〈ユーザー会レポート〉 150名の教育関係者が集結したロイロノート・スクールユーザー会
授業アイディアが続々飛び出す本気のセッション
参加者が話したいテーマを出し合い、テーブルごとにディスカッションを行う参加者共創型のイベントで、ロイロノート・スクールを活用しながら進行しました。毎回異なるテーマで、50分のセッションを全3回行い、テーブルごとに話し合った内容を動画にまとめて提出し、参加者全員で共有しました。
ディスカッションテーマは以下の通りです。
<活用法について>
・家庭学習におけるロイロノート・スクールの活用方法
・ポートフォリオとして有効活用する方法
・シンキングツール活用法
・特別支援学校でのロイロノート・スクールの活用例
・国語/数学/理科/英語/特別活動での活用法を共有しよう
・生徒も先生もワクワクするロイロノート・スクールの活用法、授業ネタを共有しよう
<教育論について>
・スマホで授業は可能か?
・結局、どんな生徒を育てたいのか?
・1to1だから実現できる、児童・生徒の伸ばせる力とは?
・小学校での1to1、その必要性と可能性
・学びをより深めるには?
・生徒への個別対応はどこまで?
<ICTインフラについて>
・ICT導入から校内普及までの道のりを考えよう
・ICT導入に関して工夫した点や課題を共有しよう
・ICTを導入して起こった問題と解決方法について共有しよう
・LTEならではの活用メリットとデメリット
活用法のセッションでは、ロイロノート・スクールを日常的に使用している学校の実践紹介が盛んに行われました。実際の授業で使用された教材や生徒の回答などが提示されると、聞き手から「早速、授業に取り込んでみたい」と積極的な反応があり、数々の授業アイディアが共有されました。
教育論のセッションでは、どのテーブルも熱を帯びており、情報端末の1人1台時代だからこそ実現されるべき学びのあり方や、資質・能力の育成とICTを用いた授業の紐付けなどについて、各現場での経験をもとに意見が重ねられました。
参加者の多くはすでにICTを導入している学校でしたが、それにともなう悩みも多く、ICTインフラをテーマにしたディスカッションでは、課題解決に向けての話し合いが行われました。他方、これからICTを導入していく学校からは、「ICT導入の実例を知るという目標達成ができ、先行する活用方法について数多く聞くことができました」と、納得の声が聞かれました。
今回で3回目という参加者は、「ユーザー会では毎回異なるテーマや意見が出てくるので、いつも刺激になります。セッションの内容も参加者に任されているので、集まった人の中から、偶発的に色々なアイディアが生まれるところが素晴らしいです。ユーザー会を介して知り合った先生のつながりは自身の財産になり、結果として、生徒にもよい影響になると思います」と、積極的に交流を深めていました。
前例のない教育の転換期の中で、児童・生徒の力を伸ばしたいという教育者一人ひとりの思いが感じられる有意義な会となりました。4時間におよぶイベントでしたが、ICTを用いた最新の教育実践の情報を共有し合うなど、参加者同士のつながりをつくる場として、今回のユーザー会も大盛況のうちに終えることができました。
●次回ユーザー会について
2018年11月23日、広尾学園中学校・高等学校(東京都港区)にて、「ロイロ英語ユーザー会」を開催します!
「英語教育はスマートフォン・タブレットで進化する」というテーマのもと、参加者全員で新しい英語の授業事例を作り出していきます。当日は、大阪大学の岩居弘樹先生による「多言語演習」のワークショップも体験していただくことができます。ロイロノート・スクールを活用した、新しい英語の授業を一緒に考えてみませんか。
次回ユーザー会の詳細・お申し込みは以下のサイトからお願いします。
https://loilonote.doorkeeper.jp/events/77232
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