ミスミグループ本社 2015 年3 月期 連結業績
~ 日本や中国の好調が牽引し、4 期連続の過去最高売上高・利益を更新 ~
株式会社ミスミグループ本社は本日、2015 年3 月期 (2014 年4 月1 日~2015 年3 月31 日)の連結業績を発表しました。主な業績数値は以下の通りです。
<2015 年3 月期の連結業績ハイライト>
1. 日本市場や中国市場における自動車業界やエレクトロニクス関連業界の需要増の取り込みにより、売上高・利益ともに過去最高を更新• 2015 年3 月期の売上高は2,085 億円、前年比19.9%の増収となり、4 期連続で過去最高を更新しました。
• 日本経済は、消費税率引上げ後の需要の反動減はあったものの、政府主導の経済政策や日本銀行の金融政策による円安や株高などの影響で、企業業績改善の動きが見られ、全般的には緩やかな回復基調で推移しました。世界経済は、米国で個人消費や設備投資の増加による着実な回復が見られ、欧州でも景気持ち直しの動きが継続する一方、中国では景気の拡大テンポが緩やかになり、アセアン地域も総じて減速感が継続しました。
• こうした環境下、当社グループは、国内外の拠点に導入したウェブカタログやウェブ受注システムにより、「設計時間・発注の手間を削減したい」という顧客の潜在ニーズに応えるため、ウェブ戦略を推進し競争力を強化しました。また、海外における拠点展開として、最適調達を目的とした現地生産・現地調達の取り組みを推進し、グローバル確実短納期体制の強化に努めました。
• こうした結果、売上高については、自動車業界やスマートフォン関連を中心としたエレクトロニクス業界の需要増を取り込んだことにより、日本や中国を中心に好調が継続し、連結売上高全体の増加を牽引しました。
• 利益については、売上の増加や最適調達に向けた現地生産・現地調達の着実な推進などにより、営業利益は237 億円(前年比+25.1%)、純利益は142 億円(同+22.4%)となり、売上高と共に過去最高を更新しました。
2. 全セグメントで2ケタ増収
• 2015 年3 月期のセグメント別売上高は、以下の通り全セグメントで前年に対して2ケタ増収となりました。
• 2015 年3 月期 より、報告セグメントの区分を変更しており、増減率については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で算出しています。
• 新たな流通事業として取り組んでいるVONA事業は、非効率・高コストの流通プロセスを独自のモデルで変革し、強力な基幹システムとウェブで顧客の利便性を向上させることにより、流通モデルの変革を起こすことを狙っています。• VONA事業では、取扱いメーカー数と品揃えの拡大により、着実に売上を伸ばし、前年比で27.2%の増収率となりました。
3. 海外売上高比率は46.1%(前年比+1.7pt)に上昇
• 2015 年3 月期の海外売上高は962 億円(同+24.5%、現地通貨ベース+14.6%)、海外売上高比率は46.1%(同+1.7pt)となりました。
• 地域別売上高は、以下の通りです。
• 日本では、自動車およびスマートフォン関連業界の需要増を取り込み、拡大する確実短納期ニーズにも応え、高い伸び率となりました。
• 海外では、中国で自動車業界向け需要やEMS等のスマートフォン関連需要を取り込み好調に推移した一方で、アジアでは韓国やタイの景況感の低迷、アメリカでは自動車メーカーのリコール問題による新規金型需要減の影響などにより弱含みました。4. 配当性向25%基準を継続、前年比6.99 円の増配
• 当社は、経営環境や業績動向・見通しに加え、持続的成長と企業価値向上を実現するための経営基盤拡充、財務体質の強化、資本効率の向上などを総合的に勘案し、株主還元方針を定めています。
• 配当に関しましては、2012 年3 月期下期より配当性向を25%としており、2015 年3 月期につきましても、この基準を引き続き維持いたします。
• 従いまして、2015 年3 月期の業績実績により、一株当たり期末配当金は16 円90 銭を計画しておりましたが、当期純利益が前回予想を上回ったため、前回予想から1 円31 銭増の18 円21 銭とさせていただく予定です。これにより、年間配当金は第2 四半期末実績の20 円94 銭(前年比4 円26 銭増)と合わせ、39 円15 銭となります。
5. 2016 年3 月期連結業績は売上高・利益ともに引き続き過去最高を更新する見通し
• 2016 年3 月期の業績見通しについては、攻めの積極投資を継続して実施することなどにより、5 期連続で売上高・利益ともに過去最高を更新することを見込んでいます。
• 中国やその他新興国経済の先行きや地政学的リスクなど、世界経済の先行きに不透明感が残るなか、当社グループは、引き続き商品ラインアップやコスト競争力を化するほか、グローバル確実短納期体制の更なる強化に努め、国際市場における競争優位性を確立してまいります。
[業績予想に関する留意事項]
この資料に掲載されている2016年3月期の見通し及び将来に関する記述部分につきましては、国内及び諸外国の
経済状況、各種通貨の為替レートの変動、業績に影響を与えるその他の要因等、現時点で入手可能な情報をもと
に、当社グループが合理的であると判断した一定の前提に基づいておりますが、リスクや不確実性を含んでおり
ます。従いまして、これらの将来に関する記述のみに全面的に依拠して投資判断を下すことは控えるようお願い
致します。実際の業績は、様々な要素により、これら業績予想とは大きく異なる結果となり得ることをご承知お
きください。
実際の業績に影響を与えうる重要な要素には当社グループを取り巻く経済情勢、市場の動向、為替レートなどが
含まれます。
2015 年3 月期の連結業績の詳細は、決算短信をご参照ください。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 経営情報
- ビジネスカテゴリ
- 経営・コンサルティングEC・通販
- ダウンロード