[Frich for Braves] ~ファンとの助け合いで「コロナ後」の環境変化に対応へ ~ 飲食店やホテル/旅館等むけ招待制クラウドファンディング

お気に入りのお店を「先払い」で支援。支援金額+〇%のリターンを受け取る招待制クラウドファンディング開始のお知らせ

Frich株式会社

一見さんお断りの地方の名店から、創業430年の老舗旅館、そして落語家まで。
コロナ禍によって影響を受けた事業主さまの「コロナ後」の持続可能なビジネスモデル転換をサポートする仕組み。
ファンと事業主による招待制クラウドファンディングサービス「Frich for Braves」 (ブレイブス) を本日から開始しました。
 2020年5月末現在、全国で緊急事態宣言が解除となり、経済活動が徐々に再開されつつあります。緊急事態宣言下では、SNSやクラウドファンディングを中心として飲食店等を支援する活動が草の根的に拡がり、多くの事業者がその「助け合い」によって救われてきました。
しかし、だんだんと明らかになってきているのは、緊急事態宣言解除後であっても、接遇・体験等をベースとする事業者は、感染予防等の観点からもはや「コロナ以前」に戻ることは出来ず、否が応でもビジネスモデルそのものを転換して生き残らなければならない状況にあるということです。
また、現時点の「助け合い」のあり方も、緊急事態における一時的なものから、継続的・持続可能なものに徐々にシフトしていかなければならない状況になってきています。


*各種事業化検討の結果、前回リリース時から変更点があります*

1 概要
 飲食店やホテル/旅館の事業主さまが、ファンや常連さん中心に招待制・月額制で支援を募り、そのリターンとして支援金額に一定のプレミアムを追加したクーポンを渡すクラウドファンディングサービスです。
事業主さまは、毎月一定の支援(キャッシュ)が得られる仕組みがあることで、従来よりもキャッシュフローが安定するビジネスモデルに転換できます。また、それがコロナウィルス「第二波」、「第三波」に備えることにも繋がります。
<Frich for Braves(ブレイブス)の概要>
 https://braves.frich.jp/


(1)対象
  ①支援を募集する人(オーナー)
   飲食店、ホテル/旅館、バー、観光施設などコロナ禍によって経営が困難になっている事業者さま
  ②支援する人(メンバー)
   上記事業者さまの常連、ファンの方々
(2)期間
  2020年5月29日 ~ 2020年12月31日
  *2021年1月以降は、お客様のご利用状況等を総合的に勘案し、継続可否を決定します。
(3)スキーム
  オーナーが自らを支援してもらうための「プロジェクト」を立ち上げ、メンバーはそのプロジェクトに対して毎月一定額の支援金を支払います。オーナーは、メンバーに対し、そのリターンとして自らの店舗等で利用できるクーポン(支援金額に一定のプレミアムを付加したもの)を渡します。
なお、支援目標額の設定はありません。支援金は(4)の料金を除いた金額が毎月支払われます。
(4)料金
  ①オーナー
   ・クーポンに付加した一定のプレミアム分(具体的な%はプロジェクト立ち上げ時に選択)
   ・サービス手数料: 0%(通常15%のところ、2020年12月31日までは無料)
   ・決済手数料  : 5%
   ・振込手数料  : 300円/回
  ②メンバー
   無料


2 特徴
(1)「設定がかんたん」:支援開始に必要な作業はほとんど選択式。面倒な検討作業が必要ありません。
(2)「オーナーによる招待制」:ブランディングに配慮しつつ、支援依頼対象者を絞ることが出来ます。
(3)「毎月の継続支援」:毎月継続課金型で、オーナーとメンバーとの継続的な助け合いをサポートします。
(4)「プレミアムつきのクーポン」:メンバーは支援額に一定のプレミアムが付いたクーポンがもらえます。


3 支援金入金サイクル
 毎月1日に支援金が決済され、当月末頃にはオーナー指定の口座に入金されます。


4 ご導入いただいた飲食店、ホテル、個人事業主さま
 招待制による非公開設定もできるので、支援を募りにくい一見さんお断りの地元の名店、老舗旅館、落語家さまといった方々にも安心してご利用いただけます。
*今回「他の方々のためになるなら」とのことで一部の参加事業者さまに特別にお名前とコメントをお寄せいただきました。
(1)ホテル/旅館
創業430年余の老舗旅館「伊香保温泉 福一」(群馬県渋川市伊香保)
https://www.fukuichi.jp/

「4月に入ってから、当館はもとより、伊香保中が静寂に包まれております。長らく伊香保におりますが、こんな伊香保は見たことが無く、大変寂しい限りです。新型コロナウィルスという目に見えない敵と戦っているのですから無理もありません。しかしながら、このまま指をくわえて過ごすわけにも当然いきません。
振り返れば、私どもはお客様にやすらぎとご安心をお届けすることを生業とし、今日までおもてなしに取り組んで参りました。創業は400年超を数えますが、先人達が大切に守り抜いた伝統を継承しつつ、時を同じくして時代に合わせ、変化と革新をたゆまず続けて参りました。
この苦難に立ち向かい、後世にも引き続き生き残り、そしてなによりもお客様に愛され続けるために将来の思案にくれていたところ、今回のクラウドファンディングのお話しに出会いました。長い歴史の中での新しい取り組みですが、その考えに大変共鳴しましたので、思い切って参加させていただきました。」(接客・販売管理部長 佐藤 さま)
(2)飲食店
黒木食鳥~地頭鶏店(宮崎県都農町に6月中に開店する新店でのご参加)

 

