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アメリカ乳製品輸出協会
会社概要

最新の研究結果からの提言 今日から始める「ホエイたんぱく習慣」で手に入れる元気な体  

ホエイたんぱくは、「体脂肪」を減らしつつ「筋肉」を強化

アメリカ乳製品輸出協会

加齢によるサルコペニアやロコモティブシンドロームの予防に関心が高まっていますが、実は筋肉量の低下は30代から始まっています。また、ダイエット志向の高い若い女性の栄養不足も深刻で、最近では、子どもの筋力・筋機能不足を懸念する声も高まっています。低栄養対策と賢いたんぱく質摂取は世代を超えた課題です。

2015年5月14日、アメリカ乳製品輸出協会日本駐在事務所(代表ジェフリー N. マクニール)は、第12回アジア栄養学会議(ACN2015)における講演のため来日したテキサス大学医学部栄養代謝学科教授ダグラス・パドン=ジョーンズ氏を迎え、神奈川県立保健福祉大学学長中村丁次氏とDr. KAKUKOスポーツクリニック院長中村格子氏と共にプレスセミナーを開催しました。


パドン=ジョーンズ氏は同セミナーにおいて、最新の研究結果に基づき次の様に提言しました。「サルコペニアは、加齢によって筋肉の量、機能、力が減少することが原因です。常に破壊と合成を繰り返す筋肉を維持・増強するためには、1日を通して万遍なくたんぱく質を摂取することが重要で、毎食均等に約20~30gのたんぱく質を摂る必要があります。一般的に朝食と昼食はたんぱく質が不足する傾向がありますが、朝食のたんぱく質摂取量を増やすだけでも一日の中の摂取バランスを改善することができます。ホエイたんぱくは、筋肉合成のカギを握るロイシンの濃度があらゆるたんぱく源の中で最も多く、たんぱく質の質を測る様々な基準でも最高レベルの評価を得ています。他のたんぱく質と比べて、筋肉合成効果や体脂肪減少効果が高いことが科学的な研究で確認されており、更に体重管理サポート効果も期待できます。手軽に美味しく食事に取り入れられるのもメリットです。今日から「ホエイたんぱく習慣」を始めましょう。」

「日本人の食事摂取基準(2015年版)」の策定検討会副座長も務めた中村丁次氏は、健康寿命延伸におけるたんぱく質摂取の重要性とホエイたんぱくに期待される効果について解説し、「高齢者の低栄養状態が非常に深刻であることから、今回の食事摂取基準の改訂では高齢者のたんぱく質摂取推奨量が引き上げられ、成人よりも高い基準が設定されました。ホエイたんぱくは、生活習慣病、即ち過剰栄養対策と低栄養対策両方に有効です。日々の食事への積極的な活用が望まれます」と述べました。また中村格子氏は、賢いたんぱく質の選び方と日常生活での上手なたんぱく質の摂り方の観点から、「健康な体づくりに欠かせない低脂肪低カロリー高たんぱくの食事にホエイたんぱくは理想的な食品です。調味料感覚で簡単に様々な料理やおやつ、飲み物に入れられる上に美味しさもプラスしてくれので、「ホエイたんぱくちょい足し習慣」なら気軽に継続可能です。」と述べました。(プレスセミナーにおける各講師の講話内容については後述。)

ホエイたんぱくは、天然の牛乳が原料で、全ての必須アミノ酸を含む完全なたんぱく質です。骨格筋の合成や生成に大きく寄与する分岐鎖アミノ酸(BCAA)のロイシンの含有量が他のたんぱく源に比べて最も高く、消化・吸収が早いことが特徴です。アメリカ乳製品輸出協会(USDEC)乳原料輸出マーケティング担当、クリスティー・埼玉は「米国の乳製品の供給量は安定して拡大しており、世界の乳製品輸出量のシェアも主要輸出国の中で最も高い伸びを示しています。ホエイたんぱくの質の高さと健康効果から、世界ではホエイたんぱく製品市場が近年急成長しており、その波は日本にも届きつつあります。今後もマーケットの牽引役として、日本市場においても様々なニーズに応えて参ります。」と述べています。

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ダグラス・パドン‐ジョーンズ(医学博士)テキサス大学医学部 栄養代謝学科教授
クイーンズランド大学 (オーストラリア)で人間運動学の博士号取得。テキサス大学栄養代謝学科教授として、栄養代謝研究所ディレクター並びにテキサス大学医学部(UTMB)の加齢に関する研究機関、シーリーセンター研究員兼務。2006年アミノ酸研究においてVernon R. Youngインターナショナル賞受賞者。

