政策保有株式売却のプロ仕掛け人が徹底解説。ビジネス書『非上場の政策保有(持ち合い)株式を賢く売却する方法』が出版。
喜望大地会長・喜多洲山による9冊目、『非上場の政策保有(持ち合い)株式を賢く売却する方法』が 2025年10月24日に幻冬舎より発売

経営権専門家として、分散した株式の集約や非上場株式の買い取りを得意とする、事業承継・経営権のコンサルティングを提供する 株式会社喜望大地(本社:大阪市北区)の喜多洲山は、この度非上場の眠っている政策保有株式を“活かす”ためのメソッドを解説したビジネス書『非上場の政策保有(持ち合い)株式を賢く売却する方法』を2025年10月24日に幻冬舎より出版します。
自身9冊目となる本書は、長年日本企業が抱えてきた「政策保有株式」という課題に光を当て、日本企業が新たな成長ステージへと踏み出すための具体的な行動指針を提示しています。

発表日・基本情報
発売日:2025年10月24日
判型/頁数:四六版/198ページ
定価:1,760円税込
ISBN:9784344694095
◆本書の内容と特色
非上場の政策保有株式を“眠らせたまま”にしないために——。
近年、金融庁や東京証券取引所を中心に政策保有株式の削減が提唱される一方、いまだ多くの企業でその整理は進んでいません。「長年の取引先だから」「手放すのは不義理」といった心理的ハードルが、企業価値向上を妨げているのが現状です。
政策保有株式を抱え続けることは、
・ガバナンスの形骸化
・ROE(自己資本利益率)の低下
・成長資金の圧迫
といったリスクを招きます。
本書は、政策保有株式の売却は企業統治改革の起点であり、資本効率の改善が日本経済全体の再生につながると考える著者が、20年以上にわたり1,100社超の経営コンサルティングを行ってきた経験をもとに、評価手法(DCF・類似業種比準方式・など)から売却スキーム(第三者譲渡・専門企業への売却)、税務上の留意点までを網羅的に解説。さらに「出口戦略」から「経営資源の再配分」まで、実務に落とし込める形で具体的に指南します。
<各章構成>
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第1章 問題視される政策保有株式
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第2章 なぜ政策保有株式の売却は進まないのか
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第3章 非上場企業の政策保有株式の売却方法
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第4章 政策保有株式売却の成功事例・失敗事例
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第5章 政策保有株式の積極的な売却は自社の企業価値を向上させる
◆令和の日本経済を大きく転換させるチャンスを秘めた政策保有株式
日本経済では、連日株価上昇が目覚ましい一方で、世界の時価総額ランキングを見ると、上位50社に入る日本企業は現在49位のトヨタ自動車1社のみ。世界経済における日本の存在感は、着実に薄れつつあります。その原因のひとつに、戦後から続く大企業による「政策保有株式」という構造が挙げられると考えます。取引関係を維持するための持ち合い株が企業の資本を固定化し、株主総会を内輪化させ、資金循環を鈍らせてきました。海外では、日本の長期にわたるこの過剰な持ち合い構造を非効率と批判する投資家やファンドも増え、世界のアナリストから厳しい声が上がっています。
しかし、いま確実に潮目が変わりつつあります。
本書でも触れているスポーツメーカー・アシックスは、すでに保有していた政策保有株式をすべて手放しROEを改善、株主からの評価を高めることに成功しました。銀行・生命保険会社をはじめとする金融各社も、保有株比率を減らす方針を次々に発表しています。
世界的な資本の流れが高速化し、国や企業の境界を越えた資金移動が加速する中、政策保有株式を手放し、得た資金を新規事業投資や研究開発・人材育成に回すことは、日本全体の成長エンジンを再稼働させる重要なステップとなりえます。企業の資本がより健全に循環すれば、株式や市場の信頼が高まり、ひいては国全体の競争力向上へとつながる。本書は、そうしたマクロ経済の再生の流れを実務レベルで支える具体的解決策を提示しています。
譲渡制限株式であっても、会社法の仕組みを理解することで売却を実現できる方法と実例を複数掲載し、「進まない理由」から「進めるための方法」までを包括的に解説。政策保有株式の整理は、企業ガバナンスの強化だけでなく、眠っている資本を成長投資に変えることで日本経済全体を活性化させる、そんな前向きなメッセージが込められています。
◆著者紹介

喜多 洲山(きた しゅうざん)
株式会社喜望大地代表取締役会長。オーナー社長歴47年。
社長の経営安定化と安定した経営権のスムーズな事業承継をミッションとする。
地方の小売業の3代目として年商1億円を50億円まで拡大し、SBIやベンチャーキャピタル4社から出資を受けIPOを目指すも、破綻寸前の経営危機に陥る。
内容証明郵便300通、特別送達100通、所有不動産の競売9物件、数え切れない差し押さえなど、筆舌に尽くしがたい艱難辛苦を経験。
修羅場体験のなかで事業継続に奔走し、組織再編とスポンサーM&Aで事業を再生。
その後、20年間で約1,100社の事業再生・事業継承を成功させる。「社長に笑顔と勇気を与え続ける!」を旗印に、悩める社長の救世主として全国で経営権承継のコンサルティングを展開。
認定事業再生士(CTP)、立命館大学大学院経営管理研究科修了(MBA)。
著書 『少数株主のための非上場株式を高価売却する方法』(幻冬舎メディアコンサルティング)は重版出来。
◆ 株式会社喜望大地とは
株式会社喜望大地は、大阪・東京・名古屋に拠点を構える非上場企業の株式買取やオーナー経営者のための事業承継支援・経営受託を行う専門企業です。
譲渡制限株式の買取や分散株主の整理を通じ、経営権の安定化を支援。金融・法務・経営の専門家が連携し、迅速かつ公正な取引を実現します。
創業以来「社長に笑顔と勇気を与え続ける」を理念に、中小企業の発展と経営者の安心をサポート。初回のご面談は無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。
◆本件に関するお問い合わせ先
株式会社 喜望大地 広報担当:森本
E-mail:m-morimoto@gmmi.jp
URL:https://gmmi.jp/
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