「BS日本・こころの歌」でお馴染みの「フォレスタ」メンバー、塩入功司が『昭和100年祭』とのコラボ公演を開催。同プログラムで福岡・博多公演を実施!!
昭和一桁代から10年代、80年代、90年代と、10年ごとに1曲ずつをビックアップしてお送りする、壮大なる昭和100年の時間旅行です。選曲のテーマは、昭和の情緒があふれる歌としました。


『昭和100年祭』実行委員会
今年迎えた昭和100年を機にスタートした、カルチャー創造活動です。昭和これまで歩んできた昭和のよき文化を、昭和200年を目指して伝承していくのを目標に掲げ、去年より活動してます。
3大都市を巡るツアーをスタート
「ファレスタ」は、BS日テレの『BS日本こころの歌』で招集された男女混声のコーラスグループです。クラシックをみっちりと学んだ実力者たちが、オーディションを経て活動しています。塩入功司は10年以上在籍し、近年ソロコンサート活動にも力を注いでます。
「昭和情緒伝承歌人」を名乗り、明治・大正・昭和の唱歌や童謡、抒情歌に時代の流行歌、軍歌までをもレパートリーにして、子々孫々世代への伝承を目指して活動を展開しています。
『昭和200年に向けたカルチャー創造宣言 昭和100年祭(以下昭和100年祭・登録商標)』は、今年迎えた昭和100年を見据えて、昨年より活動をスタートさせました。「昭和は続くよいつまで」を合言葉に、昭和200年に向けて昭和の情緒を残していくことを目的とした団体です。
賛同者には商標、および、ロゴマークを原則無償で使っていただけます。企業や自治体、団体や個人まで、広く賛同者を募っています。賛同者同士の繋がりも目指していて、『昭和100年祭』を使って新たな座組でビジネスやサービス、コミュニティを生み出したいと考えてます。

プロデューサーの北村明広は、この春「俺たちの昭和後期」をワニブックスより上梓して、すぐさま重版となるヒットを記録しました。彼にとって同作は書籍の処女作でしたが、それ以前は数多くの雑誌を創刊させてきました。代表作に『昭和40年男』『タンデムスタイル』『風まかせ』などがあります。また、『昭和100年祭』に加え、『還暦維新』『昭和びと秘密基地』を主宰しています。

この度、『昭和100年祭』と塩入功司のコラボが決まり、3大都市を巡ることになりました。この初日となる、東京公演のコンサートリポートをお届けします。
オープニングは先の大阪万博テーマ曲
ピアノが設置されただけのシンプルなステージに、ピアニストの篠宮久徳とともに登場しました。オープニングは彼の強い歌唱が光る「イヨマンテの夜」です。
ここからまず5曲は、普段より得意とする世界観の歌を並べてのご挨拶です。普段は明治・大正時代の歌も織り交ぜるのですが、今回はテーマが『昭和100年祭』ゆえ、5曲とも昭和の名曲をずらりと並べました。「赤とんぼ」「小さい秋見つけた」などなど、寄り添うような歌唱を披露しました。
これらを終えると、MCの和泉朱音より『塩入功司×昭和100年祭』の始まりだと宣言され、「世界の国からこんにちは(昭和40年代)」がコーナーオープニングとなりました。大阪万博が連日賑わいを見せてますが、言わずもがな前回の万博テーマソングです。
プロデューサーの著書「俺たちの昭和後期」においては、大阪万博の開催で昭和が中期が終えたとの持論を展開しています。この選曲と『昭和100年祭』コンサートの幕開けは、これしかないと配置しました。
プログラムは、昭和を10年ごとに輪切りにして、各10年代ごとの“情緒あふれる”を軸にして1曲ずつをセレクトしました。これは塩入本人と、MCだけでなく演出なども手がける和泉、そして『昭和100年祭』プロデューサー北村の3人で議論を展開して、自信を持って決定した珠玉の歌の数々です。
このコンサートに冠したサブタイトルを「昭和を巡る壮大なる時間旅行」としました。
心配だった米津玄師ナンバー
続けては、「同期の桜(昭和10年代)」としました。塩入は、昭和の歴史は戦争抜きには語れないとして、通常のコンサートでも必ず1曲披露します。戦争に目を背いてはならぬは、主催している『昭和100年祭』にも共通する精神です。イデオロギーを振りかざすことはせず、事実としてあったことを未来に残していきたいと考えています。
前半の第1部の締めくくりが、選曲した北村がこのコンサートで最も怖かったとする曲です。米津玄師の「地球儀(昭和90年代)」を配置しました。
「フォレスタ」のファンは高齢者が多く、そのまま塩入のファンにもなっています。その会場で果たして通用するのだろうかと、提案した者として悶々としていたようです。ですが、お客様にしっかりと伝わった感触を得られました。
後半第2部の幕開けは、美空ひばり「東京キッド(昭和20年代)」をお届けしました。石原裕次郎、長嶋茂雄などなどへと続いた、昭和はスターの時代です。そんな中でもひばりの果たした功績はあまりにも大きく、外せない選曲でした。
「もはや戦後ではない」と経済白書に掲載されたのは昭和31年で、それ以前の貧しい復興期の日本に響きわたった曲です。大衆を照らす太陽のような存在であり、歌声だったのでしょう。朗朗と歌い上げる塩入の歌唱は、まさしく太陽のようでした。
怒涛のように攻め込みます。昭和一桁年代は「影を慕いて」が響き渡りました。続いては、復興から発展期に入った30年代は、やはりこれをおいて他にはない「上を向いて歩こう」を演奏しました。
MCを挟んで、昭和50・60・70年代と一気に旅に出ます。「シクラメンのかほり」「花~すべての人の心に花を」「さくら(独唱)」と花の歌でかためました。日本の情緒を歌で未来へと伝承するのが彼のコンセプトで、花は四季を愛でることができる情緒の源泉だとして構成しました。3曲連続での、変化のついた見事な歌唱を披露しました。
そして『昭和100年祭×塩入功司』コンサートはハイライトを迎えます。竹内まりやの「いのちの歌(昭和80年代)」で、キメとなる「この命にありがとう」に会場は涙に包まれました。力強く、優しく歌い上げた塩入ワールドでした。
同内容で10月20日に博多大名MKホールで、11月19日に西宮市甲東ホールにて開催します。東京はソールドアウトでしたが、博多と西宮の両日ともまだチケットがご用意できます。100年の年月を旅しながら、心を泳がせてくれるような感覚をきっと味わっていただけます。そんな贅沢な時間を、ぜひお楽しみください。
昭和一桁代 影を慕いて
昭和10年代 同期の桜
昭和20年代 東京キッド
昭和30年代 上を向いて歩こう
昭和40年代 世界の国からこんにちは
昭和50年代 シクラメンのかほり
昭和60年代 花~すべての人の心に花を
昭和70年代 さくら(独唱)
昭和80年代 いのちの歌
昭和90年代 地球儀



『昭和100年祭』実行委員会
今年迎えた昭和100年を機にスタートした、カルチャー創造活動です。昭和これまで歩んできた昭和のよき文化を、昭和200年を目指して伝承していくのを目標に掲げ、去年より活動してます。
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