有機半導体レーザーのKOALA TechがシリーズBをファーストクローズ、地元九州から調達を拡大。2月1日からnano tech 2023に出展。
株式会社KOALA Tech(福岡市西区、代表取締役:藤原 隆)は、既存リード投資家であるBeyond Next Ventures株式会社を含む計4社を引受先とする第三者割当増資を実施しました。大手企業との共同研究開発などにより有機半導体レーザーの社会実装を加速するためのシリーズB資金調達のファーストクローズとなります。
既存投資家である株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ、新生企業投資株式会社に加え、佐賀銀行傘下の株式会社佐銀キャピタル&コンサルティングが新たに参画しました。地元九州でパートナーを拡充し、世界に先がけて実用化を進める有機半導体レーザーを、九州からグローバルマーケットへ届けていくことを目指します。
株式会社KOALA Techは2月1日(水)から3日(金)まで東京ビッグサイトで開催されるnano tech 2023に出展します。(小間番号:2G-26)
■資金調達によりアライアンスを深化させ開発を加速
スマートグラスなどのXRデバイスが私たちの日常生活へ普及していくためには、デバイスの小型化や軽量化が欠かせません。有機半導体レーザーは、センサーやディスプレイの光源として、「小さくて軽いスマートデバイス」で重要な役割を果たす次世代キー技術です。
九州大学・安達千波矢教授らの研究チームによる世界初の学術実証を受けて、2019年から実用化を目指した開発を進めています。現在は、複数の大手企業との共同開発により、性能向上やサンプル製作を行うフェーズに入っています。
技術の革新性やグローバルマーケットへ打って出る潜在性などを背景として、2022年3月には経済産業省「J-Startup KYUSHU」の33社に、数少ないディープテック企業として選出されました。
大手企業とのアライアンスを深化させながら実用化を加速していくため、シリーズB資金調達の実施にあたり、既存投資家3社に加え、九州発スタートアップの育成支援に積極的に取り組む佐銀キャピタル&コンサルティングが参加し、まずはファーストクローズを迎えたものです。
■有機半導体レーザーの適用が期待される製品・機能例
XRデバイスのセンサー光源やディスプレイ光源
生体認証、アイトラッキング、バイタルなどのセンシング光源を小型化・軽量化したり、局面に配置したりできるレーザーをディスプレイ光源に使うことで、より精細な画像を実現できる
生体認証などのセンシング機能を持った有機ELディスプレイパネル
有機ELと技術的共通点が多いという特長を生かし、スマートフォンなどのディスプレイに、表示だけでなくセンシングの機能を持たせることができる
ウェアラブルなヘルスケアデバイスのセンサー光源
可視~近赤外域で任意の波長を選べる上、複数の光源を並べたり、局面に配置できたりする特長を生かし、デバイスをより小型化・軽量化できる
■引受先と代表者のコメント
株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ
代表取締役 吉田 泰彦
前回のシリーズAの資金調達に続き、今回も追加出資させていただきました。 世界初の技術を保有するKOALA Tech社は、次世代のディスプレイやスマートグラス等において、グローバル市場の変革をリードする大きなポテンシャルを持っています。今後の更なる発展のためにFFG一体となってサポートし、同社の経営陣と伴走していくことを心から楽しみにしております。
Beyond Next Ventures株式会社
パートナ― 橋爪 克弥
KOALA Tech社が開発を進める有機半導体レーザーは、現在普及している無機半導体レーザーでは困難な波長でのレーザー発振、製造の低コスト化、デバイスの小型化などを可能にする技術です。次世代のレーザーとして、生体認証やディスプレイなど様々な領域での応用が期待されており、国内外の市場で大きなポテンシャルを秘めています。当社はKOALA Tech社の創業から支援を行ってきており、世界初の技術の事業化に向け、更なる成長を期待しています。
株式会社佐銀キャピタル&コンサルティング
代表取締役 富永金吾
今回、KOALA Tech社に新規出資できたことを大変嬉しく思います。有機半導体レーザーダイオードには光の世界を変える多大なポテンシャルがあると考えており、当社にはそれを実用化できる多様性のあるチーム・世界最先端の研究環境があると判断して出資に至りました。今後は佐賀銀行グループ一体となってご支援させて頂きます。
新生企業投資株式会社
ディレクター 大目晃弘
KOALA Tech社が実現に向けて取り組む有機半導体レーザーは次世代のレーザー光源としてこれまでのテクノロジーではなしえなかった課題を解決することが期待されています。今回の資金調達を通じて共同研究等による開発を加速させ、様々な製品に有機半導体レーザーが実装されていく未来が実現されることを楽しみにしています。日本にとどまらずグローバルでの展開を目指すKOALA Tech社の成長に一層の貢献ができますよう弊社として支援して参ります。
株式会社KOALA Tech 代表取締役 藤原 隆
既存の株主様および新規株主様から多大なるご期待とご支援を頂きましたことに心より感謝申し上げます。私たちが世界に先駆けて実用化を目指す有機半導体レーザーダイオードは、有機材料ならではの「どこにでも配置できる」「自由に発振波長をえらべる」「超集積ができる」といった特徴から、より多機能でよりコンパクトなレーザー光源を提供することができます。この技術的なアドバンテージから、生体認証、ヘルスケア、ディスプレイなど様々な分野において技術実装の期待が高まっています。 有機半導体レーザーの実装に向け、当社はこれまで、独自の技術開発に加え、国内外の複数企業との協業アライアンスを構築し共同開発を進めております。今回調達した資金をもとに、性能向上および試作へ向けた共同開発に開発リソースを集中し、開発とアライアンスの深化を加速させ、1日も早い事業化を目指します。
