アイシン精機の乗り合い送迎サービス「チョイソコ」10地域に拡大、先進パイロット地域(経産省事業)のMaaS実証に技術協力
コガソフトウェア株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役:古賀 詳二)は、アイシン精機株式会社(本社:愛知県刈谷市、取締役社長:伊勢 清貴)が提供する乗り合い送迎サービス「チョイソコ」の運営趣旨に賛同し、システムパートナーとして技術協力しています。
「チョイソコ」は、高齢者を中心とした人々の健康維持・増進を目指した移動支援サービスです。高齢化が進む中で、"買い物難民"や自力での通院が困難である"医療難民"の増加が社会問題となっていますが、「チョイソコ」はこのような問題の解決に向け、地域の皆様と医療機関や公共施設、フィットネス・スーパーマーケット等の施設を結ぶ移動支援を行うことを目的としています。
「チョイソコ」は2018年7月に愛知県豊明市で実証実験を開始後、各地のトヨタ販売店と連携しながら地域の課題解決を目指して展開が進められており、群馬県明和町、兵庫県猪名川町への導入に続けて、この10月で導入地域が10地域を突破したところです。
(参考:アイシングループ ニュースリリース https://www.aisin.co.jp/news/2020/012291.html)
コガソフトウェアは、2012年よりデマンド交通システム「孝行デマンドバス」を運営し、全国各地で普及が進むデマンド交通・乗合タクシーの運行を支援しています。主に交通不便地域における高齢者からの電話受付や配車計画の効率化を実現し、外出促進による健康増進を目指しながら、国土交通省・総務省・復興庁などの国プロジェクトにも参画し、準天頂衛星「みちびき」など先進技術を活用した実証実験にも積極的に取り組み、公共交通のDXに向けてICTの社会実装を進めています。
「チョイソコ」には、プロジェクト開始当初より、デマンド交通に関する知見およびソフトウェア技術を提供しており、サービス標準化やスマートフォン乗車受付機能等の拡充をはじめとしたシステム開発に協力することで、複数地域での運用本格化に貢献しています。
また、経済産業省・国土交通省は、令和元年6月より新しいモビリティサービスの社会実装を通じた移動課題の解決及び地域活性化に目指す地域や企業を応援する「スマートモビリティチャレンジ」プロジェクトに取り組んでいます。令和2年度「先進パイロット地域」として16地域が選定された中、アイシン精機株式会社が実施主体となり、愛知県尾三地区南部における「需要側の変容を促す仕掛け」実証事業が選定されました。
コガソフトウェアはこの事業において、ビッグデータの蓄積・活用により到着時刻計算精度を向上させる機能およびアルゴリズムの開発、効果検証に技術協力することをお知らせします。
コガソフトウェアは、アイシン精機株式会社との相互協力のもと、交通不便地域の課題解決により一層貢献して参ります。
■「チョイソコ」2020年7月以降の実証運行開始地域
- チョイソコしぶし (鹿児島県志布志市) 運行開始日: 7月1日
- チョイソコおかざき (愛知県岡崎市) 運行開始日: 9月15日
- チョイソコこうた (愛知県幸田町) 運行開始日: 10月1日
- チョイソコかかみがはら (岐阜県各務原市) 運行開始日: 10月1日
- チョイソコりゅうおう (滋賀県竜王町) 運行開始日: 10月1日
- チョイソコごとう (長崎県五島市) 運行開始日: 10月1日
- チョイソコうんぜん (長崎県雲仙市) 運行開始日: 10月11日
■令和2年度「スマートモビリティチャレンジ」先進パイロット地域実証事業概要
要素 :C「需要側の変容を促す仕掛け」
地域 :愛知県尾三地区南部
テーマ :デマンド型交通による精度向上ダイナミックルーティング
実施主体 :アイシン精機株式会社
実施内容 :曜日、時間帯、天候、気温、運転手など運行時間に影響を及ぼす要素をビッグデータとして活用し、デマンド型交通(チョイソコ)の到着時刻計算精度を向上するとともに、他の移動サービスとの連携を行うことで、自動車からのシフトや混雑回避効果を検証する。
<参考リンク>
・経済産業省ニュースリリース
https://www.meti.go.jp/press/2020/07/20200731005/20200731005.html
・「スマートモビリティチャレンジ」キャンペーンサイト
https://www.mobilitychallenge.go.jp/
■本件に関するお問合せ先
コガソフトウェア株式会社
モビリティサービス部
(TEL) 03-3833-0733
(Email) kogasoftware@koko-bus.com
(Web) https://www.kogasoftware.com/
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