マラリアを紹介するオリジナルデザインパッケージの蚊帳をセネガルで配布
住友化学株式会社のマッチング寄付を受けて実現したセネガルへの蚊帳の配布は、プロボノで参加いただいたエクソンモービル・ジャパン合同会社のスタッフの方たちによるアイデアをベースに、日本ユニセフ協会でイラストレータとして活躍した牛嶋浩美さんがデザイン、文字が読めない子どもたちでもマラリアについて理解し、蚊帳の正しい使用方法を理解できるよう、パッケージにイラストを使ってわかりやすく説明した蚊帳2000張を、セネガルで現地NGOを通じて子どもたちに配布。現地での配布にはイラストレータ牛嶋浩美さんも同行、現地の学校などで絵本を作るワークショップを行う予定。
認定NPO法人Malaria No More Japan(事務局:東京都千代田区、代表理事:神余隆博、以下MNMJ)は、マラリア予防のために、住友化学株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:十倉 雅和、以下住友化学)が製造、世界中で高い評価を得ている防虫蚊帳「オリセット®ネット」2000張をアフリカ西部のセネガル共和国(以下セネガル)で配布します。
第2回目となる蚊帳の配布は、プロボノで参加いただいたエクソンモービル・ジャパン合同会社のスタッフの方たちによるアイデアをベースに、日本ユニセフ協会でイラストレータとして活躍した牛嶋浩美さんがデザイン、文字が読めない子どもたちでもマラリアについて理解し、蚊帳の正しい使用方法を理解できるよう、パッケージにイラストを使ってわかりやすく説明しました。子どもの主な死亡原因となっているマラリアで命を落とす子どもが1人でも少なくなることを願ってデザインされました。
【配布事業について】
この度MNMJと住友化学は、以下の方法で蚊帳を配布します。
配布時期::2016年6月(複数回に分けて配布)
配布張数:2000張(MNMJ、住友化学がそれぞれ1000張ずつ購入して提供)
蚊帳のタイプ:円錐形。
配布方法:現地NGO「INTERMONDES」の協力で実施。首都ダカール周辺の村で配布。
Intermondes(http://www.intermondes.org/)保健、教育、地方分権、人権などの各分野で草の根レベルでの事業を展開。代表のママドゥ・ンジャイ氏はこれまで日本の研究者/NGOなどと連携した現地調査を展開したほか、日本にも何度か招聘されている。尚、配布にはイラストレータ牛嶋浩美さんも同行し、現地の学校などで絵本を作るワークショップを行う予定。
【「オリセット®ネット」について】
「オリセット®ネット」は、住友化学が独自技術により開発した長期残効型防虫蚊帳で、WHO(世界保健機関)からも使用を推奨されています。同商品は、有効成分であるペルメトリンを「オリセット®ネット」の繊維内に練り込み、徐々に表面に染み出させることで、洗濯をしても効果が5年以上持続します。また、ポリエチレン製のため丈夫で破れにくく、熱帯の地域でも通気性が確保されるよう、蚊帳の穴の形状を工夫しています。
牛嶋浩美さんプロフィール/イラストレータ
1964年生まれ。大学時代に国際関係を専攻し、国際問題や国連の役割等について学ぶ。大学4年時のニューヨークでのホームステイをきっかけに、絵で人々にメッセージを伝えていきたいと決意。10年間絵を学びながらグループ展などを開き絵のスタイルを確立していく。
1997年、長年の夢であったユニセフのカードの絵の提供を実現。これより毎年ユニセフにデザインを提供。1999年、絵本「Our cup of tea」をアーサー・ビナード氏と出版。2004年と2006年にユニセフのクリスマスカードの絵に選ばれる。地図でユニセフ・ユニセフABC等のユニセフの資料の絵やユニセフのホームページの絵も提供。2008年、環境省と環境紙芝居を制作。(現在も環境省で使用中)。2009年2月、ユニセフ東ティモール事務所と東ティモール教育省による教科書作りに協力。現地を視察し、絵を制作・提供。2009年6月~、手作り絵本のワークショップを横浜を拠点に開始。2010年、絵本「あなたが大切だから」出版。2011年、東日本大震災の支援のため被災地をまわり、絵本作りのワークショップを通して心のケアに従事。2011年7月、絵本「ころがってごらん」を今井絵理子さんと出版。2011年10月、絵本「守りたいもの」を普天間かおりさんと出版。2013年9月、ユニセフの絵本「ちきゅうからのしつもん」を手掛ける。http://hiromiwork.com/hiromiwork.html
【マラリアについて】
マラリアはメスのハマダラ蚊を媒介して感染する、熱帯および亜熱帯地域固有の風土病で、主に中南米の亜熱帯、熱帯地域、サハラ砂漠以南のアフリカ、インド亜大陸ならびに東南アジアで発生しています。2014年には96か国と地域でマラリアの感染がみられました。WHOの「World Malaria Report 2015」によれば、2014年のマラリア患者数は、約2億1400万人で、推定438,000人が亡くなりました。
被害者の多くは、幼い子どもと妊婦です。2分に1人、アフリカの子どもが、マラリアが原因で命を落としています。重度のマラリアから回復した子どもの中には、学習障害や脳損傷が残ることがあり、妊婦やおなかの中の子どもも感染の影響を受けやすくなっています。
また国家経済に対する影響も大きく、世界銀行の試算によると、マラリアはGDPベースで年間120億ドルの損失をもたらしています。これは、サハラ砂漠以南のアフリカ全GDPの4%に当たり、GDP成長を1年当たり1%抑制していることになります。また、マラリアに成人男性が感染することで、貧困に陥り、結果として子どもたちが幼くして働き、教育を受けられないなど、単に健康だけではなく、途上国の教育の問題など、さまざまな問題を引き起こしています。