会社概要
会社名:株式会社 KOALA Tech
所在地:福岡県福岡市西区九大新町4-1
代表者:代表取締役 藤原 隆
設 立:2019年3月
資本金等: 5億2,575万円(資本準備金含む)
URL:https://www.koalatech.co.jp/JP/index.html
株式会社KOALA Techは2月1日(水)から3日(金)まで東京ビッグサイトで開催されるnano tech 2023に出展します。(小間番号:2G-26)
■資金調達によりアライアンスを深化させ開発を加速
スマートグラスなどのXRデバイスが私たちの日常生活へ普及していくためには、デバイスの小型化や軽量化が欠かせません。有機半導体レーザーは、センサーやディスプレイの光源として、「小さくて軽いスマートデバイス」で重要な役割を果たす次世代キー技術です。
九州大学・安達千波矢教授らの研究チームによる世界初の学術実証を受けて、2019年から実用化を目指した開発を進めています。現在は、複数の大手企業との共同開発により、性能向上やサンプル製作を行うフェーズに入っています。
技術の革新性やグローバルマーケットへ打って出る潜在性などを背景として、2022年3月には経済産業省「J-Startup KYUSHU」の33社に、数少ないディープテック企業として選出されました。
大手企業とのアライアンスを深化させながら実用化を加速していくため、シリーズB資金調達の実施にあたり、既存投資家3社に加え、九州発スタートアップの育成支援に積極的に取り組む佐銀キャピタル&コンサルティングが参加し、まずはファーストクローズを迎えたものです。
■有機半導体レーザーの適用が期待される製品・機能例
XRデバイスのセンサー光源やディスプレイ光源
生体認証、アイトラッキング、バイタルなどのセンシング光源を小型化・軽量化したり、局面に配置したりできるレーザーをディスプレイ光源に使うことで、より精細な画像を実現できる
生体認証などのセンシング機能を持った有機ELディスプレイパネル
有機ELと技術的共通点が多いという特長を生かし、スマートフォンなどのディスプレイに、表示だけでなくセンシングの機能を持たせることができる
ウェアラブルなヘルスケアデバイスのセンサー光源
可視~近赤外域で任意の波長を選べる上、複数の光源を並べたり、局面に配置できたりする特長を生かし、デバイスをより小型化・軽量化できる
■引受先と代表者のコメント
株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ
代表取締役 吉田 泰彦
前回のシリーズAの資金調達に続き、今回も追加出資させていただきました。 世界初の技術を保有するKOALA Tech社は、次世代のディスプレイやスマートグラス等において、グローバル市場の変革をリードする大きなポテンシャルを持っています。今後の更なる発展のためにFFG一体となってサポートし、同社の経営陣と伴走していくことを心から楽しみにしております。
Beyond Next Ventures株式会社
パートナ― 橋爪 克弥
KOALA Tech社が開発を進める有機半導体レーザーは、現在普及している無機半導体レーザーでは困難な波長でのレーザー発振、製造の低コスト化、デバイスの小型化などを可能にする技術です。次世代のレーザーとして、生体認証やディスプレイなど様々な領域での応用が期待されており、国内外の市場で大きなポテンシャルを秘めています。当社はKOALA Tech社の創業から支援を行ってきており、世界初の技術の事業化に向け、更なる成長を期待しています。
株式会社佐銀キャピタル&コンサルティング
代表取締役 富永金吾
今回、KOALA Tech社に新規出資できたことを大変嬉しく思います。有機半導体レーザーダイオードには光の世界を変える多大なポテンシャルがあると考えており、当社にはそれを実用化できる多様性のあるチーム・世界最先端の研究環境があると判断して出資に至りました。今後は佐賀銀行グループ一体となってご支援させて頂きます。
新生企業投資株式会社
ディレクター 大目晃弘
KOALA Tech社が実現に向けて取り組む有機半導体レーザーは次世代のレーザー光源としてこれまでのテクノロジーではなしえなかった課題を解決することが期待されています。今回の資金調達を通じて共同研究等による開発を加速させ、様々な製品に有機半導体レーザーが実装されていく未来が実現されることを楽しみにしています。日本にとどまらずグローバルでの展開を目指すKOALA Tech社の成長に一層の貢献ができますよう弊社として支援して参ります。
株式会社KOALA Tech 代表取締役 藤原 隆
既存の株主様および新規株主様から多大なるご期待とご支援を頂きましたことに心より感謝申し上げます。私たちが世界に先駆けて実用化を目指す有機半導体レーザーダイオードは、有機材料ならではの「どこにでも配置できる」「自由に発振波長をえらべる」「超集積ができる」といった特徴から、より多機能でよりコンパクトなレーザー光源を提供することができます。この技術的なアドバンテージから、生体認証、ヘルスケア、ディスプレイなど様々な分野において技術実装の期待が高まっています。 有機半導体レーザーの実装に向け、当社はこれまで、独自の技術開発に加え、国内外の複数企業との協業アライアンスを構築し共同開発を進めております。今回調達した資金をもとに、性能向上および試作へ向けた共同開発に開発リソースを集中し、開発とアライアンスの深化を加速させ、1日も早い事業化を目指します。
会社概要
会社名:株式会社 KOALA Tech
所在地:福岡県福岡市西区九大新町4-1
代表者:代表取締役 藤原 隆
設 立:2019年3月
資本金等: 5億2,575万円(資本準備金含む)
URL:https://www.koalatech.co.jp/JP/index.html
すべての画像
- 種類
- 経営情報
- ビジネスカテゴリ
- 電子部品・半導体・電気機器化学
- ダウンロード