建築の一大イベント『ひろしま国際建築祭2025』トークイベントおよび親子で参加できるワークショップ開催のお知らせ
一般財団法人神原・ツネイシ文化財団(広島県福山市 代表者:代表理事 神原勝成)は、今秋10月から幕開けする建築文化の祭典『ひろしま国際建築祭2025』の開催を記念し、建築界を代表する登壇者を招いた4つのトークイベントとオリジナルの椅子づくりなど、親子で参加できるプログラムも含む3つのワークショップをお届けします。
今回実施するトークイベントでは、国内外で活躍する建築家や専門家を招き、多角的に建築について議論するほか、こども向けのワークショップでは、建築祭のミッションのひとつである“こどもの感性を磨く”ことを目的に建築に直接触れ合う機会を設ける取り組みです。

『ひろしま国際建築祭2025』4つのトークイベント概要

『ひろしま国際建築祭2025』3つのワークショップ概要(親子参加プログラムを含む)

◼️トークイベント1
「ひろしまから世界へ—建築祭オープニング・プレミアトーク」
日 時 | 2025年10月5日(日) 13:00〜18:00(開場12:30)
会 場 | コワーキングスペース tovio (iti SETOUCHI内)/ 広島県福山市西町1-1-1
主 催 | 一般財団法人 神原・ツネイシ文化財団
入場料 | 5,000円(事前予約制)
※鑑賞パスポート付き
※第1部、第2部すべてを聴講可。途中入退場可
定 員 | 100名
概 要 | 初回となる『ひろしま国際建築祭2025』を記念して、出展建築家・作家の方々によるオープニングトークを開催します。それぞれ、「ナイン・ヴィジョンズ|日本から世界へ跳躍する9人の建築家」展と「NEXT ARCHITECTURE|「建築」でつなぐ新しい未来」展から2名ずつご登壇いただき、今回の展示やご自身のプロジェクトについて、たっぷりとお話をうかがいます。
構 成|
第1部 ナイン・ヴィジョンズ
13:00〜14:20(80分)
タイトル| 「瀬戸内から始まった日本の現代建築」
登壇者 | 伊東豊雄(建築家)
内 容 | 「戦後日本建築の父」とも称される丹下健三の出発点が広島にあったことを振り返りながら瀬戸内の地でどのように建築文化が展開してきたのかを考えます。
14:35〜15:15(40分)
タイトル|「建築と共鳴する写真:時間と空間を記録する」
登壇者 | 鈴木久雄(写真家)
内 容 | スペインの建築雑誌『El Croquis(エル・クロッキー)』で数々の作品を撮影してきた写真家・鈴木久雄が、建築を写真に収めるという行為について語ります。今回の建築祭では、氏が手がけたSANAAの建築写真を展示していることから、SANAA建築の魅力についてもお話しいただきます。
※30分休憩
第2部 NEXT ARCHITECTURE
15:45〜16:45(60分)
タイトル|「Transplanetary Projects」
登壇者 | Clouds Architecture Office(建築家)
内 容 | NASAとの共同研究で名高いClouds Architecture Officeが、火星の住宅プランを中心に、自身の作品について語ります。日本国内で見られる建築や、今後の展望など、宇宙規模に広がるClouds Architecture Officeの思考を垣間見るチャンスです。
17:00〜18:00(60分)
タイトル|「My Works」
登壇者 | 石上純也(建築家)
内 容 |「建築」の一般的な概念を越えて作品づくりを行う石上純也が、今回の建築祭に出展しているプロジェクトを中心に、自身の作品について語ります。

