ヨカレカシ」非常用トイレをなんとか世の中に広めたいとの一心で挑んだクラウドファンディング。ありがたいことに沢山の応援を賜り、マクアケ非常用トイレ部門におけるギネス記録を樹立。「Good Project」に認定されました。
このギネス記録および認定に続き、
「おもてなしセレクション2025」金賞、
「プレスリリースアワード2025」Best101に選出。
私たちの取り組みが、第三者の評価によって裏付けられたことは、身に余る光栄です。



【ふるさとから、困っている誰かへ。久留米市返礼品採用に込めた想い。】
困っている方々のもとへ、より確実に届けたい。
こうした想いから、故郷である久留米市の「ふるさと納税」返礼品に応募いたしましたところ、想いが実を結び採用が決定しました。
生まれ育った久留米市から、被災して困っている方々や災害に備えようとしている多くの方々へ「ヨカレカシ」非常用トイレをお届けできることは、大きな喜びであり、誇りでもあります。
もし「ヨカレカシ」非常用トイレが、久留米市ふるさと納税協力事業者として大きく貢献し、これから羽ばたいていく消防士や救急救命士の皆さんを支える一助となれば。
それは、育てていただいた消防本部への恩返しとして、かけがえのない価値があることだと感じます。
なぜなら、今この瞬間にも現場で命を守り続けている消防士の皆さんへ、
変わらぬ敬意と感謝の気持ちを抱き続けているからです。


【人に寄り添う備えを、ふるさとから。— 他に善かれかしの循環 】
さまざまな現場で学ばせていただいた日々や
寝食を共にした仲間たちと、救急救命士として取り組んだ日々。
言葉では尽くせないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。
かつての【公務】は、今も私の誇りそのものです。
「他に善かれかし」とは、
人の幸せを願い、誰かのために行動する心。
この心構えを胸に、被災地のために。
そして、久留米市と仲間たちのために。
これからも全力で取り組んでまいります。
ふるさと納税が、皆さまにとっての
幸せへ向かう選択=【幸向(こうむ)】となることを願って。
そして──
救急救命士を退職させていただいた私が、
防災に新しい風を吹き込み、
困難の中にいる誰かを助けられるように。
よりそい防災のふるさと納税、はじまります。

久留米市ふるさと納税特設サイト
https://furusato-kurume.jp/product/detail.php?id=17ff1c6203b7bab0c6e4ee094e4179ee
ふるさとチョイス
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/40203/6845068?top_watched
ふるなび
https://furunavi.jp/product_detail.aspx?pid=1779992
楽天ふるさと納税
https://item.rakuten.co.jp/f402036-kurume/qc169/?s-id=bk_pc_item_list_name_n
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