グリーン・ヒルズ・ソフトウェアの自動車業界パートナー向けエコシステムに、アルガス・サイバーセキュリティ社が加盟
グリーン・ヒルズ・ソフトウェアの最適化されたC/C++コンパイラとArgus Control Flow Integrityが、2021年量産予定の車両のセキュリティとして採用されたことに伴い、新たな提携が実現
組込み系のセーフティとセキュリティの世界的リーダーであるグリーン・ヒルズ・ソフトウェアと、自動車用サイバーセキュリティの世界的リーダーであるアルガス・サイバーセキュリティは、クラス最高の技術プロバイダーであるグリーン・ヒルズのエコシステムにアルガスが加盟したことを発表しました。
今回の提携は、Argus Control Flow Integrity製品を、グリーン・ヒルズ・ソフトウェアの業界をリードする最適化されたC/C++コンパイラに統合することで、自動車業界のお客様との共同開発が成功したことにより実現しています。この共同ソリューションは、2021年から欧州OEMの車両の中で、安全性が重要視されるECUのセキュリティを保つことが期待されています。自動車業界では、ソフトウェアやコネクティビティへの依存度が高まるにつれ、サイバー攻撃を受けるリスクが増えてきています。グリーン・ヒルズC/C++コンパイラが従来より備えるセキュリティ機能と安全性に加えて、新たに統合したArgus Control Flow Integrityは、ルネサスRH850プロセッサファミリーを使用したAUTOSAR classicのデバイスに対応し、誤検知することなくバッファオーバーフローなどのサイバー攻撃からECUを防御します。
アルガス・サイバーセキュリティで製品担当バイスプレジデントを務めるNir Rozen氏は、次のように述べています。「Argus Control Flow IntegrityをGreen Hills Compilerに最適化することで、自動車用ソフトウェアのサイバーセキュリティを強化する開発の複雑さと工数の削減を可能にしました」
グリーン・ヒルズ・ソフトウェアでEMEA事業開発ディレクターを務めるChris Tubbsは、次のように述べています。「アルガス・サイバーセキュリティと共に仕事をすることになり、クラス最高の技術を提供する当社の豊富なエコシステムにアルガス・サイバーセキュリティが加わることを嬉しく思います」
Argus Control Flow Integrityは、アルガスが提供している多層防御構成のArgus Connected ECU ProtectionおよびArgus Core ECU Protection製品の中の一つのレイヤーであり、ISO 26262 ASIL Bに準拠したArgus Control Flow Integrityは、ブレーキやADASなどの安全が非常に重要視されるECUをサイバー攻撃から防御します。さらにArgus Control Flow Integrityは、AUTOSAR Classicだけでなく、高水準のオペレーティングシステムを使用したECUやベアメタルのECUでも動作します。
Green Hills Compiler[AN1] は35年以上にわたり、最速、最小、高信頼のコード生成によって、組込み業界をリードしてきました。ISO 26262 ASIL Dの認証を取得したGreen Hills Compilersは、安全システムやベアメタル、AUTOSAR Classic、OSEK、または上位レベルのOSを実行するECUに多く使用されています。Green Hills Compilerは、C、C++11、C++14、C++17、Embedded C++、GNU C/C++拡張を幅広いプロセッサでサポートしています。
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アルガス・サイバーセキュリティについて
自動車用サイバーセキュリティの世界的リーダーであるアルガスは、コネクテッドカーや商用車をサイバー攻撃から防御するための車載ソリューション、プロフェッショナルサービス、自動車用セキュリティオペレーションセンター(ASOC)を提供しています。自動車メーカー、Tier-1サプライヤー、フリート管理会社などが主要なお客様です。
アルガスの製品とサービスは既に量産開発に採用実績が有り、開発段階の車載部品や車載ネットワークだけでなく既販車も対象に、サイバー攻撃の防御、検知、および対応の支援をします。アルガスのプロフェッショナルサービスは、お客様がUNECE WP.29などのガイドラインや法規へ準拠するための支援をし、ライフサイクル全体に渡りサイバーセキュリティの実務とプロセスを導入するための各種コンサルティングサービスです。アルガスの革新的な方法論とソリューションは、数十年に及ぶサイバーセキュリティと自動車技術の研究に基づくものであり、この分野では申請中を含めて66件以上の特許を有しています。
2013年に創業したアルガスは、イスラエルのテルアビブに本社を置き、ミシガン、シュトゥットガルト、東京、ソウルに事務所を置いています。アルガスは、自動車用ソフトウェア製品およびサービスの大手であるElektrobit傘下の独立した会社です。アルガス・サイバーセキュリティの詳細については、https://www.argus-sec.com/ をご覧ください。@ArgusSec | LinkedIn
グリーン・ヒルズ・ソフトウェアについて
1982年に創業したグリーン・ヒルズ・ソフトウェアは組み込み分野においての安全性とセキュリティに関して世界的なリーダーです。2008年に開発したグリーン・ヒルズ・ソフトウェアのINTEGRITY®-178は、NIAP(NSAとNISTで構成のNational Information Assurance Partnership、国家情報保証パートナーシップ)からセキュリティ規格EAL6+のHigh Robustnessの認定を受けた最初にして唯一のオペレーティングシステムとして、これまでのあらゆるソフトウェア製品の中で最高レベルのセキュリティを実現しています。グリーン・ヒルズ・ソフトウェアのオープン・アーキテクチャー統合開発ソリューションは、機能安全認証が必要な軍事・航空、医療、工業、自動車、ネットワーク、コンシューマーその他マーケット向けの高度な組み込み型で絶対的な安全性を持ち、高い信頼性のアプリケーションに対応します。本社は米カリフォルニア州サンタバーバラ、欧州本社は英国にあり、アジアパシフィック(APAC)の本社は東京にあります。グリーン・ヒルズ・ソフトウェアの詳細はwww.ghs.com をご参照ください。
Green Hills、Green Hillsロゴ、及びINTEGRITYは、米国内外においてGreen Hills Softwareの商標もしくは登録商標です。他のすべての商標はそれぞれの所有者の所有物です。
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