アメリカ乳製品輸出協会 (USDEC)
全米の酪農家、乳製品加工業者とその組合、乳原料サプライヤー、輸出業者などを代表する会員制の独立非営利団体で、米国産乳製品に対する世界的な需要の喚起をサポートしています。、世界最大の牛乳生産量を誇る米国乳業界は、世界的な水準かつ非常に幅広い種類のチーズや、脱脂粉乳、ラクトース、ホエイたんぱくなどの栄養・機能性乳製品原料を供給し、世界の食品・飲料メーカーの多岐にわたる製品開発ニーズに対応しています。



プレスセミナーにおける各講師の主な講和内容は以下の通りです:

ダグラス・パドン=ジョーンズ氏(医学博士、テキサス大学医学部 栄養代謝学科教授)

加齢によって身体機能やクオリティーライフが低下するサルコペニアは、筋肉の量、機能、力が減少することが原因です。また筋肉は、生活習慣病や糖尿病にも関連がある代謝の上でも重要な役割を担っています。筋肉は常に破壊と合成を繰り返しているため、適切に合成出来なければ維持も増強もできません。そして、筋肉合成に必要な必須アミノ酸は体内で生成されないため、食事から摂らなければならないのです。更にたんぱく質は、筋肉だけでなく、骨、軟骨、血管、粘膜、皮膚、血液、酵素、ホルモン、など体のあらゆるものに必要です。

成人と高齢者を対象にたんぱく質と筋肉合成の用量反応を調べたところ、たんぱく質30gを摂取した場合、両者の間に筋肉合成量の差は認められませんでした。たんぱく質摂取量が15g以下の場合、成人はたんぱく質摂取量に応じた筋肉合成量が認められましたが、高齢者はたんぱく質の利用率が著しく低下し、適切な筋肉の合成は行われませんでした。また、人体で有効に活用されるたんぱく質の量の限界は約30gであるということが分かりました。人体は一時的にしかたんぱく質を貯蔵できず、30gを超えて摂取した分は使われずに終わります。以上のことから、筋肉合成効果を最大限引き出すには、毎食均等に約20g~30gのたんぱく質を摂るのが理想です。一般的に、朝食と昼食のたんぱく質摂取量が低く、夜に必要以上のたんぱく質を摂る傾向が見られますが、朝食のたんぱく質量を増やすだけでも一日の中のたんぱく質摂取のバランスを改善することができます。加齢やケガによる運動量の低下も筋肉の減少の大きな原因となり、特に高齢者は成人の3分の1の期間で3倍の量の筋肉を失います。

ホエイたんぱくは、筋肉合成のカギを握るロイシンの含有量があらゆるタンパク源の中で最も多く、たんぱく質の質を測る様々な基準でも最高レベルの評価を得ています。また、ホエイたんぱくには、筋肉合成だけでなく、満腹感による体重管理サポート効果や、血糖値調整効果もあります。更に、味が良く手軽です。

毎食30gのたんぱく質というとハードルが高く感じるかもしれませんが、朝食に美味しくたんぱく質をプラスする方法は色々とあります。まずは朝食から気軽にヘルシーエイジング対策を始めましょう。


中村丁次氏(神奈川県立保健福祉大学学長、日本栄養士会名誉会長、「日本人の食事摂取基準(2015年版)」策定検討会副座長)

あまり知られていないことですが、全年齢を通して、日本人のたんぱく質摂取量は減少しています。高齢者の場合、たんぱく質摂取量が減ると筋肉が減少するだけでなく、不足すればするほど減少幅が大きくなります。今年改訂された「日本人の食事摂取基準(2015年版)」の大きな特徴は、高齢者のたんぱく質推定平均必要量と推奨量を引き上げたことです。成人の推奨量が体重1Kg当たり0.9gなのに対し、高齢者は1.06gに設定されました。また、BMI目標値も高齢者の下限を引き上げ、18歳から69歳までの目標値よりも高くなっています。これは、日本社会が直面する健康寿命延伸の問題において、高齢者の低栄養状態がいかに懸念されているかを表しています。

