レッジ、クロスランゲージと共同でサイトの画像内テキストを自動翻訳するディープラーニング活用型新サービスの開発プロジェクトを発足
■ 概要
近年、その市場の拡大スピードから注目される「越境EC」をはじめ、これまでメインだった訪日外国人への受動的な翻訳対応というニーズが変容しています。
この度、高まり続ける「他言語圏ユーザーへの積極的なアプローチとしての翻訳需要」に応える目的で、株式会社クロスランゲージと株式会社レッジが提携。Webサイトの画像内テキストを解析、文字画像を検出し自動で画像内文字列を翻訳・置換し配信するディープラーニング技術応用形新サービスの開発プロジェクトを開始いたしました。
現在はPoC第一段階をクリアし、以後は提携事業社サイトへ試験導入と実証実験を重ね、早期のサービス本格開始を目指すフェーズとなります。
■ プロジェクト発足の経緯
株式会社クロスランゲージは、翻訳・通訳事業や翻訳システム企画・開発・販売事業などを手がけています。既に多くのWebサイトへ導入されている同社の翻訳ツールですが、画像内テキストに関しては『人の手による別言語バージョン作成と登録』が必須となっていました。
今回、伸び続ける市場からの画像内テキスト自動翻訳ニーズに応える形で、株式会社クロスランゲージはAIシステムコンサルティング・開発プロデュースを手がける株式会社レッジと提携。特に需要の多いLPやECなどの領域で自動翻訳・運用が行えるディープラーニング技術応用型新サービスの開発プロジェクトをスタートするに至りました。
■ システム構成に関して
本プロジェクトでは、現時点での構成として以下の形を採用。製品化にむけたブラッシュアップを行っています。
・DOMから画像パスを取得しサイト内全画像情報から『文字情報の含まれるもの』を選定
・さらに翻訳元として登録された言語以外の要素を排除(※ 日本語 ⇒ 中国語 翻訳を行う場合、翻訳元言語となる日本語表記の画像内テキストのみを抽出)
・ディープラーニング技術を活用し、テキスト情報の取得とセンテンス(文節)エリアの座標特定
・縦書き|横書きを認識
・クロスランゲージ翻訳エンジン※ へ原文をパスし、翻訳後文章を取得
・対象センテンス領域を背景色で塗りつぶし、フォントサイズを自動調整して文字画像を生成・合成
・最終的に合成された画像を元々のサイト内画像と置換し表示
※再翻訳、文章(翻訳前・後)修正、認識センテンスエリア再指定などの機能も搭載予定となります。
※クロスランゲージ社の独自翻訳エンジン。ユーザー辞書登録が可能なため、商品名など個別カスタマイズ必須なものも正しく訳すことができます。
■ 本プロジェクトの目的
2018年度だけでも前年度比200%超えと予想される越境ECの伸び、増え続ける国外からの需要と国内需要の中長期的な落ち込み予想。これらに対応するため、市場は小さくない変化を求められることになると予測されます。
一部の大手企業や官公庁を中心とした『やらなければいけないCSR的他言語翻訳対応』から、『より積極的にマーケットを広げていくための多言語翻訳』へ。
その変化をサポートし、推し進めていくことが本プロジェクトの目的となります。
■ 実証実験パートナーの募集について
現在、実際にWebサイトへ本プロジェクト開発中のツールを導入し実証実験を行っていただけるパートナー企業を募集しております。ご興味を持っていただけましたら、以下プロジェクト連絡窓口までご連絡ください。
パートナー企業募集に関するお問い合わせ先(Ledge.ai)
https://ledge.ai/contact/
■ 参画企業について
会社名 :株式会社クロスランゲージ(http://www.crosslanguage.co.jp/)
代表者 :福嶋 健一郎
所在地 :東京都千代田区紀尾井町3-6
事業内容:翻訳・通訳事業 翻訳システム企画・開発・販売、辞書構築・言語解析調査
会社名 :株式会社レッジ(https://ledge.co.jp/)
メディア:https://ledge.ai/
代表者 :橋本 和樹
所在地 :東京都品川区西五反田2-30-4 BR五反田 7F
事業内容:AIに特化したメディア運営、AIプロジェクトのコンサルティング
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