独立系VCのエースタート、宇宙ベンチャーに特化した「スペーステック3号ファンド」など計60億円の新規ファンドをローンチ。累計運用総額は175億円に。
エースタートは、2017年より宇宙スタートアップへの出資を開始し、2019年には日本初となる宇宙ベンチャー特化型投資ファンド「スペーステック1号ファンド」を組成するなど、宇宙業界における草分け的なVCの1社として業界を牽引してきました。今回はそのコンセプトを引き継いだ3号目のファンドとなっています。
「スペーステック3号ファンド」の規模は40億円。わずか約1ヶ月という限定的な募集期間でしたが、銀行などから出資を集め、当初予定枠を早々に超過。昨今の宇宙業界への期待と人気の高まりを象徴するファンドレイズとなりました。
エースタートは、複数の企業を上場に導いた渡邊一正が2015年に設立した独立系ベンチャーキャピタルで、「事業家系」という独特のポジションを取り、経営実務経験に基づいて、特にIPOに向けた体制やシナリオ作りなど、出資先企業と同じ目線で伴走することを特徴としています。
尚、同社は創業以来、技術系ベンチャーに投資する「@tech(エーテック)ファンド」も併行して運用してきており、その最新号となる20億円の「@tech3号ファンド」も今回同時にローンチしています。
(写真:これまでにスペーステックファンドが出資してきたシンスペクティブ社のSAR衛星StriX)
【ファンドの概要①】
通称:スペーステック3号ファンド
登記名称:SPエースタート1号投資事業有限責任組合
ファンド総額:40億円
投資対象:日本発の技術をコアにした宇宙ベンチャー企業
無限責任組合員:株式会社エースタート
【ファンドの概要②】
通称:@tech(エーテック)3号ファンド
登記名称:ライドオン・エースタート3号投資事業有限責任組合
ファンド総額:20億円
投資対象:日本発の技術系ベンチャー企業
無限責任組合員:株式会社エースタート
【株式会社エースタートの概要】
社名:株式会社エースタート
代表者:代表取締役 CEO 渡邊 一正
所在地:東京都港区三田3-5-27 住友不動産三田ツインビル西館 17 階
事業内容:ベンチャー企業への投資、ファンドの運用
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