生物多様性保全プログラム「ネイチャーコネクト・ミッション ~うめきた公園でつなぐ生物多様性~」を実施

~京都大学発スタートアップ企業3社と連携し、先端技術を活用~

一般社団法人うめきたMMO

グラングリーン大阪 うめきた公園の管理運営を行う一般社団法人うめきたMMO(以下「MMO」)は、MUIC Kansaiを運営する一般社団法人関西イノベーションセンター(以下「MUIC」)、大阪梅田エリアにおけるスタートアップエコシステムの活性化に取り組む阪急阪神不動産株式会社とともに、グラングリーン大阪 うめきた公園において、生物多様性保全プログラム「ネイチャーコネクト・ミッション ~うめきた公園でつなぐ生物多様性~」を実施します。

この取り組みは、MUICが提供する課題解決プログラムとして採択され、様々な企業、団体同士の共創を通じて課題解決に繋がるビジネス創出を目指すオープンイノベーションプログラムとして進めています。

グラングリーン大阪 うめきた公園(撮影者:Akira Ito.aifoto)

プログラム概要

■ 名称:ネイチャーコネクト・ミッション ~うめきた公園でつなぐ生物多様性~

■ 内容:うめきた公園が取り組むネイチャーポジティブ活動を発信し、来園者とともに園内の生物多様性の可視化を図る

■ 実施期間:2025年9月22日(月)~12月25日(木) 

■ 開催場所:グラングリーン大阪 うめきた公園内ほか、関西2府5県を対象予定

■ 連携先:株式会社バイオーム、株式会社TSK、サンリット・シードリングス株式会社

プログラム詳細

(1)市民参加型の生物多様性可視化プロジェクト

いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」を通じてうめきた公園への来園者、さらには関西広域に居住の市民の皆様とともに地域の生き物を発見・記録する参加型プログラム『関西のいきもの大調査!いきものみらいラボKANSAI』を10月21日(火)から12月25日(木)まで実施します。これにより市民の環境意識向上と生物多様性への理解促進を目指すとともに、関西でのネイチャーポジティブ達成に向けた基礎データとして活用してまいります。当取組み内で、以下(2)(3)の活動も観察していただけます。

(実施協力:株式会社バイオーム)

『関西のいきもの大調査!いきものみらいラボKANSAI』の参加はこちら

https://umekita.com/midori/topics/kansai/

(2)環境配慮型バイオスティミュラント資材の活用

廃木材をアップサイクルして生成したフルボ酸鉄を原料とする環境配慮型のバイオスティミュラント資材(※)「鉄フルボさん」を活用し、うめきた公園の芝生や植栽の生育状態を改善します。芝生の健全な成長を促進することで、芝生エリアの利用制限期間の短縮化と魅力向上を目指します。

(実施協力:株式会社TSK)

※ バイオスティミュラント資材:植物や土壌本来の機能を補助し、植物のストレス耐性を高めたり、栄養吸収を効率化させたりすることで、農作物の収量や品質を向上させる農業資材。農薬や肥料、土壌改良剤とは異なり、それら3つを補完する新しいジャンルの資材。

(3)土壌微生物分析による生物多様性評価

土壌内の微生物を分析し、バイオスティミュラント資材が生物多様性に与える影響を科学的に評価します。これにより環境に配慮した公園管理の高度化に必要なエビデンスを構築します。

(実施協力:サンリット・シードリングス株式会社)

今後の展望

本プログラムは、MMOが管理運営するうめきた公園をネイチャーポジティブ活動の発信源とし、生物多様性の重要性を市民に広く伝えるとともに、関西でのネイチャーポジティブ達成に資する生物データを集めることを目指しています(※)。

また、環境に配慮した芝生の高度管理により、青々とした芝生で快適に過ごせる空間を持続的に提供することで、公園の魅力を最大化します。都市公園としてイノベーション創発の場となることが期待されるうめきた公園において、「新しい公園の在り方」を示す先端事例を創出し、大阪・関西の魅力向上に貢献します。

※ グラングリーン大阪では、サスティナビリティの実現とWell-beingなまちづくりを目指した取り組みを進めており、生物多様性保全等に関する国際的な環境認証を複数取得しています。

