街づくり会社が農業分野に進出 IRODORI FARM始動
マルチリーフを初収穫し、カフェにて先行提供開始
山形県庄内地方で街づくりを進めるヤマガタデザイン株式会社(代表:山中大介 鶴岡市覚岸寺)は、一次産業をリ・デザインする取り組みとして「IRODORI FARM」というプロジェクトを立ち上げ、同市豊田地区に設けた自社農場で野菜の栽培をはじめました。
IRODORI FARMは、「自給自足するしぜんの圃場」をコンセプトに、豊かな自然に恵まれた庄内において化学肥料や農薬を使わない農業の仕組みづくりや、年間を通じた葉物野菜の安定供給を目的にしています。
当社では、今年4月に鶴岡市豊田地区内に農業用ハウス12棟を整備し、農業経験のない若者4人のメンバー(うち3人が25歳以下)が、葉物野菜(マルチリーフ)を栽培しています。栽培にあたっては、化学肥料や農薬を使わず、庄内の畜産業者と連携し腐植土をつくり、さらに庄内の牡蠣殻をリサイクルした石灰を加えることでミネラル分も補い、栄養豊富な土を作っています。
このほど、初収穫を迎え、今月21日から当社が経営する「CAFE IRODORI」でサラダバイキングとしてお客様への提供を開始いたします。8月にプレ開業する宿泊滞在複合施設「SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE」でも、朝食を含め提供する予定です。
収穫した野菜は、庄内地方を中心としたスーパーや飲食店、企業の社員食堂にも、順次供給を開始いたします。初年度の生産量は、最大で100トンを見込んでおり、今後、ハウスを増やしながら2021年には、1,000トンに達する計画です。
<基礎情報>
圃場住所:鶴岡市豊田
圃場面積:約70アール 生産面積:約44アール
ハウス数:12棟 (1棟あたり8m×45.9m )
栽培品種:水菜、ルッコラなどの葉物野菜 数種類
投資総額:約4,500万円
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