外国人が日本で生活する際に必要な基礎的な日本語コミュニケーション力を身につけるための教材

『いろどり 生活の日本語』 3月31日ウェブ公開

独立行政法人国際交流基金

 国際交流基金は、新たな在留資格「特定技能」等で来日する方をはじめとする外国人のための日本語教材『いろどり 生活の日本語』(初級1、2)を3月31日にウェブサイト上で公開します。

 
 この教材は、海外及び日本国内の日本語教育機関において、主として「特定技能」の資格等で来日する人のためのコースやクラスで活用されることを想定し、2019年8月に公開した「JF生活日本語Can-do」を学習目標に設定して制作しました。「JF生活日本語Can-do」は、日本語を母語としない外国人が日本での生活や仕事の場面で必要となる基礎的な日本語コミュニケーション力をCan-do ステートメント(「~できる」という課題遂行力を表す形)で記述したリストで、国際交流基金が2010年から公開している「JF日本語教育スタンダード」の理念や考え方に基づいて開発したものです。

 初めて日本で生活する学習者は、どのような日本語の能力を身につけておく必要があるのかを実践的に学ぶことができます。また、国内で、日本語を母語としない外国人を受け入れる機関や地域の方々に、日々の生活や仕事の中で必要となるコミュニケーションのレベルや方法を具体的に参照していただけることも期待しています。

【教材の特徴】
〇ウェブサイト上に公開しますので、世界中から自由に無料でアクセス・ダウンロードが可能です。
〇実際のコミュニケーションにおいて、どんな場面で何ができるかを、各活動の学習目標にしています。
〇豊富な音声ファイルを使った聴解や会話の練習、本物に近い素材を使った読解練習などを通じて、すぐに使える日本語力を着実に伸ばしていくことができます。
〇「入門」(2020年秋公開予定)「初級1」「初級2」の3部で構成され、「入門」は「JF日本語教育スタンダード」のA1レベル、「初級1、2」はA2レベルに相当しており、国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)の受験を考えている人にも役立ちます。
〇トピックや文法項目は、国際交流基金が制作した日本語コースブック『まるごと 日本のことばと文化』と緩やかに関連づけられています。
〇学習目標や問題指示文、説明などに付した英文部分を各国の言葉に置き換えた、現地語バージョン(主に東南アジア言語)も追って制作する予定です。

■『いろどり 生活の日本語』 https://www.irodori.jpf.go.jp/(3月31日公開)
■JF生活日本語Can-do https://www.jpf.go.jp/j/urawa/j_rsorcs/seikatsu.html
■国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic) https://www.jpf.go.jp/jft-basic/

【「いろどり」に込めた意味】
 「いろどり」には、「色をつける」という基本的な意味から派生して、「物事の様子や姿、形に変化を与え、美しさやおもしろみを増す」という意味もあります。日本での毎日が、隣人や同僚など身の回りの人たちとの会話や交流を通じて彩り(いろどり)豊かなものになることを願い、それを言葉やコミュニケーションの面からお手伝いしたいという想いを込めて、このタイトルをつけました。

【教材イメージ】

 

 


 

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会社概要

独立行政法人国際交流基金

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URL
https://www.jpf.go.jp/j/index.html
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都新宿区四谷1-6-4 四谷クルーセ1~3階 (「コモレ四谷」内)
電話番号
03-5369-6075
代表者名
梅本和義
上場
未上場
資本金
-
設立
2003年10月