・2024年7月17日 グラングリーン大阪開発事業者:「グラングリーン大阪」都市公園を含む複合開発で日本初となる「LEED-NDプラン認証」「SITES予備認証」を同時取得(ともにGOLD評価)

https://umekita.com/assets/topics_pdf/240717_LEED_release.pdf

・2025年3月18日 グラングリーン大阪開発事業者及びMMO:グラングリーン大阪における良質な緑地の整備・マネジメント計画がTSUNAG最高評価「トリプルスター」を取得

https://www.mec.co.jp/news/mec250318_tsunagggo/250318_GGO.pdf

【実施主体について】

■ 一般社団法人うめきたMMO

2023年6月1日、うめきた公園のパークマネジメントおよびグラングリーン大阪全体のエリアマネジメントを一体的に運営する組織として、グラングリーン大阪開発事業者により設立。うめきた公園や周辺道路等における公民連携によるパークマネジメント・エリアマネジメントの展開を通じて、良好な景観形成や街区ブランディングの向上に寄与すること、さらには、先行開発区域グランフロント大阪を含めたうめきた全体ひいては関西並びに日本の国際競争力強化および持続的な発展に寄与する取組を行う。本プログラムのプログラムオーナーを務めます。

WEBサイト:https://umekita.com/midori/

■ 一般社団法人関西イノベーションセンター(MUIC Kansai)

MUIC Kansaiは、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループおよび株式会社三菱UFJ銀行が設立した会員制のオープンイノベーション創出拠点です。「観光・インバウンド」「環境」「健康」「食」「エンタメ」等をテーマに大企業とスタートアップ、自治体等が連携し、社会課題の解決や新たな事業創出を目指した活動に取り組みます。本プログラムは、同社が提供する様々な企業、団体同士の共創を通じて課題解決に繋がるビジネス創出を目指すオープンイノベーションプログラムの一環として実施します。

WEBサイト:https://www.muic-kansai.jp/

■ 阪急阪神不動産株式会社

阪急阪神ホールディングスグループの総合不動産デベロッパーとして、マンション・戸建住宅の開発・分譲や賃貸オフィスビル・商業施設の運営など幅広い事業を展開しています。大阪梅田エリアにおけるスタートアップエコシステムの活性化の一環として、MMOとともに本プログラムのプログラムオーナーを務めます。

WEBサイト:https://www.hhp.co.jp/

■ 株式会社バイオーム

京都大学発のスタートアップ企業。生物多様性ビッグデータプラットフォームの構築・運用を行う。情報収集ツールとして、いきものコレクションアプリ「Biome」を開発・運営し、本プログラムではアプリを活用した市民参加型ベントを実施。大阪・関西万博にもサプライヤーとして協賛。

WEBサイト:https://biome.co.jp/

■ 株式会社TSK

京都大学発のスタートアップ企業。鉄触媒を活用した有機化学反応を独自技術として、特徴のある機能性素材を製品開発・提供。本プログラムでは、廃木材をアップサイクルしたバイオスティミュラント資材「鉄フルボさん」を提供。大阪・関西万博にも出展。

WEBサイト:https://tsk.kyoto/

■ サンリット・シードリングス株式会社

京都大学発のスタートアップ企業。生物群集および生態系の診断に基づくコンサルティング事業を展開。本プログラムでは、土壌微生物の分析を担当し、生物多様性の観点から科学的エビデンスを提供。大阪・関西万博にも出展。

WEBサイト:https://www.sunlitseedlings.com/

■ 関西イノベーションイニシアティブ(KSII)

関西エリアの大学横断ネットワーク(32大学が参画)を基盤に、大学発スタートアップの成長支援や産学連携支援によりオープンイノベーションを推進する組織。本プログラムでは協力組織として参画。

WEBサイト:https://ksii.jp/

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会社概要

一般社団法人うめきたMMO

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URL
https://umekita.com/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
大阪府大阪市北区大深町5番72号 うめきた公園サウスパークD棟 3階
電話番号
06-6136-4825
代表者名
大野郁夫
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2023年06月