◼️トークイベント2
ひろしまたてものがたりフェスタ2025連携企画 Vol.1
記念シンポジウム「瀬戸内海に築かれた文化:戦後建築の軌跡とその現在」
日 時 | 2025年10月18日(土) 13:00〜15:40(開場12:30)
会 場 | 広島県立歴史博物館 講堂 / 広島県福山市西町2-4-1
主 催 | 広島県、一般財団法人 神原・ツネイシ文化財団
入場料 | 無料(事前予約制)
定 員 | 280名
概 要 | 2025年10月4日(土)より開催する『ひろしま国際建築祭2025』に伴い、より多くの方に建築に関心を寄せていただくため、また広島ならではの視点で戦後建築を見直すため、「ひろしまたてものがたりフェスタ2025」との連携企画として、記念講演会を開催します。
「戦後日本における建築は、瀬戸内から始まった」と言えるほど、丹下健三をはじめ、世界的に高く評価される日本の建築家が、瀬戸内での活動を行ってきました。本企画は10月18日、10月26日の2回に渡り記念講演会を開催することで、建築家と広島のつながりを歴史的観点から紐解きつつ、今後の瀬戸内の文化がどのように築かれていくのか、見直す場となることを目指します。
構 成 |
第1部
13:00〜14:10(70分)
タイトル|トークセッション「今振り返る広島の半世紀」
登壇者 | 藤本寿徳(建築家)、前田圭介(建築家)
内 容 | 現在、広島県内で活躍する建築家に、彼らの建築の根底をなす備後地域をはじめとする瀬戸内の「原風景」について、講演いただきます。瀬戸内の歴史と現在の建築家が織りなす対話をきっかけに、瀬戸内の歴史と文化を見直します。
第2部
14:30〜15:40(70分)
タイトル|トークセッション「後山山荘とその次へ─藤井厚二に始まる福山たてものがたり」
登壇者 |藤井英博(後山山荘オーナー)、前田圭介(建築家)、
松隈章(竹中工務店、聴竹居倶楽部代表理事)、谷藤史彦(下瀬美術館 元副館長)
内 容 |福山出身の建築家・藤井厚二による藹然荘(あいぜんそう)が、藤井厚二に強い共感をもつ人々の手によって、後山山荘として生まれ変わりました。昭和初期に建てられた藹然荘の背景を探りつつ、鞆の浦をはじめとする瀬戸内の歴史や文化に触れながら、これから福山の“たてもの”がつむいでいく“ものがたり”について、後山山荘の中核を担う4名のお話をうかがいます。

◼️トークイベント3
ひろしまたてものがたりフェスタ2025連携企画 Vol.2
記念シンポジウム「瀬戸内海に築かれた文化:戦後建築の軌跡とその現在」
日 時 | 2025年10月26日(日) 13:00〜15:40(開場12:30)
会 場 | ふくやま美術館 ホール / 広島県福山市西町2-4-3
主 催 | 広島県、一般財団法人 神原・ツネイシ文化財団
入場料 | 無料(事前予約制)
定 員 | 100名
概 要 | 2025年10月4日(土)より開催する『ひろしま国際建築祭2025』に伴い、より多くの方に建築に関心を寄せていただくため、また広島ならではの視点で戦後建築を見直すため、「ひろしまたてものがたりフェスタ2025」との連携企画として、記念講演会を開催します。
「戦後日本における建築は、瀬戸内から始まった」と言えるほど、丹下健三をはじめ、世界的に高く評価される日本の建築家が、瀬戸内での活動を行ってきました。本企画は10月18日、10月26日の2回に渡り記念講演会を開催することで、建築家と広島のつながりを歴史的観点から紐解きつつ、今後の瀬戸内の文化がどのように築かれていくのか、見直す場となることを目指します。
構 成 |
第1部
13:00〜14:10(70分)
タイトル| 特別講演「瀬戸内の住まい・建築を考える」
登壇者 | 村上徹(建築家)
内 容 | 広島を拠点に活躍する建築家・村上徹に、瀬戸内の建築とのつながりを探ります。瀬戸内の建築、ひいては瀬戸内の文化がどのように展開してきたのか、「住宅」を切り口に、その魅力と課題を問い直します。
第2部
14:30〜15:40(70分)
タイトル| 特別講演「コミュニティーと建築」
登壇者 | 山本理顕(建築家)
内 容 | 2024年、建築界のノーベル賞ともいわれるプリツカー建築賞を受賞した建築家・山本理顕が、ガザやベネズエラでのプロジェクトをはじめ、世界各地で培った経験をもとに、建築とコミュニティーのこれからを語ります。社会の分断や地域の衰退、環境危機が深まるいま、「人々がどのように空間を共有し、新しい共同体を築いていけるのか」という問いは、世界共通のテーマです。その視点を瀬戸内や広島の暮らしに重ねながら、建築が社会に果たす役割を、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

