Cloud Native Computing Foundationがcontainerdの卒業を発表

Alibaba Cloud、AWS、Cloud Foundry、Docker、Google、IBM、Rancher Labsが、エコシステムで最も広く採用されているコンテナランタイムの促進をサポート

Linux Foundation傘下のプロジェクトで KubernetesやPrometheusなどのオープンソース技術のホームであるCloud Native Computing Foundation (CNCF) は2月28日 (米国時間)、containerd がKubernetes、Prometheus、Envoy、CoreDNSに続く5番目の卒業プロジェクトになったと発表しました。

2018年2月28日サンフランシスコ発 – The Kubernetes®、Prometheus™などのオープンソース技術のホームであるCloud Native Computing Foundation®(CNCF® http://cncf.io/ )は、containerd ( https://containerd.io/ ) がKubernetes、Prometheus、Envoy、CoreDNSに続く5番目の卒業プロジェクトになったと発表しました。プロジェクトの成熟レベルをインキュベーション段階から卒業段階に進めるには、豊富な採用実績、ダイバーシティ、公式のガバナンス プロセス、およびコミュニティの持続可能性と包括性に対する強力なコミットメントを実証する必要があります ( https://github.com/cncf/toc/blob/master/process/graduation_criteria.adoc ) 。

Cloud Native Computing Foundation の CTO である Chris Aniszczyk は次のように述べています。

「2年ほど前にCNCFが受理してから、containerdは、基礎的なコンテナ技術に対する期待と大きな熱意を受け続けてきました。安定的なコア コンテナ ランタイムの開発とテストのためにCNCFコミュニティから多くの作業と協力が提供され、コミュニティの努力によってメンテナーと採用の基盤が拡大しました。そしてついに、外部セキュリティ監査を経てプロジェクトの卒業に至ったことに大変感激しています。」

2014年にDocker社で誕生したcontainerdは、Dockerエンジンの下層ランタイム マネージャーとしてその歩みを始めました。2017年3月にCNCFに受理されてから、containerdは、シンプル性、堅牢性、可搬性を強化して業界標準のコンテナ ランタイムに成長し、DockerエンジンとOCI runcエグゼキューターの間のレイヤーとして幅広く利用および採用されています。

Docker社のエンジニアで containerdのメンテナーでもある Michael Crosby氏は次のように述べています。

「すでに数百万のユーザーと数万の組織がDockerエンジンの一部として標準化の基礎にしていた containerd を CNCFコミュニティに提供したとき、我々の目標はこの堅牢で拡張性の高いランタイムを共有することでした。その目標をDockerプラットフォームやKubernetesエコシステムのような最新のコンテナ プラットフォームのニーズに対応するように拡大したことで、この数年でcontainerdの採用が増え、さらに革新が進んだことには大変満足しています。containerdの採用は増え続けており、我々はエコシステムを横断してコラボレーションを継続し、この業界を強力に前進させられることを期待しています。」

IBM Cloud Kubernetes Service(IKS)の技術理事であるDan Berg氏は次のように述べています。

「IBM Cloud Kubernetes Serviceは、当社の顧客に最高のマネージドKubernetesサービスを提供することに集中しています。そのために、我々のアーキテクチャーとIKSの運用態勢を洗練させることを常に目指しています。containerdへの移行は、当社が顧客に代わって構成、管理しているKubernetesアーキテクチャーの簡略化に役立ってきました。我々のコンテナ エンジンとしてcontainerdを採用することで、アーキテクチャーに追加すべきレイヤーが減り、顧客には運用性の強化とサービス パフォーマンスの向上というメリットがもたらされました。」

containerdは、受理されて以降、多彩なメンテナーとレビューアーを得てきました。Alibaba、Cruise Automation、Docker、Facebook、Google、Huawei、IBM、Microsoft、NTT、Teslaなどの多くの企業から14人のコミッター、4,406件のコミット、166人のコントリビューターが現在までに貢献しています。containerdのプロジェクト スタッツ、コントリビューター スタッツなどはDevStats ( https://containerd.devstats.cncf.io/d/8/dashboards ) で参照できます。

Alibaba Cloud社のシニア スタッフ エンジニアであるLi Yi氏は次のように述べています。

「containerdが受理されてから、Alibabaはこれを使い続けてきました。このプロジェクトが今回大きなマイルストーンに到達したことに感激しています。containerdは、オープンで信頼性が高いコンテナ ランタイムの共通基盤として重要な役割を果たしています。Alibaba Cloudでは、Kubernetes ServiceやServerless Kubernetesでcontainerdの簡潔性、堅牢性、拡張性を活用しています。Alibabaチームは、これからもCNCFコミュニティへのコミットメントを継続し、技術革新を進めていきます。」

インキュベーション段階を正式に卒業するために、このプロジェクトはさらにCNCF行動規範 ( https://github.com/cncf/foundation/blob/master/code-of-conduct.md ) を導入し、独立のセキュリティ監査を実行し、コミュニティの成長に資する独自のガバナンス機構 ( https://prometheus.io/governance/ ) を規定しました。また、containerdはCore Infrastructure InitiativeのBest Practices Badgeを獲得(そして維持 https://bestpractices.coreinfrastructure.org/ )することも必要でした。2018年9月1日に取得されたCIIバッジ ( https://bestpractices.coreinfrastructure.org/en/projects/486 ) は、コードの品質とセキュリティのベスト プラクティスに対する継続的義務を示します。

containerdについて

containerd ( https://containerd.io/ ) は、簡潔性、堅牢性、可搬性を重視した業界標準のコンテナ ランタイムです。containerdは、LinuxおよびWindowsのデーモンとして使用できます。
containerdは、イメージの転送と格納を初め、コンテナの実行と監視、低レベルの格納、ネットワーク アタッチメントなど、ホスト システムのコンテナ ライフサイクル全体を管理します。
プロジェクトのダウンロード、ドキュメント、および参加については、https://github.com/containerd/containerdにアクセスしてください。

CNCF関連サイト

CNCF Twitter https://twitter.com/cloudnativefdn/
containerd Twitter https://twitter.com/containerd?lang=en
CNCF ブログ https://cncf.io/news/blog
SlackでCNCFの会話に参加する https://slack.cncf.io/
CNCF ニュースレター https://www.cncf.io/newsroom/newsletter/

Cloud Native Computing Foundationについて

クラウド ネイティブ コンピューティングは、オープン ソースのソフトウェア スタックを使用してアプリケーションをマイクロサービスとして提供します。各パーツを専用のコンテナにパッケージングし、それらのコンテナを動的に組織化して、リソース利用を最適化します。Cloud Native Computing Foundation (CNCF) は、KubernetesやPrometheusをはじめ、クラウド ネイティブ ソフトウェア スタックの重要コンポーネントをホストしています。CNCFはコラボレーションのための中立な場であり、業界の優れた開発者、エンド ユーザー、およびベンダー (世界の大手パブリック クラウド プロバイダー、エンタープライズ ソフトウェア企業、各種の革新的スタートアップ企業など) が集結しています。CNCFは非営利組織The Linux Foundation傘下のプロジェクトです。CNCF の詳細については、www.cncf.ioをご覧ください。

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