HelioX、埼玉県横瀬町の「よこらぼ」実証実験プロジェクトに採択!〜地域課題解決と持続可能な未来へ向け、太陽光モビリティ「HelioX」が7月14日より運行開始〜
〜世界初*太陽光自律充電モビリティで、地域の観光振興と住民の「移動の自由」を支援〜
*(注)「世界初」は、太陽光のみで走行・充電を自律的に行う一人乗り特定小型原動機付自転車において(2025年7月時点、自社調べ)
株式会社HelioX(本社:東京都豊島区、代表取締役:ハン・ビン)は、この度、埼玉県横瀬町(町長:富田能成)が実施する官民連携プラットフォーム「よこらぼ」の実証実験プロジェクトに採択(採択№152)されたことをご報告いたします。これにより、7月14日(月)より約3ヶ月間、横瀬町内において太陽光エネルギーで走行する電動モビリティ「HelioX」のシェアリングサービス実証実験を開始いたします。


「よこらぼ」が選んだ、持続可能な地域モビリティの挑戦
「よこらぼ」は、横瀬町の活性化・持続的発展を目指した、企業・個人を問わないプロジェクトサポート施策です。この度、多数の応募の中からHelioXの太陽光モビリティが採択されたことは、横瀬町が直面する交通課題への新たなソリューションとして、そして持続可能な地域づくりへの貢献可能性が高く評価された証であると確信しております。
横瀬町がHelioXに期待する理由:地域課題の具体的な解決へ
横瀬町では、電車で来訪した方の二次交通の確保や高齢に伴う運転免許返納後の移動手段確保が喫緊の課題となっています。また、豊かな自然環境を活かした観光振興を進める中で、環境負荷の少ないエコツーリズムの推進も重要なテーマです。

これらの課題に対し、HelioXは以下の点で高い評価をいただきました。
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地域住民の移動支援: 免許不要で手軽に利用でき、日々の買い物や通院、地域内移動の「新しい足」となる可能性。
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環境に優しい観光促進: 太陽光のみで走行するため、CO2排出ゼロ。豊かな自然環境を保全しながら、観光客が快適に周遊できる新たな手段を提供。
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災害レジリエンスへの貢献: 太陽光発電による自己充電が可能であり、大規模災害時の停電時でも移動手段や情報収集(充電機能)を確保できる潜在能力。


実証実験プロジェクトの概要とHelioXの役割
本実証実験は、2025年7月14日から約3ヶ月間、横瀬町内の一部エリアで実施されます。期間中、太陽光モビリティ「HelioX」のシェアリングサービスを有料(一定期間無料)で提供し、以下を検証します。
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地域住民の日常生活における移動利便性の向上度
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観光客の周遊性向上と新たな観光体験の創出
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太陽光充電による運行の実用性とCO2排出削減効果
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過疎地域におけるモビリティサービスとしての事業性
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公用車として環境負荷削減と脱炭素化及びエネルギーコストの削減効果
「HelioX」は、6年以上の開発期間を経て、独自の太陽光駆動システムによりエネルギー利用効率95%を実現した、太陽光エネルギーのみで走行可能な電動モビリティです。また、ISO9001等の国際認証に裏打ちされた独自の封止技術と革新的な材料を採用し、内部電子部品まで徹底した防水処理(IPX5相当の防水 ※2)を施すことで、雨天時でも安心してご利用いただけます。(※2 自社試験による)

<今回の具体的な実証方法>
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7月14日(月)~8月31日(日)は無料期間
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9月1日(月)~10月中旬まで、料金徴収した上でのシステム検証として、
かりる~かえずまでの時間:1分あたり5円+基本料金として1回50円(税込)
の有償期間となります。 -
いずれの場合も、アンケートにお答えいただきます。
<ルール>
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このモビリティは運転免許証が不要ですが、今回の実証では、運転免許証を取得している16歳以上を対象にしています。
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飲酒運転禁止、車道を運行、2段階右折を厳守など、交通ルールを遵守できる方が対象です。
<車体配置計画>
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横瀬駅併設「横瀬駅前食堂」: 3台 … 観光客ターゲット想定
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「エリア898」: 1台 … 地元住民・二地域居住体験者ターゲット想定
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「横瀬町役場」: 1台 … 公用車として環境負荷削減やエネルギーコストの削減効果



