イクシア、業界初の高速イーサネット対応、高密度40GbEインペアメントモジュールを発表

2012年3月15日

イクシアコミュニケーションズ株式会社

イクシア、業界初の高速イーサネット対応、高密度40GbEインペアメントモジュールを発表

~HSEによるデータセンター相互接続向けWAN回線での様々なネットワークトラブルをエミュレーション~

米国時間2012年3月5日発表– 統合IPおよびワイヤレスネットワークテストソリューションのグローバルプロバイダであるイクシア(本社:米カリフォルニア州カラバサス、NASDAQ:XXIA)は本日、同社のWAN最適化機能をさらに拡張する40GbE ImpairNet(TM)ロードモジュールを発表しました。イクシアの40GbE ImpairNetは、実環境でのネットワークトラブルのエミュレーションを目的とした業界初の40GbEテストソリューションです。各種WANアプリケーションをテストする際、データセンター・クラウド間で発生する遅延をエミュレートし、WANクラウド内の遅延が原因で生じるエンドツーエンドのパフォーマンスへの影響の有無を検証します。イクシアは、本年3月6日から8日まで米ロサンゼルスで開催された「OFC」カンファレンスで40GbE ImpairNetモジュールのデモを実施しました。

多くの帯域幅を要するメディアリッチ・アプリケーションの登場によって、データセンターへの要求は高まりつつあり、データセンター・クラウド間で高速イーサネット(HSE)接続を使用することが求められています。HSEリンク上の各データセンター・クラウドの遅延パフォーマンスを完全に解析する機能は、ミリ秒の遅延が何百万ドルもの損失をもたらす可能性がある金融取引など、処理時間がキーとなるアプリケーションにとって極めて重要となります。

ネットワーク設計によるデータの適時性への影響を理解することは、ネットワーク事業者にとって非常に重要です。「OFC」のデモでは、WAN上の送信中トラフィックによる遅延発生、さらにタイムリーな送受信が妨げられる仕組みについて焦点を当てました。このデモでは、40GbE ImpairNetモジュールは、イクシアのトラフィック生成機能とデルZ9000の間のWANをエミュレートして、データセンター内で接続された各トラフィックポートへの送信時間を比較しました。

40GbE ImpairNetモジュールは、遅延とネットワーク距離のエミュレーションを高水準でサポートします。また、IxNetworkのトラフィック生成および分析機能と統合されており、柔軟な設定が可能です。ユーザーは、再利用可能な分類子(クラシファイア)およびプロファイルを使用したトラフィックフローの生成とインペアメント発生が可能です。さらに、このモジュールは、イクシアの統計ツールであるStatViewerとも統合されています。StatViewerは、トラブルの統計の表示と分析に役立つ多数の機能を備えています。ImpairNetロードモジュールでは、パケット損失からジッタや遅延に及ぶ多様なトラフィックの問題を40GbEのフルラインレート(回線速度)でエミュレートできます。

イクシアは、2006年9月にIEEE 802.3のHigh Speed Study Group(HSSG)に参加して以来、HSEの開発および実装を促進してきました。また、2008年6月の「NXTComm」における世界初のHSEテストのデモに参加し、2010年9月のiSimCityで世界初の公開HSE相互運用性プラグフェストを主催しました。イクシアは、マルチベンダーHSEベンチマークテストの開発および提供において、業界全体を通じた非常に重要な存在となっています。イクシアは、HSEの発展において世界中の何十社もの機器ベンダーおよびサービスプロバイダと協力して、同社のネットワーク実装の実現可能性を実証してきました。

●キーファクト:

・1枚のImpairNetテストモジュールには、2つの40GbEポートが実装されており、業界初のすべてのフレームサイズに対する完全ラインレートインペアメント、超高率遅延エミュレーション(40GbEで500ms)を実現します。

・ImpairNetロードモジュールは、シングルスロットフォームファクタを備え、高密度のXM2またはXM12のシャーシに搭載可能です。1シャーシ当たり最大で24の単方向、または12の双方向のネットワーククラウドをエミュレートします。

