やさしい日本語化支援システムで多言語音声翻訳試作品コンテスト 総務大臣賞を受賞。東京都足立区などに Webサイト翻訳の機能を提供開始。
機械学習とプログラム処理により、やさしい日本語を自動的に生成 ( 特許出願中 )
総務省と国立研究開発法人情報通信研究機構「NICT」が主催する、第2回多言語音声翻訳コンテストの試作品 (PoC) コンテストの審査会が3月14日(土)開催され、アルファサード株式会社の「やさしい日本語化支援アプリ」が総務大臣賞 (最優秀賞) を受賞しました。また、やさしい日本語化支援の仕組みで Webサイトを自動翻訳するサービス「伝えるウェブ」を東京都足立区などに提供を開始します。
伝えるウェブ「多言語音声翻訳試作品(PoC)コンテスト」で、総務大臣賞 (最優秀賞) を受賞しました!
https://tsutaeru.cloud/news/poc-contest.html総務省|多言語音声翻訳コンテスト(第2回)の結果
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin03_02000296.html
試作品(PoC)コンテストレポート|多言語音声翻訳コンテスト
https://tagen.go.jp/report/report2019-poc.html
多言語音声翻訳コンテストは、世界の「言葉の壁」をなくす新しい製品・アプリ・サービスの試作品 (PoC) を募集するもので、期間中NICTの多言語音声翻訳技術をAPIを通じて利用できます。作品の評価ポイントは以下の3点です。
- 「言葉の壁をなくす社会」実現への貢献度
- アイデアの新規性
- 近い将来での技術的及び商業的な実現性
受賞作品: やさしい日本語化エンジンと多言語音声翻訳を組み合わせた「やさしい日本語化支援アプリ」
アルファサード株式会社では、自社開発のやさしい日本語化エンジン(伝えるウェブAPI :特許出願中)と多言語音声翻訳を組み合わせた「やさしい日本語化支援アプリ」を試作しました。
作品の概要 : 音声入力したテキストまたは入力されたテキストを一旦やさしい日本語化してから多言語翻訳し、元のテキストの翻訳結果を並べて表示して比較することができます。翻訳したテキストを日本語へ逆翻訳できます。テキストはすべて合成音声で読み上げ可能。多言語翻訳は英語、中国語、韓国語、インドネシア語、タイ語、ベトナム語に対応。
作品の特徴 : 語彙を制限して易しくする、文を短く分割する、文末表現を揃える、ふりがなを追加して分かち書きをすることができます。この機能により、多言語翻訳しなくても、簡単な日本語を理解している外国人や知的障害者に情報を伝えることができます。また、やさしい日本語化したテキストを多言語へ翻訳することで、誤訳を防げるケースなどもありました。
今後の展開と伝えるウェブについて
本試作品アプリで利用した「伝えるウェブAPI」は、すでに当サービス「伝えるウェブ」においてウェブサイトの「やさしい日本語化を支援するツール」として、すでに複数の企業・自治体のウェブサイトで導入いただいております。
今後は多言語翻訳や多言語音声翻訳の前処理、音声入力と組み合わせたり、API を開放してアプリやデジタルサイネージなどウェブ以外の他のサービスへの利用促進を図ります。また、登録辞書の充実により翻訳精度・わかりやすさのさらなる向上を推し進めてまいります。また、日本語教育への活用なども視野に入れ、今後サービスの拡充を推進します。
Webサイトのやさしい日本語化を東京都足立区などに提供開始
この試作品に利用しているシステムを利用したやさしい日本語化支援の仕組みで Webサイトを自動翻訳するサービス「伝えるウェブ」を2019年より提供しており、この度新たに東京都足立区などに提供を開始しました。Webサイト閲覧者はボタン一つで既存の Webページをやさしい日本語に変換し、ふりがなを追加したり分かち書きしたりできるようになります。
伝えるウェブの主な機能
- ウェブサイトのやさしい日本語化
- 管理画面でのやさしい日本語原稿作成支援機能
- やさしい日本語原稿の画像・PDF・HTML書き出し機能
- ふりがな作成機能
- フィーチャーフォン向けHTMLページ自動生成機能
- やさしい日本語・ふり仮名用カスタム辞書の登録機能
【主な導入先】
東京都足立区
https://www.city.adachi.tokyo.jp/
岩手県久慈市
https://www.city.kuji.iwate.jp/
西日本新聞社(新 移民時代 特設ページ)
https://specials.nishinippon.co.jp/special/new_immigration_age/
株式会社アクセスネクステージ (アクセス日本留学)
https://www.studyjapan.jp/
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