◼️トークイベント4
「最小単位の建築実践:Archizinesのつくり方・つかい方」
日 時 |2025年10月25日(土) 16:00〜17:00(開場15:45)
会 場 |ONOMICHI U2内 The RESTAURANT / 広島県尾道市西御所町5-11
主 催 |一般財団法人 神原・ツネイシ文化財団
入場料 |1,000円(事前予約制、ワンドリンク付)
定 員 |30名
登壇者 |工藤桃子(建築家)、森純平(建築家)、川勝真一(建築キュレーター)
概 要 |ひろしま国際建築祭の展示「「ZINE」から見る日本建築のNow and Then」に併せて、出展作品の制作者をお招きしたトークイベント「最小単位の建築実践:Archizinesのつくり方・つかい方」開催します。
近年、建築家自身が編集・出版を手がけるZINEや書籍が改めて注目を集めています。既存の出版の枠組みでは拾いきれない実験的なテーマを取り上げたり、造本の細部にまでこだわったりと、それらは表現としての建築の“最小単位”とも言えるメディアです。また、長い時間をかけてつくられる建築とは対照的に、ZINEはスピーディかつ即興的に制作されることで、その時々の建築家の思考を軽やかに刻み込む役割も果たしています。
今回のトークでは、建築そのものだけでは伝えきれない、人や素材、建築としてのあり方、背景のまなざしをZINEというかたちで表現している二人の若手建築家を迎え、それぞれのZINE制作についての紹介を軸に、建築を伝えるもう一つの実践について語り合います。

ワークショップ1
布を張り、ベンチを組み、庭をかたちづくる建築ワークショップ
—伝統工法でつくられたストックヤードのテキスタイル施工とコンポストベンチの制作—
日 時 | 2025年9月22日(月)、23日(祝・火) 09:00-17:00
会 場 | 神勝寺 禅と庭のミュージアム(茶屋横、無明院) / 広島県福山市沼隈町大字上山南91
※参加受付:神勝寺入口
主 催 | 一般財団法人 神原・ツネイシ文化財団
参加費 | 無料(事前予約制)
定 員 | 各回最大10名 ※2日間連続の参加も可。
対 象 | 建築に関心のある大学生
講 師 | 川島範久建築設計事務所 + テキスタイルデザインチーム
概 要 | 布や木材といった素材を実際に扱いながら、施工・組立・採集のプロセスを体験することで、建築と自然循環をつなぐデザインの可能性を学びます。
備 考 | 持ち物:軍手、カッター、メジャー、筆記用具、水筒、動きやすく汚れても良い服装・靴
※参加者には下記をプレゼント!
・鑑賞パスポート(3 日間有効、全会場の観覧可能)
・10月18日(土)、26日(日)開催の特別講演会へのご招待
・ONOMICHI U2 で使用可能な商品券(1,000 円相当)
申し込み方法
下記申込フォームより必要事項をご記入の上、
お申し込みください。

◼️ワークショップ2
椅子づくりやノコギリ、かんな削りを体験できる大工ワークショップ
日 時 | 2025年10月19日(日) 全3回実施 各回60分
会 場 | 神勝寺 禅と庭のミュージアム(無明院本堂)/ 広島県福山市沼隈町大字上山南91
※集合場所:無明院正門前
主 催 | 一般財団法人 神原・ツネイシ文化財団
協 力 | 有限会社羽根建築工房、手刻み同好会
参加費 | 無料(事前予約制)※保護者が建築祭の鑑賞パスポートを購入していることを前提。
定 員 | 最大10名/回
対 象 | 小学生 ※お子様1名につき保護者1名の同伴を推奨いたします。
概 要 | 『ひろしま国際建築祭2025』開催にあたり、羽根建築工房の協力のもと、羽根建築工房の羽根信一氏や大工職人とともに、かんなで木を削ったり、のこぎりで木を切ったりして、大工仕事を体験します。また、木の端材の香りやてざわりを感じながら、自分だけのオリジナルの椅子も製作していただきます。木の魅力や大工仕事の基礎、伝統技術に親しみ、手を使ってものを作る楽しさを体験する機会です。椅子はお持ち帰りいただけます。
構 成|
第1回:11:00〜12:00(受付:10:30より)
第2回:13:00〜14:00(受付:13:30より)
第3回:15:00〜16:00(受付:14:30より)
講 師 | 羽根建築工房 羽根信一、大工職人
内 容 | 羽根さんからの説明 10分
かんな削り体験、のこぎり体験 20分
椅子作り30分
※当日は作業がしやすい服装でおでかけください。
募集期間 | 2025年9月3日(水)~9月30日(火)
※先着順

