Czapek「TIME JUMPER」──ブランド再生10周年を象徴する新キャリバー10.1搭載モデル
10 FOR 10 : 創業10周年を祝うキャリバー10
ブランド再生から10周年、初代、フランソワ・チャペックが工房を開いて180周年というダブルのアニバーサリーを迎えたCzapek & Cie(チャペック)は、新作「TIME JUMPER(タイム・ジャンパー)」を発表します。

24時間ジャンピングアワーと外周ディスクによる独創的な時の表示。裏面にはキャリバー10.1の精緻な仕上げが輝く。
【TIME JUMPER(タイム・ジャンパー)発表の背景】
フランソワ・チャペックの19世紀の懐中時計に着想を得ながら、自社開発の新キャリバー10を搭載。伝統的なギョーシェ装飾と未来的な造形を融合させ、時の表現そのものを再構築する1本です。
Czapekは2015年のブランド再興以来、「頭は空想に、足は地に」という哲学のもと、クラフトと革新の融合を追求してきました。今回のTIME JUMPERは、その歩みの節目を飾る“10 FOR 10(10周年のためのキャリバー10)”というテーマのもと誕生。10年の集大成であり、次の10年を象徴する作品でもあります。
――――――――――――

ハーフハンター構造とジャンピングアワー機構の融合という、Czapekの挑戦の原点を示す。

【ハイライト】
・新開発キャリバー10.1:24時間制ジャンピングアワー(2枚のサファイア・アワーディスク)+外周ディスクによるトレーリング・ミニッツ表示
・ハーフハンター・カバーに新しい3次元ギョーシェ(Metalem社製)を採用。中央のルーペ越しにスケルトンムーブメントを覗く遊び心
・ケース径40.5mm。ステンレススティール100本限定/3Nイエローゴールド30本限定
・自動巻、約60時間パワーリザーブ、4Hz、パーツ数275、石数44、リサイクル950プラチナ製センターローター
・発表:ジュネーブでの10周年記念イベント。販売:Czapekブティック(ジュネーブ)、指定販売店、公式サイト

40.5mmのケース径とラバー・ストラップにより、存在感と快適さを両立。
【製品概要|TIME JUMPER】
TIME JUMPERは、時の読み取り方を一新するジャンピングアワー・ウォッチです。10の位と1の位を2枚のサファイア・ディスクで表示する24時間制アワー表示に、外周リングの分ディスクを組み合わせました。

開くとキャリバー10.1のスケルトン構造が現れ、時間の跳躍が視覚的に体感できる。
ハーフハンター型のカバーには、中心に吸い込まれるような立体的ギョーシェを刻み、中央のバブル型ルーペからムーブメントの鼓動を覗くことができます。遊び心と技術的洗練を併せ持つ、Czapekならではの“詩的メカニズム”です。

サテンとポリッシュの質感対比が際立つ、Czapekの現代的解釈。
【キャリバー10の哲学】
キャリバー10は、Czapekが次の10年を見据えて開発した新しい自社製オートマティック・プラットフォームです。従来のモジュール構造ではなく、各複雑機構を完全に統合する「統合設計」に基づいており、キャリバーシリーズ全体の基盤となる存在です。

リサイクル950プラチナ製センターローターとブリッジ装飾の精緻な仕上げが見どころ。
初号機10.1では、リサイクル950プラチナ製センターローターを採用し、優れた巻き上げ効率と視覚的美しさを両立。直径36mmのコンパクトケースにも搭載可能な柔軟性を持ちます。

サファイア・クリスタル越しに自社製キャリバー10.1の動きを鑑賞できる。
【デザインとクラフト】
ケースデザインは“空飛ぶ円盤”を思わせる有機的フォルム。CzapekのデザインパートナーであるABコンセプトが手掛け、ラグやリューズに至るまで柔らかな曲線で統一されています。カバーのギョーシェ彫りはMetalem社によるCzapek専用の新パターンで、深い中心に向かって光を吸い込むような視覚効果を生み出します。

6時位置のプッシュボタンでハーフハンター・カバーを開閉できる独自構造。

“空飛ぶ円盤”を思わせる有機的なフォルムが、ケース全体を流れるように包む。
仕上げの細部にまで伝統的手法と現代技術が融合し、サンドブラストやサーキュラー・ブラッシュの質感対比が、光と影の奥行きを強調します。
【価格・販売】
・ステンレススティール(100本限定):税込予価 11,550,000円

ブランド再生10周年の節目を象徴するキャリバー10.1搭載モデル。
・3Nイエローゴールド(30本限定):税込予価 16,830,000円

温かみのある輝きと立体ギョーシェが調和する、希少なリミテッドエディション。
【主な仕様】
〈ムーブメント(Cal. 10.1)〉
・自動巻/約60時間パワーリザーブ(シングルバレル)
・振動数 4Hz(28,800 vph)/石数 44/パーツ数 275
・リサイクル950プラチナ製センターローター(スケルトン)
・スイスレバー脱進機/フリースプラング(4つの慣性ウェイト)
・仕上げ:ロジウム・プレートのブリッジ(サンドブラスト&サーキュラー・ブラッシュ、面取り)
〈機能〉
・ジャンピングアワー(24時間/2枚のサファイア・アワーディスク、スーパールミノバ)
・トレーリング・ミニッツ(レーザー着色・テクスチャ加工ブルー・ミニッツディスク)
〈ケース/ストラップ〉
・ステンレススティール+ホワイトゴールドの象嵌細工または、3Nイエローゴールド+象嵌細工
・径40.5mm、厚さ10.5mm(ハーフハンター・クリスタル含む12.35mm)
・サファイア・クリスタル(反射防止)/サファイア製ケースバック
・6時位置:カバー開閉プッシャー/ねじ込み式リューズ/防水 3気圧
・ブルーラバー・ストラップ、ピンバックル(ケース素材に準ずる)
【Czapek & Cieについて】
チャペックは、19世紀のチェコ生まれのポーランド人ウォッチメーカー、フランソワ・チャペック
(François Czapek)の精神を受け継いだ現代のウォッチ・メゾンです。1831年にチャペックは、ワルシャワでの政治的混乱から逃れ、ジュネーブに亡命しました。そして1830年代に数々のビジネスを創業しました。1845年にCzapek & Cie.(チャペック時計会社)を設立したのち、彼はナポレオン3世の宮廷時計師となり、パリのヴァンドーム広場に最初期の時計ブティックを開きました。
チャペックの名前は、2015年にメゾンの歴史とクラフトマンシップを再興しようとする時計愛好家のグループによって復活しました。1850年代のチャペック製ポケットウォッチからインスピレーションを得た、ファースト・コレクションである「ケ・デ・ベルク33bis」は、2016年のGPHG(ジュネーブ・ウォッチ・グランプリ)でパブリック・プライズを受賞しました。2020年同社は、初の自社製ムーブメントを搭載したスポーツシックなコレクションである、アンタークティックを発表しました。現在、チャペックの時計は、独特なデザイン、高品質の職人技、限定生産で知られています。ジュネーブに本社を置き、ラ・ショードフォンに自社工房を構えるチャペックは、”etablissage”(エタブリサージュ - 水平分業)の精神を現代的に継承しながら、スイス高級時計製造の伝統を未来へとつなげていまsす。
【関連資料】
・「TIME JUMPER」リリース完全版(PDF)
・「Czapek 10周年リリース」(PDF)
ブランドの10年の歩みと、10キャリバーに込められた哲学をまとめた資料です。
※本リリースと併せてダウンロードいただけます。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
