【医進の会 独自分析】医学部入試直後にやるべき振り返りガイドを公開
再受験生は医学部志願者の6人に1人、合格率約2割の現実

医学部入試において、いわゆる再受験生(過去に受験経験があり、再び挑戦する受験生)は近年増加傾向にあり、特別な存在ではなくなりつつあります。
医進の会では、文部科学省が公開している入試関連データを独自に再集計し、受験者層の変化を分析しています。
その結果、22歳以上で医学部を受験した人数は年間で概ね2万人規模と推測され、医学部志願者全体の約6分の1前後を再受験生が占める年もあることが確認できました。
また、既存データを当校で整理したところ、再受験生全体の合格率はおおむね20%前後と見られ、依然として挑戦の難易度は高いものの、一定数の合格者が生まれている状況がうかがえます。
近年は入試の公正性を高める取り組みが進み、年齢や性別による不利が改善されつつあります。
特に2018年以降、入試プロセスの透明化が全国的に進んだこともあり、再受験生や女性が実力に基づいて評価されるケースが増えています。
当校が公開データを基に整理したところ、30代以上で医学部に合格する受験生も緩やかに増加している傾向が見られます。
たとえば、2020年度の国公立大学医学部入学者約5,500名のうち、30歳以上は48名(約0.9%)とされ、一部の大学では40代の入学者を含む年も確認されました。
こうした背景から、再受験生が合格を目指しやすい環境が整いつつある一方で、初めての挑戦時の経験を踏まえ、戦略を見直す重要性はこれまで以上に高まっています。
データを活用しながら、自身の状況に合った学習計画を立てることが、次の挑戦を成功へ導く鍵となります。
入試直後の振り返りが次の合否を左右する鍵
志望校の合格発表を待つ期間であっても、入試直後の振り返りは次の挑戦に向けた重要なプロセスとされています。
医学部専門予備校で多くの受験生を指導してきた講師陣からは、「試験が終わった直後は、自身の受験状況を比較的客観的に整理しやすい時期である」という声が寄せられています。
時間が経つにつれて試験内容の記憶が薄れやすいため、可能な範囲で当日の状況をまとめておくことが、後日見返す際の助けになります。
日頃の模擬試験においても、受験生からは「解きっぱなしにせず、誤答の傾向を確認することで弱点に気づきやすくなった」という意見が多く、振り返りが次の学習につながりやすいという傾向が見られます。
本番の入試でも同様に、記憶が新しいうちに振り返ることで、どの科目や分野で課題を感じたのか、翌年度の学習計画に生かしやすくなります。
こうした振り返りの積み重ねが、受験生自身の課題を把握し、次回の対策を立てる上で有益に働いたという声も多く、翌年度の受験準備において一定の役割を果たすと考えられます。
入試直後に確認したい振り返りポイント
医進の会では、講師陣が指導現場で蓄積してきた知見や、過去の合格者・不合格者の振り返り内容、そして独自に整理した調査データをもとに、入試直後に確認しておきたいポイントをガイドとしてまとめています。
再受験生を含む多くの受験生が次のステップを検討する際の参考として活用できるよう、主な視点を以下に整理しました。
学習方法と基礎理解の見直し
自身の学習方法が今の段階に合っていたかを振り返ることが役立ちます。
高度な問題演習に多くの時間を割きすぎて基礎の確認が後回しになっていなかったか、暗記や復習の工夫が十分であったかなど、日々の取り組みを客観的に見直すことで改善点が把握しやすくなります。
直前期まで手当たり次第に取り組んでしまった受験生からは、「基礎の定着を計画的に進めていればよかった」という声も寄せられています。
模試・過去問の活用度
模擬試験や過去問の結果をどの程度学習に反映できていたかを確認します。
受験生の中には、模試の振り返りを十分に行えず、誤答の分析が後回しになってしまったというケースも少なくありません。
模試ごとに弱点を整理し、次の学習につなげていくことが、翌年度の学習計画を立てる際に有効に働いたという声もあります。
情報との向き合い方
受験期は「○大学は何割取れれば安全圏」といった情報が飛び交いやすい時期でもあります。
ただし、入試の難易度や合格基準は年度や個人の状況によって異なるため、情報の取り扱いには注意が必要です。
曖昧な情報に左右された受験生からは「もっと自分の状況に合わせて判断すればよかった」という振り返りも聞かれます。
今後は、周囲のアドバイスを参考にしつつ、自分の学力や志望理由を踏まえて判断する姿勢が大切になります。
学習計画と時間管理
勉強計画の実行度や毎日の時間の使い方について振り返ることも欠かせません。
学習が計画より遅れた理由としては、生活リズムの乱れや計画立案の甘さが影響したという声もあります。
特に再受験生の場合、仕事や家庭との両立が必要となるケースが多く、「学習時間の確保」が大きな課題として挙げられます。
限られた時間を有効に使うためには、志望校の出題傾向に基づいた学習計画を立て、実行状況を定期的に見直すことが効果的とされています。
志望校選択の振り返り
志望校の選び方を再検討することも次のステップに役立ちます。
過去の受験を振り返ってみて、「偏差値やイメージだけで選んでしまった」「本当に通いたい大学とのギャップがあった」といった声が出ることもあります。
また、医進の会で整理した過去の合格実績を参照すると、再受験生が合格しているケースが比較的多いと見られる大学もあります。
こうした傾向を踏まえつつ、自分の実力・状況に合った志望校設定を検討することが、次の挑戦に向けて有効に働くと考えられます。
医進の会・谷本塾長のコメント:「データに基づく振り返りで次の一歩を」
医学部専門予備校「医進の会」塾長・谷本秀樹より、今回のガイド公開にあたり次のような見解が寄せられています。
「受験に向けて努力を重ねた結果が思い通りにならなかった場合でも、データを基に冷静に振り返ることで、次に向けた具体的な課題が整理されやすくなります。
当校が独自に集計したデータでは、再受験生に共通して見られる課題として『学習時間の確保』が挙げられます。仕事や家庭と両立しながら計画的な学習体制を早期に整えることが、翌年度の準備を進めるうえで大きなポイントになると考えています。」
さらに谷本塾長は、
「入試直後は記憶が新しいため、自身の課題を客観的に整理しやすい時期でもあります。試験で感じた課題や、学習計画上の改善点を早い段階で見つけることで、次の受験に向けた戦略を立てやすくなります」
と述べています。
医進の会では、今回公開したガイドのように、独自の分析結果や指導現場で得られた知見をもとに、再受験生を含む医学部志望者にとって実践的な情報提供を今後も継続していく方針です。
調査概要
調査名:医学部入試直後の振り返りに関する独自分析
調査主体:医学部専門予備校「医進の会」
調査方法:
-
文部科学省が公開している医学部入試関連データの再集計
-
当校在籍生・卒業生から任意で収集した受験体験の整理
-
過去の受験指導における講師陣の知見を総合的に分析
調査期間:2018〜2025年の公開データおよび直近数年の体験談を中心に整理
備考:本リリースに含まれる統計には、医進の会による独自の再集計や推計値が含まれます。
すべての画像