「尾鈴山を遠くに眺め、眼下には太平洋が広がる自然に囲まれた場所宮崎県川南町に我々の養鶏場があります。祖父の代から続く食肉加工業は、設立から今年で34年目となります。
​養鶏場の近くには小さな加工場も併設しており、自社で育てた地頭鶏を新鮮なまま調理し、その場で食して頂ける地頭鶏店を、数名の従業員と家族で経営していました。おかげさまで地元の方々に大変御贔屓にしていただいていましたが、新型コロナウィルスの影響もあり、お店は5/5で閉店することとなりました。ただ、6月から都農町に新店舗を構える直前の出来事でした。不安と課題は山積みですが、負けたくはありません。都農町の新店舗ではこの新たな仕組みを活用させて頂き、なんとか不透明な現状を打ち破りたいと思っています。」(代表 黒木 学さま)
(3)個人事業主さま
元力士で初代林家三平の内弟子「落語家 林家源平」(東京都)
https://hayashiyagenpei.wixsite.com/hayashiya

「寄席から笑いが消えるなんて想像したことすらありませんでした。介護落語で全国各地の介護現場を元気づけたいと飛び回ってきましたが、肝心の今それが出来ません。介護現場の方々の苦労を思うと心が痛みます。最近では若い落語家も出てきて、彼らはyoutubeなどのツールをうまく活用しています。僕ら年寄りも頑張って若手の真似をしなきゃと思って、いま必死でyoutubeにアップする動画を撮影しています。招待制で支援者を限定できるクラウドファンディングというのは良い取組みだと思います。僕みたいな古い芸人はこういう取り組みを見ると、変なプライドが邪魔をするので、なかなか一歩を踏み出せません。でも僕がその一歩を踏み出すことで、1人でも多くの芸人がこっそり真似してくれたら嬉しいなと思って参加することにしました。参加自体は無料だしね。」


5 P2P保険プラットフォーム事業との関係について
 当社は、新型コロナウィルス発生以降、世界は「有事」になったとの認識をもっております。
保険は、有事に備えるため「平時に保険料を支払い、有事に保険金を受け取る」というものですが、すでに「有事」となった現在、従来型の保険で有事に困っている人をサポートすることは、仕組み上、難しい側面があります(*逆選択の問題)
当社は、「保険」の発想を「有事に”先にお金を受け取り”、平時に”お金を払う”」にダイナミックに転換する必要があると考えており、それが Frich for Braves の取組みに繋がっています。今後、社会が平時に戻れば、Frich for Bravesで有事に備えることの重要性を体感した方々がP2P保険ユーザーとなり、相互扶助の良質なコミュニティがさらに拡大していくと考えています。
*保険事故の発生する確率の高い契約者が保険契約すること。逆選択を適切に取り扱うことが持続的かつ安定的な保険制度を支えている。



6 サービス開始にあたってのコメント(Frich株式会社 代表取締役 富永源太郎)
 Frichは、持続可能な助け合いの仕組みを考えている会社です。従来の枠組みであれば、保険や共済に関する事業を考えている会社となります。
しかし、それらは公益性の観点から安定的な事業運営が求められており、そのため「逆選択の適切な回避」という宿命を背負っています。我々からすると、従来の仕組みに拘泥すれば、今まさに目の前で困っている人を救いたいのに救えないというジレンマがどうしても発生してしまいます。今回、我々は議論を重ね、その「保険の宿命」をクラウドファンディングの考え方によって乗り越えられないだろうかと考えました(5参照)。
ただ一方、従来型のクラウドファンディングでは、多くの方を巻き込んで一時的に盛り上がりはするものの、「継続的に助け合う」というFrichが最も大切にしたいコンセプトをうまく満たせないのではとも考えました。
そこで、大事な2割を抑えると全体の8割を抑えることになるという「パレートの法則」に基づいて、ファンや常連さんといったお互いの顔が見える関係者に限定した(あえて大事な2割に限定した)招待制かつ継続課金型のクラウドファンディングとして「Frich for Braves」をご提供させていただくことにしました。
この仕組みは、京都の一見さんお断りのお店がなぜ長年にわたって繁栄しているのかに着想をえたものです。むやみに拡大しようとせず、大切な方を大切にすることが、結果的に事業者に持続可能な発展をもたらしている。日本に古くからあるそのような仕組みが、デジタル上においても手軽で継続的な助け合いの仕組みとして根づいてくれることを期待しています。


7 Frich for Bravesへの参加について
 本サービスの理念に共感していただける方は是非こちらから無料会員登録をお願い致します。
 https://braves.frich.jp/
 *オーナー会員をご希望される事業主さまは、上記でWEB完結にてお申込みいただくことができ、支援開始は最短即日可能です。


8 Frich株式会社について
 2019年9月にPlug and Play Japanから日本初の資金調達を行い、2020年1月には東京都金融賞 金融イノベーション部門で第1位を獲得。2020年4月9日からは、規制のサンドボックス制度下において日本初となる特例措置つきでP2P保険プラットフォーム(https://frich.jp/)の実証実験を実施中。既存の仕組みでは保険引受が難しいような分野であっても、テクノロジーを活用することで「助け合い」の仕組みを成立させることを目指している。
設立  :2018年1月
創業者 :富永 源太郎
事業概要:P2P保険プラットフォーム事業
URL  :https://frich.co.jp/
youtube:https://www.youtube.com/watch?v=X0_aukpJltA

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会社概要

Frich株式会社

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業種
サービス業
本社所在地
東京都港区新橋3-9-10 天翔新橋ビル8階 東京都港区新橋3-9-10 天翔新橋ビル8階
電話番号
050-5328-5495
代表者名
富永源太郎
上場
未上場
資本金
2億7000万円
設立
2018年01月