「第53回 JXTG児童文化賞」「第48回 JXTG音楽賞」表彰式開催!
JXTGホールディングス株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:杉森 務)は、「第53回 JXTG児童文化賞」及び「第48回 JXTG音楽賞」の各表彰式を11月16日(金)にパレスホテル東京にて開催。受賞者4名には、正賞としてトロフィー、副賞として賞金200万円を贈呈しました。
「第53回 JXTG児童文化賞」には、30年の歳月をかけて昨年ついに『完訳版ファーブル昆虫記』(全10巻20冊)の大著を完成するという歴史的な偉業を成し遂げた、奥本 大三郎(作家・仏文学者)が受賞しました。
「第48回 JXTG音楽賞・邦楽部門」には、歌舞伎における長唄の中心的な音楽家であり、長唄三味線の代表的な音楽家として長唄界を牽引している功績を称えて、杵屋 勝国(長唄 三味線方)が受賞しました。
「第48回 JXTG音楽賞・洋楽部門」(本賞)には、作曲だけでなくホール等の事業、関連団体の役職、著作、メディアなどを通じて、日本の音楽活動の健全な発展に大きく寄与されて来た、池辺 晋一郎(作曲)が受賞しました。
「第48回 JXTG音楽賞・洋楽部門」(奨励賞)には、日本を代表するクラヴィーア奏者であり、フォルテピアノという古楽器の名演奏家としても広く知られ、バロックから近・現代まで幅広いレパートリーで演奏活動を行うなど、その功績に対して、小倉 貴久子(フォルテピアノ)が受賞しました。※敬称略
「第53回 JXTG児童文化賞」「第48回 JXTG音楽賞」表彰式
◆第53回 JXTG児童文化賞:奥本 大三郎(作家・仏文学者)
JX金属 大井社長 奥本氏
【贈賞理由】
子どものころから虫に魅せられ、長じてフランス文学者となった奥本 大三郎氏は、30年の歳月をかけて昨年ついに『完訳版ファーブル昆虫記』(全10巻20冊)の大著を完成するという歴史的な偉業を成し遂げた。その間、『ジュニア版ファーブル昆虫記』(全8巻)を刊行するなど、子どもたちにファーブルの世界を紹介しながら虫の生態の不思議さや面白さを伝えるとともに、ファーブル昆虫館「虫の詩人の館」を開館し、自ら館長として様々な企画と運営に関わり続けている。このような活動を通して、子どもたちに自然の素晴らしさと虫たちが暮らせる環境の大切さや科学的思考の楽しさと必要性を伝え続けている。これらの功績が高く評価されて今回の贈賞となった。
(児童文化賞 選考委員会)
◆第48回 JXTG音楽賞・邦楽部門:杵屋 勝国(長唄 三味線方)
JX石油開発 細井社長 杵屋氏
【贈賞理由】
杵屋 勝国氏は、若い頃から七世杵屋勝三郎師の薫陶を受け、長唄の古典にふさわしい優れた音楽性を獲得した。現在、歌舞伎における長唄の中心的な音楽家として、長唄を歌舞伎に相応しい壮大な様式で演奏している。それと同時に、その演奏は細部まで見事に調整されたもので、音色の多様な変化と繊細な表現を兼ね備えている。このように大きさと繊細さの双方をもった演奏様式は、とくに《船弁慶》や《虎狩》などの二世杵屋勝三郎の代表的な大作の演奏で見事に発揮される。さらに長唄三味線のための現代音楽でもその名人芸を披露している。選考委員会は、杵屋 勝国氏が長唄三味線の代表的な音楽家として、長唄界を牽引している功績を極めて高く評価するものである。
(音楽賞邦楽部門 選考委員会)
◆第48回 JXTG音楽賞・洋楽部門(本賞):池辺 晋一郎(作曲)
JXTGエネルギー 大田社長 池辺氏
【贈賞理由】
池辺 晋一郎氏は、東京藝術大学在学中の1966年に日本音楽コンクール第1位となったのを皮切りに、以後、わが国の作曲界を代表する一人として力強く歩み続けて半世紀を越えた。今や作曲だけでなくホール等の事業、関連団体の役職、著作、メディアなどを通じて、日本の音楽活動の健全な発展に大きく寄与する重要な存在となっている。これまでに発表された作品では、全10曲におよぶ交響曲などの器楽曲のほか、特にオペラ、合唱曲などの声楽作品は幅広い層に普及して親しまれている。常に社会との関わりの中で表現を追求する姿勢が、シリアスな世界やドラマティックな表現力の確かさ、ユーモラスな味わい、叙情的な感情の掘り下げ、日本の近現代史への鋭い切り込みを生むなど、幅広い表現世界に結び付いている。これまでの業績を高く評価するとともに、今後の活躍を期待してJXTG音楽賞洋楽部門本賞を贈る。
(音楽賞洋楽部門 選考委員会)
◆第48回 JXTG音楽賞・洋楽部門(奨励賞):小倉 貴久子(フォルテピアノ)
JXTGエネルギー 大田社長 小倉氏