◼️ワークショップ3
庭園でまなぶ、親子の循環ワークショップ
—神勝寺の庭を舞台にしたコンポストづくり体験—
日 時 | 2025年11月2日(日)、3日(祝・月) 全2回/日 各回120分
会 場 | 神勝寺 禅と庭のミュージアム(無明院近く) / 広島県福山市沼隈町大字上山南91
※参加受付:神勝寺入口
主 催 | 一般財団法人 神原・ツネイシ文化財団
参加費 | 無料(事前予約制)※保護者が建築祭の鑑賞パスポートを購入していることを前提。
定 員 | 各回10組
対 象 | 小学生のお子様とその保護者1名
講 師 | 川島範久建築設計事務所スタッフ
概 要 | 自然ゆたかな庭園を歩きながら、落ち葉や植物などの自然素材を観察し、常に美しい庭園がどのように管理されているかを学びます。学生たちが制作した「コンポストベンチ」に素材を投入し、堆肥化の仕組みを実際に体験します。
※各回最後に押し花を制作し、お持ち帰りいただけます。
構 成 |
第1回:10:00〜12:00(受付:09:30より)
第2回:14:00〜16:00(受付:13:30より)
備 考 | 服装:動きやすく、汚れたり濡れたりしても大丈夫な服と靴でおでかけください。
持ち物:タオル、軍手、水筒(必要に応じて着替え)をお持ちください。
募集期間 | 2025年9月3日(水)~9月30日(火)
※先着順

■『ひろしま国際建築祭』とは
一般財団法人神原・ツネイシ文化財団が「建築」で未来の街をつくり、こどもの感性を磨き、地域を活性化させ、地域の“名建築”を未来に残すことをミッションとして掲げ、3年に1度開催する建築文化を発信する祭典で、現在日本各地で開催されている芸術祭の“建築”版のような文化イベントです。
初回の2025年は、広島県の福山市・尾道市にある7つの会場を中心に8つの建築にまつわる展示を2025年10⽉4⽇(⼟)-2025年11⽉30⽇(⽇)(58⽇間)行います。世界的に活躍する著名建築家はもちろん、未来を担う建築家・作家まで総勢23組が出展します。
会期中は、建築家による講演会や、展覧会のガイドツアー、こども向けワークショップなど、多岐にわたるプログラムも開催します。
詳細をご覧ください。
◎ホームページ
https://hiroshima-architecture-exhibition.jp/
◎SNS

■一般財団法人神原・ツネイシ文化財団(常石グループ)について
ひろしま国際建築祭2025』を主催する<神原・ツネイシ文化財団>は、常石グループ(広島県福山市)がさらなる地域の活性化と豊かな市民生活の実現に向け、建築文化を発信することを目的のひとつとして設立した財団です。常石グループは、海運、造船、物流、商社・エネルギー、環境、ライフ&リゾートの各事業分野で地域社会と連携しながら新たな価値創造を推進しています。また、2025年に新たに設立したグループ社会貢献推進部を通じて、地域貢献活動へのサポートを拡大しています。
神原・ツネイシ文化財団:ABOUT | 一般社団法人 神原・ツネイシ文化財団
常石グループ:https://www.tsuneishi-g.jp/company/
■お問い合わせ先
◎一般の方向けお問い合わせ先:
以下ホームページのお問い合わせフォームよりお問い合わせください。
『ひろしま国際建築祭2025』ホームページ:https://hiroshima-architecture-exhibition.jp/
◎報道関係者お問い合わせ先:
『ひろしま国際建築祭2025』 事務局
(一般財団法人神原・ツネイシ文化財団 内)
メール:pr@kambara-tsuneishi-foundation.jp(担当:守田美奈子)
APPENDIX
※各関係者のプロフィールは添付pdf記載。
◼️トークイベント1 登壇者
◎伊東豊雄(建築家)

◎鈴木久雄(写真家)

◎Clouds Architecture Office(建築家)

◎石上純也(建築家)

◼️トークイベント2 登壇者
◎藤本寿徳(建築家)

◎前田圭介(建築家)

◎藤井英博(後山山荘オーナー)

◎松隈章(竹中工務店、聴竹居倶楽部代表理事)

◎谷藤史彦(下瀬美術館 元副館長)

◼️トークイベント3 登壇者
◎村上徹(建築家)

◎山本理顕(建築家)

◼️トークイベント4 登壇者
◎工藤桃子(一級建築士 / MMA Inc.代表取締役)

◎森純平(interrobang 代表、建築家)

◎川勝真一(けんちくセンターCoAK)

◼️ワークショップ1&3 講師
◎川島範久建築設計事務所(建築家)

◼️ワークショップ2 講師
◎羽根信一 (羽根建築工房・手刻み同好会 代表)

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