・新40GbE ImpairNetモジュールは、既存の1/10GbE ImpairNetテストモジュールと共に、業界最高の遅延エミュレーションをすべてのパケットサイズかつ最大のラインレート(1GbEで6秒、10GbEで600ms)で提供します。

●コメント:

イクシアの市場開発担当シニアマネージャーのタラ・ヴァン・ウネン(Tara Van Unen)は次のように語っています。「データセンターのクラウドコンピューティングへの進化、およびトラフィック要求の増加により、ユーザーのニーズを満たすための高速40GbEリンクが必要となります。これらのリンク上でミッションクリティカルなアプリケーションのパフォーマンスを確保するためには、包括的なテストを行うことが非常に重要です。当社は、単一の費用効果の高いプラットフォーム内で、40GbE HSEを介したトラフィックの生成、ネットワークエミュレーション、およびWANトラブルを統合する唯一のテストソリューションを提供します」

デルのネットワーク製品マーケティングおよび管理責任者のアーピット・ジョシプラ(Arpit Joshipura)氏は次のように語っています。「ネットワーク管理者は、最高の品質と最も信頼できるサービスをユーザーに提供するために、自社のネットワークのパフォーマンスを完全に理解する必要があります。WANの遅延がサービス提供にどのように影響を与えるかについての認識も必要です。イクシアのインペアメントテストソリューションにより、当社が導入したネットワークを徹底的に解析することが可能なため、当社顧客がエンドツーエンド・パフォーマンスにおける可視化を行うことを確信して支援することができます」

Infonetics Research社主席アナリストのマイケル・ハワード(Michael Howard)氏は次のように語っています。「データセンターにおける相互接続での高速イーサネットの使用は増加傾向にあり、ユーザーとトラフィックの要求の両方が増加するにつれて、主要な相互接続の1つになるでしょう。ネットワーク事業者は、ネットワークパフォーマンスに及ぼされる影響を完全に把握するために、WAN相互接続環境に対する包括的かつ正確な遅延/ジッタのテストが必要になるでしょう。イクシアのネットワークインペアメントのテスト技術は、データセンターのスイッチから送信される40GbEトラフィックストリーム上のWANクラウドの特性をエミュレートすることで、様々なクラウド状態のシミュレーションに使用できます。また、このテストはネットワーク事業者が安定したネットワークを維持するために不可欠です」

●参照資料:

イクシアのImpairNetモジュールに関する詳細については、下記リンク先をご覧ください。
http://www.ixiacom.com/products/impairnet/index.php

イクシアのHSEソリューションに関する詳細については、下記リンク先をご覧ください。
http://www.ixiacom.com/products/40_100_gigabit_ethernet/index.php

●lxiaについて
イクシアは、ワイヤレスエッジからインターネットコアまで網羅する、業界で最も包括的な統合IPサービステストソリューションを提供します。ネットワーク機器メーカー、サービスプロバイダ、民間企業、および政府機関は、イクシアの業界最高水準のテストおよびシミュレーションプラットフォームを使用して、さまざまな有線、無線、および3G/4Gネットワーク機器ならびにネットワークの設計と検証を行っています。イクシアのソリューションは、あらゆる高拡張性ネットワークプロトコルをエミュレートし、メディアリッチなアプリケーショントラフィックを生成することにより、実環境の状態を作り出し、クラウド、コア、データセンター、無線、およびマルチプレイネットワークのパフォーマンス、適合性、およびセキュリティを検証します。イクシアの詳細情報は、 www.ixiacom.com (日本語サイト: http://www.ixiacom.jp )をご覧ください。


*Ixiaおよびイクシアの4枚の花びら(four-petal)のロゴマークは、イクシアの登録商標または商標です。その他の商標は、各所有企業に帰属します。

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イクシアコミュニケーションズ株式会社 広報事務局
Tel: 03-3384-3434
Email: ixia@ambilogue.com


イクシアコミュニケーションズ株式会社
Tel: 03-5326-1948(代表)
Email: salesjapan@ixiacom.com

以上

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会社概要

URL
http://www.ixiacom.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿6-24-1 西新宿三井ビル 11F
電話番号
03-5326-1948
代表者名
村上 憲司
上場
未上場
資本金
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設立
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