関係者の声
横瀬町 担当者:まち経営課 連携推進室 様
「横瀬町は、日本一チャレンジする町、日本一チャレンジを応援する町を掲げており、今回のような革新的な技術を積極的に社会実装する『チャレンジの場』を提供しています。HelioX様が提供する太陽光モビリティは、当町が抱える交通課題とエコツーリズム推進という双方のニーズに合致する画期的なモビリティであり、今回の実証実験には大きな期待を寄せています。地域住民の皆様の暮らしの質向上と、新たな観光魅力の創出に繋がるよう、町として最大限のサポートを行ってまいります。」
HelioX株式会社 共同創業者 五十嵐 勇貴
「この度、横瀬町の「よこらぼ」実証実験プロジェクトにHelioXが採択されたことを大変光栄に思います。東日本大震災での経験、そして地方の交通課題に直面する中で、誰もが『移動の自由』を諦めない社会を目指し、この太陽光モビリティを開発してきました。横瀬町の豊かな自然と、チャレンジ精神あふれる環境は、HelioXの実証に最適なフィールドです。今回の実験を通じて、HelioXが地域に根ざした持続可能なモビリティソリューションとして機能することを証明し、全国の同様の課題を抱える自治体への展開を目指してまいります。横瀬町の皆様、そしてサポーターの皆様の期待に応えられるよう、チーム一同、全力で取り組んでまいります。」
今後の展望
HelioXは、本実証実験を通じて得られたデータを分析・検証し、サービスモデルをさらにブラッシュアップしてまいります。将来的には、横瀬町における本格導入を目指すとともに、この成功事例をモデルとして、同様の課題を抱える全国の地方自治体や観光地への展開を積極的に推進してまいります。
また、私たちのビジョンは現在のモビリティに留まりません。80歳以上の方々にもより安全に、そして安心してご利用いただける三輪・四輪の新型太陽光モビリティの開発も、すでに着手しております。あらゆる世代が自由に移動できる、持続可能な未来の実現に向け、HelioXは挑戦を続けてまいります。

株式会社HelioXについて
株式会社HelioXは、2024年11月1日に設立された「太陽と走る、自由な未来へ」をビジョンに掲げるスタートアップ企業です。太陽光を動力源とする革新的なモビリティの開発を核に、移動の自由と持続可能な社会の実現を目指しています。次世代モビリティおよび再生可能エネルギー分野において革新をもたらし、社会全体のQOL向上と地球環境への貢献を通じて社会に貢献することを目指しています。

横瀬町について
横瀬町は人口約7,500人、埼玉県の西部、秩父地方の南東部にあって都心から70km圏内、池袋駅から最短72分の距離に位置しております。秩父盆地の大自然に囲まれ、四季折々の味覚や風景が手軽に楽しめる、山あいの小さな町です。近年では、都心からの近さ、コンパクトにまとまった地域、町民の活力などを活かし、官民連携プラットフォーム(通称:よこらぼ)の展開により、大企業からスタートアップ企業、大学等との連携が多数行われ、地方創生の取り組みの一つとして、全国から注目されています。
所在地:埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬4545番地
横瀬町(よこぜまち)公式WEB:https://www.town.yokoze.saitama.jp/
横瀬町官民連携プラットフォーム「よこらぼ」について
日本一チャレンジする町、日本一チャレンジを応援する町を掲げ、横瀬町の活性化・持続的発展を目指した、企業・個人を問わないプロジェクトサポート施策です。町外の企業等から広く事業を募集し、その提案プロジェクトを実証試験する上で支障となる法定課題の解決や実証フィールドの提供などの支援を行います。行政権限を活かした特区の申請や、学校などの公共機関の参画、町民への協力依頼など、町が事業に応じた伴走支援を行います。約8年間で提案262件、そのうち152件を採択しています(2025年6月時点)。 よこらぼ公式WEB:https://yokolab.jp/


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