現在日本では、平均寿命と健康寿命の間に約10年の開きがあり、平均して約10年間介護状態となっています。要介護の原因の約3割が生活習慣病、約3割が衰弱・骨折・転倒ですが、それらの予防には、過剰栄養と低栄養という相反する栄養問題への対策が同時に必要となります。今までは、生活習慣病予防、即ち過剰栄養対策が注目されることが多かったのですが、実は高齢者の低栄養問題は非常に深刻で、在宅看護を受けている高齢者の約6割が低栄養状態にあり、その数は2000年以降上昇傾向にあります。栄養不足にはエネルギー不足とたんぱく質不足の二タイプありますが、高齢者はその混合型で、筋肉の分解が亢進し、合成能力が低下している状態にあります。

ホエイたんぱくは、効率の良いたんぱく質であると同時に、体脂肪を減らし血糖値を改善するという特徴があります。ある研究では、ホエイたんぱくを取り入れた食事で高齢者が筋肉量を維持しながら減量に成功したことが確認されています。また、カロリーやたんぱく質量、その他の栄養素を揃えて比較した場合、ホエイたんぱくは、カゼインと大豆との比較においても、ツナ、卵白、七面鳥との比較においても、最も食後血糖値が低く、インシュリン値が高かったことも認められています。低栄養と過剰栄養両方の対策に有効なホエイたんぱくの積極的な活用が期待されます。


中村格子氏(医学博士・整形外科医、Dr. KAKUKOスポーツクリニック院長、横浜市立大学客員教授)

栄養はきちんと取りたいけれども太りたくない、というのが多くの人の願いです。そのカギを握るのがたんぱく質であることを知って欲しいですね。たんぱく質が不足すると肌も血管もボロボロになり、筋肉が落ちれば、せっかくやせても老けてしまいます。逆に、筋肉が増えれば体脂肪も減って来ます。また、筋肉と並んで高齢者が心配する骨もほとんどはたんぱく質の一種であるコラーゲンでできています。上手に賢くたんぱく質を摂りましょう。「ホエイたんぱくちょい足し習慣」なら、手軽に継続可能です。

食べ物を選ぶとき、含まれるたんぱく質の量と質に注目してみてください。植物性と動物性は両方摂るのが望ましいですが、筋肉合成効果に注目すると、動物性たんぱくの方が効率が良く、その中でもホエイたんぱくの効果が高いことは様々な研究で確認されています。筋肉以外への効果にも注目すると、ホエイたんぱくは体脂肪と身体組成を改善する効果が期待され、満腹感を与えて食べ過ぎを防ぎ、体重管理にも役立ちます。一日に必要なたんぱく質の量は、自分の体重と同じグラム数を基準として、高齢者や体重管理したい人はそれよりも多く摂ることを心掛けてください。年齢を重ねてもたんぱく質は減らせません。

普段の飲み物や料理にホエイたんぱくを一匙プラスすれば、毎食ごとのたんぱく質摂取量バランスも気楽に調整できます。ホエイたんぱくは牛乳からできている100%天然の食材で、台所に常備しておけば、スムージーやヨーグルトに入れるだけでなく、ハンバーグやお味噌汁、とん汁、カレーなど色々なメニューに調味料感覚で入れられるので世代を超えて取り入れ易いのがいいですね。健康にいいだけでなく、まろやかさやこく、旨味、ジューシーさが増すなど味の上でも嬉しい効果があります。
 

<写真>

テキサス大学医学部 栄養代謝学科教授 ダグラス・パドン=ジョーンズ氏テキサス大学医学部 栄養代謝学科教授 ダグラス・パドン=ジョーンズ氏

 

神奈川県立保健福祉大学学長/日本栄養士会名誉会長 中村丁次氏神奈川県立保健福祉大学学長/日本栄養士会名誉会長 中村丁次氏
 

Dr.KAKUKOスポーツクリニック院長  中村格子氏Dr.KAKUKOスポーツクリニック院長 中村格子氏
 

 

【ホエイたんぱく入りメニュー】
自家製豆腐ハンバーグのサンドイッチ
ジャガイモの冷製ポタージュ
グリーンサラダ ラヴィゴットドレッシング添え
ブルーベリーヨーグルトのスムージー
                              ※無断の写真転載外用厳禁

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http://www.usdec.org/ForeignOffices/generalcontentdetail.cfm?navItemNumber=82896&OfficeID=65&Name=About%20USDEC
業種
水産・農林業
本社所在地
東京都千代田区飯田橋1-5-9-5F
電話番号
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代表者名
ジェフリー・マクニール
上場
未上場
資本金
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設立
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