東日本大震災から15年。被災地で育った若者が次の世代を支える―NPO法人miraito、ハタチ基金助成先に採択
NPO法人miraito(所在地:岩手県岩手郡岩手町、理事長:上田彩果)は、東日本大震災の被災地域で子ども支援を行う団体を対象とした「ハタチ基金」2026年度助成先に採択されました。採択事業名は「被災地で育った若者が、地域と関わり続けながら10代を支える『関係人口型ユース支援基盤』の形成」です。岩手県県北地域において、地域外へ進学・就職した若者を新たな担い手として育成し、10代を支える持続可能な支援体制づくりに取り組みます。
東日本大震災から15年
被災地で続く若者支援の課題
東日本大震災から15年が経過した現在も、被災地域では子ども・若者を取り巻く課題が続いています。
岩手県の内陸・県北エリアでも、
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若者の地域外流出
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若者支援の担い手不足
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民間による継続的な支援基盤の脆弱さ
といった課題が存在しています。
また、miraitoの活動の原点は岩手県陸前高田市にあります。理事長の上田彩果は、東日本大震災後の陸前高田市で中高生と出会い、当時大学生として若者の居場所づくりや教育活動に携わりました。その後、2014年から2019年まで気仙地域で教育事業を展開してきました。

現在も、当時関わっていた中高生が大学生や社会人となり、miraitoのインターンやボランティアとして活動に参加しています。
しかし、被災地で育ち、進学や就職で地域を離れた若者の中には、故郷とのつながりや地域貢献への思いを持ちながらも、その力を活かせる役割や機会が十分に整備されていません。
被災地で育った若者が、次の世代を支える仕組みへ
今回採択された事業では、岩手町で運営する「いわてユースセンターミライト」を基盤に、地域外へ進学・就職した大学生や若手社会人を「関係人口型の担い手」として育成します。
具体的には、
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中高生の居場所運営への参画
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探究活動の伴走支援
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地域イベントへの協力
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オンラインを活用した継続的な関わり
などを通じて、10代を支える体制を構築します。
被災地で育った若者が、今度は次の世代を支える存在となる循環を目指します。


人口1万人の町から挑戦する「関係人口型ユース支援モデル」
NPO法人miraitoは、人口約1万人の岩手県岩手町でユースセンターを運営しています。

開館からこれまでに、
★中高生利用者 延べ2,655名
★大学生ボランティア 延べ1,000名以上
★地域関係者・来館者 延べ2,366名
が関わり、多世代・多機能・越境的な若者支援拠点として活動してきました。
今回の助成では、この実践をさらに発展させ、
地域外にいる若者も地域を支える担い手になれるモデルの構築を目指します。
組織基盤強化にも着手
本事業では若者支援の仕組みづくりに加え、地域に若者支援資源が循環する仕組みづくりにも取り組みます。
具体的には、
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若者支援に継続的に資金が循環する仕組みの設計
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岩手県内企業との継続協賛モデルの構築
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個人・法人サポーター制度の整備
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認定NPO法人取得を見据えた基盤強化
を進めます。
これにより、助成金に依存しない持続可能な若者支援モデルの実現を目指します。
理事長コメント
NPO法人miraito 理事長 上田彩果
「震災から15年が経ちました。私の活動の原点である陸前高田市で育った若者たちは今、大学生や社会人となり、それぞれの場所で暮らしています。今回の事業では、そうした被災地出身の若者たちが地域とつながり続けながら、次の世代の10代を支える仕組みを育てていきます。人口1万人の町だからこそできる、新しい若者支援のモデルをつくっていきたいと思います。」

ハタチ基金について
ハタチ基金は、東日本大震災で被災した子どもたちの支援を目的として2011年に設立された基金です。
震災の風化が進む中でも、現地で子どもたちに寄り添い続ける団体を支援し、長期的な子ども支援の実現を目指しています。
2026年度は全国23団体が助成先として採択されました。
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