日本におけるFair Market Value導入における課題が明らかに 事前アンケート調査結果を発表
SmarTrial株式会社(本社:東京都、代表取締役:長谷部 靖明、以下「SmarTrial」)は、2025年4月14日に開催したウェブセミナー「日本におけるFair Market Value(FMV)の導入に向けた課題と展望」において発表した、依頼者(製薬企業・CRO等)および医療機関を対象に実施した事前アンケート調査の結果を公表しました。
調査概要

対象 |
依頼者向け88件、医療機関向け44件 |
調査方法 |
オンラインアンケート |
調査内容 |
FMV(Fair Market Value)に基づく費用算定に関する導入状況と課題認識 |
調査結果サマリー / 依頼者向け

依頼者向けアンケート結果から、FMV導入に対する関心が確実に高まっていることがわかりました。導入済み(25.0%)と未導入だが検討中(40.9%)を合わせると、約3分の2に達しています。一方で、導入に向けた課題としては、「社内での手順が未整備」(56.8%)が最も多く、続いて「施設から反対される懸念」(43.2%)が挙げられました。この結果から、社内準備の整備に加え、施設側への理解促進がFMV導入普及の鍵であることが示されています。
調査結果サマリー / 医療機関向け

医療機関向けアンケートでは、多くの施設(77.3%)が依頼者からFMV導入の打診を受けている一方、導入済みは20.5%にとどまっています。ただし、検討中の施設が約半数(54.5%)存在するため、今後導入が広がる可能性があることがわかりました。課題としては、「依頼者から提示された価格の妥当性に不安がある」(52.3%)が最も多く、施設側への理解を深める取り組みが重要であることが明らかになりました。また、「費用算定に関する業務工数の増加懸念」(45.5%)も多く挙げられ、効率的な運用設計が求められていることが示されています。
SmarTrial代表の長谷部は、次のように述べています。
「今回の調査から、FMV導入に向けた関心の高まりとともに、依頼者・医療機関それぞれが異なる課題を抱えていることが明らかになりました。施設側への理解促進と、業務効率化の両面から支援することが、FMV導入普及の鍵になると考えています。今後、SmarTrialとしては、依頼者・医療機関双方の理解促進をサポートするとともに、現在のFMV対応機能をさらに拡張し効率的な運用を支援するための機能開発にも取り組んでまいります。」
臨床試験プロジェクト管理サービス SmarTrial について
SmarTrial は臨床試験のプロジェクト管理に特化したクラウドサービスです。 被験者の予定や TODO 等を医 療機関と依頼者 (CRO) で共有管理することで、臨床試験の業務効率化を実現しつつ QMS と被験者リクルー トを向上します。
サービスホームページ : https://lp.smartrial.jp
サービスお問い合わせ窓口: https://lp.smartrial.jp/inquiry
SmarTrial 株式会社 概要
会社名: SmarTrial 株式会社
所在地:東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル 6F Inspired Lab
設立 2018年4月20日
代表者:代表取締役 長谷部靖明
コーポレートサイト: https://lp.smartrial.jp/company
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