この配布は、MNMJが推進するマラリア予防事業の一環として実施されるもので、今回で2回目となります。配布はマッチング寄付の形式で行なわれ、MNMJが購入する1000張分の「オリセット®ネット」に対し、同数分を住友化学が購入します。購入された蚊帳は、現地NGO「Intermondes」を通じてセネガルの子どもたちに配布されます。
第2回目となる蚊帳の配布は、プロボノで参加いただいたエクソンモービル・ジャパン合同会社のスタッフの方たちによるアイデアをベースに、日本ユニセフ協会でイラストレータとして活躍した牛嶋浩美さんがデザイン、文字が読めない子どもたちでもマラリアについて理解し、蚊帳の正しい使用方法を理解できるよう、パッケージにイラストを使ってわかりやすく説明しました。子どもの主な死亡原因となっているマラリアで命を落とす子どもが1人でも少なくなることを願ってデザインされました。
【配布事業について】
この度MNMJと住友化学は、以下の方法で蚊帳を配布します。
配布時期::2016年6月(複数回に分けて配布)
配布張数:2000張(MNMJ、住友化学がそれぞれ1000張ずつ購入して提供)
蚊帳のタイプ:円錐形。
配布方法:現地NGO「INTERMONDES」の協力で実施。首都ダカール周辺の村で配布。
Intermondes(http://www.intermondes.org/)保健、教育、地方分権、人権などの各分野で草の根レベルでの事業を展開。代表のママドゥ・ンジャイ氏はこれまで日本の研究者/NGOなどと連携した現地調査を展開したほか、日本にも何度か招聘されている。尚、配布にはイラストレータ牛嶋浩美さんも同行し、現地の学校などで絵本を作るワークショップを行う予定。
【「オリセット®ネット」について】
「オリセット®ネット」は、住友化学が独自技術により開発した長期残効型防虫蚊帳で、WHO(世界保健機関)からも使用を推奨されています。同商品は、有効成分であるペルメトリンを「オリセット®ネット」の繊維内に練り込み、徐々に表面に染み出させることで、洗濯をしても効果が5年以上持続します。また、ポリエチレン製のため丈夫で破れにくく、熱帯の地域でも通気性が確保されるよう、蚊帳の穴の形状を工夫しています。
【イラストレータ牛嶋浩美さんコメント】
マラリアから子供達の命をすくう。その一つの方法として蚊帳を入れるパッケージを誰にでもわかりやすくかわいいものにしたいという想いを私の絵で実現させていただきました。本当にそれが伝わるのか私も現地に行き一緒に配布してこの目でみるという貴重な経験をさせてもらえることになり本気で伝えるのにはこういう方法もあるのだとたくさん学ばせてもらいました。牛嶋浩美さんプロフィール/イラストレータ
1964年生まれ。大学時代に国際関係を専攻し、国際問題や国連の役割等について学ぶ。大学4年時のニューヨークでのホームステイをきっかけに、絵で人々にメッセージを伝えていきたいと決意。10年間絵を学びながらグループ展などを開き絵のスタイルを確立していく。
1997年、長年の夢であったユニセフのカードの絵の提供を実現。これより毎年ユニセフにデザインを提供。1999年、絵本「Our cup of tea」をアーサー・ビナード氏と出版。2004年と2006年にユニセフのクリスマスカードの絵に選ばれる。地図でユニセフ・ユニセフABC等のユニセフの資料の絵やユニセフのホームページの絵も提供。2008年、環境省と環境紙芝居を制作。(現在も環境省で使用中)。2009年2月、ユニセフ東ティモール事務所と東ティモール教育省による教科書作りに協力。現地を視察し、絵を制作・提供。2009年6月~、手作り絵本のワークショップを横浜を拠点に開始。2010年、絵本「あなたが大切だから」出版。2011年、東日本大震災の支援のため被災地をまわり、絵本作りのワークショップを通して心のケアに従事。2011年7月、絵本「ころがってごらん」を今井絵理子さんと出版。2011年10月、絵本「守りたいもの」を普天間かおりさんと出版。2013年9月、ユニセフの絵本「ちきゅうからのしつもん」を手掛ける。http://hiromiwork.com/hiromiwork.html
【マラリアについて】
マラリアはメスのハマダラ蚊を媒介して感染する、熱帯および亜熱帯地域固有の風土病で、主に中南米の亜熱帯、熱帯地域、サハラ砂漠以南のアフリカ、インド亜大陸ならびに東南アジアで発生しています。2014年には96か国と地域でマラリアの感染がみられました。WHOの「World Malaria Report 2015」によれば、2014年のマラリア患者数は、約2億1400万人で、推定438,000人が亡くなりました。
被害者の多くは、幼い子どもと妊婦です。2分に1人、アフリカの子どもが、マラリアが原因で命を落としています。重度のマラリアから回復した子どもの中には、学習障害や脳損傷が残ることがあり、妊婦やおなかの中の子どもも感染の影響を受けやすくなっています。
また国家経済に対する影響も大きく、世界銀行の試算によると、マラリアはGDPベースで年間120億ドルの損失をもたらしています。これは、サハラ砂漠以南のアフリカ全GDPの4%に当たり、GDP成長を1年当たり1%抑制していることになります。また、マラリアに成人男性が感染することで、貧困に陥り、結果として子どもたちが幼くして働き、教育を受けられないなど、単に健康だけではなく、途上国の教育の問題など、さまざまな問題を引き起こしています。
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