【贈賞理由】
小倉 貴久子氏は日本を代表するクラヴィーア奏者である。しかも、フォルテピアノという古楽器の名演奏家として広く知られている。これまで、『音楽の玉手箱』、『ベートーヴェンをめぐる女性たち』などを展開、現在は『モーツァルトのクラヴィーアのある部屋』をシリーズ化して興味深い演奏会を提供し続けている。また、その一方では、ソロ、室内楽、協奏曲などバロックから近・現代まで幅広いレパートリーで演奏活動もしており、浜松市楽器博物館コレクションシリーズの録音での演奏も高い評価を得ている。2013年の『輪舞(ロンド)~モーツアルトの輝き~』の他、これまでCDを40点以上リリースし、そのいずれもで、典雅で優美な演奏によりフォルテピアノの世界をさらに親しみ深い存在とする役割を果たしてきた。この領域におけるこれまでの業績を高く評価するとともに、今後のさらなる活躍を期待してJXTG音楽賞洋楽賞奨励賞を贈る。
(音楽賞洋楽部門 選考委員会)
「第53回 JXTG児童文化賞」「第48回 JXTG音楽賞」表彰式 開催概要
◆日時: 11月16日(金) 17:10~18:00
◆会場: パレスホテル東京 2F「葵」(東)
住所 東京都千代田区丸の内1-1-1 TEL 03-3211-5211(代表)
◆出席: 受賞者 「第53回JXTG児童文化賞」×1名
「第48回JXTG音楽賞」邦楽部門1名、洋楽部門(本賞)1名、(奨励賞)1名
主催者 JXTGホールディングス株式会社 代表取締役社長 杉森 務
選考委員 「第53回JXTG児童文化賞」2名、「第48回JXTG音楽賞」(邦楽部門)2名、(洋楽部門)3名
◆表彰式出席者
◎受賞者
【児童文化賞】
野上 暁(児童文化研究家)
仲居 宏二(放送コンサルタント・元聖心女子大学教授)(当日欠席)
山極 壽一(京都大学総長)
【音楽賞 邦楽部門】
徳丸 吉彦(聖徳大学教授・京都市立芸術大学客員教授・お茶の水女子大学名誉教授)
塚原 康子(東京藝術大学教授)
加納 マリ(日本音楽研究家)(当日欠席)
【音楽賞 洋楽部門】
関根 礼子(音楽評論家)
中村 孝義(大阪音楽大学理事長・名誉教授)
諸石 幸生(音楽評論家)
※関連情報につきましては、こちらのリンクよりご覧いただけます
https://www.hd.jxtg-group.co.jp/csr/child_reward/
◆JXTG児童文化賞(創設1966年)
日本の児童文化の発展・向上に大きく貢献した個人または団体に贈られる賞です。童画家、教育者、写真家、児童文学作家、子供新聞の編集者、ミュージカル主宰者など、さまざまな分野で児童文化に貢献された方々の中から受賞者が選ばれています。
賞創設のきっかけは1963年に遡ります。この年、当時のモービル石油創業70周年記念行事として、赤い馬をテーマにした創作童話を一般公募したところ、3,461点もの応募がありました。川端康成、波多野勤子、壷井栄、坪田譲治、藤田圭雄、筒井敬介の六氏により審査が行われた結果、福永令三氏の「十二色のクレヨン」が特選に選ばれました。
特選を含めた入選作を収録した童話集「赤馬物語」を全国の小学校へ寄贈したところ、教育界や児童文学界より大きな反響をいただいたことから、対象分野を児童文化全般に広げ、全国的に著名な活動から地域の活動まで幅広く受賞者が選ばれています。
◆JXTG音楽賞(創設1971年)
日本の音楽文化の発展・向上に大きく貢献した個人または団体に贈られる賞で、邦楽部門および洋楽部門(本賞・奨励賞)の二部門にて構成されています。
邦楽部門では、雅楽、能、狂言、琵琶楽、尺八楽、箏曲、多様な三味線音楽、囃子など日本の伝統音楽の分野における演奏家・団体、さらには作曲者、研究者、評論家など、幅広い分野の中から邦楽の発展に寄与された方々が受賞者として選ばれています。また、これまでに21名の受賞者が、受賞後に重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されています。
洋楽部門においては、作曲、指揮、声楽、そしてピアノ、ヴァイオリン、チェロなどの洋楽器の演奏、音楽ジャーナリズムや研究・評論などの分野において、日本での洋楽の発展に貢献された方々が受賞者として選ばれています。さらに1989年より、優れた若手音楽家を励ますために、本賞に加えて奨励賞が設けられました。
邦楽部門と洋楽部門を併せ持ち、単年度内の功績ではなく、それまでの実績全体に視点をおいた選考がなされている点が特色です。
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