光量子コンピュータの産業応用を目指すメンバーシッププログラム「HIQALI(ヒカリ)」を設立、4月24日に第一回イベントを開催
OptQC株式会社(本社:東京都豊島区南池袋、代表取締役:高瀬 寛)は、光量子コンピュータの産業応用を推進するメンバーシッププログラム「HIQALI(ヒカリ、Hub for Innovation in Quantum And Light-driven Industry)」を設立し、参加企業の募集を開始します。また、HIQALI参加企業を対象としたセミナー「光量子コンピュータの実用化戦略と未来展望」を4月24日(木)に開催します。
光量子コンピュータによる産業革新を推進
OptQC株式会社は、光量子コンピュータの早期実現を目指し、2024年に東京大学からスピンアウトした企業です。スタートアップとして初の国産量子コンピュータを開発予定で、2026 年度に有償クラウド利用を開始することを目指しています。
このたび設立された「HIQALI」は、光量子コンピュータ技術を産業へ応用し、新たな価値創造を目指す先進的なメンバーシッププログラムです。光量子技術のエコシステムを構築しながら、最適化問題や人工知能(AI)、機械学習といった分野における産業革新を推進します。また、OptQC の光量子コンピュータ技術を基盤として、革新的な応用分野の発掘や、実機を用いたユースケース探索、さらには専門人材の育成を通じて、未来の産業基盤を形作ります。
本プログラムでは、光量子コンピュータの実機を活用したアプリケーション開発や、実機に関連するハードウェアコンポーネントの開発、さらには最新情報の収集やネットワーキングなど、あらゆる側面で光量子コンピュータに関心をお持ちの企業の参加を幅広く募集します。

HIQALIの活動内容
1. セミナーの開催
光方式を中心に、量子コンピュータ分野における国内外の最新研究や技術トレンドの共有を行います。メンバー間の交流を促進し、異業種間のネットワーキングの場を提供します。
2. レクチャーコース
光量子計算を体系的に学べる短期集中型コースです。基礎から応用までを段階的に学べるカリキュラムを提供し、光量子コンピュータのアルゴリズムを実装できるスキルの習得を目指します。
3. 優先的な実機利用
OptQCが開発する最先端の光量子コンピュータを、メンバーが実際に利用する機会を提供します。実機利用を通じて、産業界が抱える課題に対する具体的な解決策を検証します。
※レクチャーコースや実機利用に伴う費用は、会員年会費とは別途発生します。
2025年度は以下のスケジュールを予定しています。

HIQALIへの申し込み方法
法人会員(年会費240,000円、税別)の申し込みを受け付けております。詳しくは、OptQC株式会社HIQALI事務局(hiqali@optqc.com)までお問い合わせください。
第一回セミナー「光量子コンピュータの実用化戦略と未来展望」を開催!
本イベントでは、OptQCがHIQALIを通じて実現したい未来についてご説明した後に、光量子コンピュータ研究の第一人者である東京大学・古澤明教授に最先端の研究開発についてご講演いただきます。パネルディスカッションでは、産官学の各領域で量子分野の産業応用に見識の深いパネリストをお招きし、光量子コンピュータの発展へ向けたエコシステム形成について議論します。
・日時:2025年4月24日(木)、14:00~17:00(13:30受付開始)
・形式:対面・オンライン同時開催
・対象:HIQALIご参画企業の皆さま(参加費無料、対面参加は1社につき2名まで)
・会場:TKPガーデンシティ渋谷 東京都渋谷区渋谷2-22-3 渋谷東口ビル
第一部:講演会
「OptQCの取り組みとHIQALIの目指す未来」 高瀬 寛(OptQC株式会社 代表取締役 CEO)
「量子テレポーテーションを用いた大規模光量子コンピューター」 古澤 明(東京大学 教授)
第二部:パネルディスカッション「光量子コンピュータの産官学連携のエコシステム」
モデレータ
平岡 卓爾(Fixstars Amplify)
登壇者
山本 直樹(慶応大学)
濵村 一航(NVIDIA)
田中 真人(経済産業省)
新津 啓司(グローバル・ブレイン株式会社)
アサバナント ワリット(OptQC株式会社)
会社概要
名称:OptQC株式会社
所在地:〒171-0022 東京都豊島区南池袋1-16-15ダイヤゲート池袋4階・5階
代表取締役:高瀬 寛
設立:2024年
HIQALIに関するお問合せ:hiqali@optqc.com
本プレスリリースに関するお問合せ:press@optqc.com
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